11/11(月)〜11/17(日)の記録です。 先週中野ブロードウェイを散策したことで自室の蔵書がまた増えたので、整理するために昔読んだ本を数冊引っ張り出して確認する作業を行い、最終的につげ義春の短編集三冊と水木しげるの『猫楠』『ヒットラー』を読み返しただけで結果何も変わらず今までの状態が維持されることとなりました。ワロエナイ。 収穫があるようでないような作業でしたが、折角なので今回はつげ義春短編漫画の中でお気に入りの作品について色々書きたいと思います。 つげ義春短編作
待ち遠しかったぜ。中野ブロードウェイ! 2か月ほど前に友人と足を運んだ際にも色々書きましたので、よろしければご覧ください。 現場の写真(を大いに含む独り言)集 中野駅に蒸…到着。 普段は階段で四階に直行するのですが、今回はお腹が減っていたのでまず地下へ。特大サイズの虹色ソフトクリームで有名なデイリーチコに行き、小サイズの単色ソフトクリームをいただきました。 周りを見回したらカップで注文してるのが漏れだけだったので一抹の疎外感を覚えましたが、美味しかったのでOKです。
文化祭で忙しくて今週投稿厳しいそす
10/21(月)〜10/27(日)の記録です。 今週は『第三の男』を観て『イノセンス』を2周して二週間前に観た『GHOST IN THE SHELL』をおさらいで1周流し観て『目玉の話』と『眼球譚』の読み比べをしていたら一週間が終わりました。 ということで今回は『第三の男』の紹介と『眼球譚』の話です。押井作品ズはとりあえずあと10回くらいは観たいので一旦保留にします(半笑い) 『第三の男』の話 鑑賞のきっかけはもちろんコレ⤵ 前から気になっていた作品の一つ。オーソン
遅くなりましたが10/14(月)~10/20(日)の記録です。 先週はレンタルした映画やアニメをたくさん観ることができて満足したので、今週は読み溜めていた本をたくさん読むぞ!と5冊くらい引っぱり出して張り切っていたのですが、結局最後まで読み終えたのはたったの一冊だけ。頑張れば1日で何本も観れる映像作品に慣れてしまったので、能動的に文字を追わないと進まない本に接する感覚が鈍ってしまいました。 …というのは嘘で… 本当は「久しぶりに裁縫に手を出したら面白くて中々やめられなかっ
10/7(月)~10/13(日)の記録です。 チャップリン作品集 TSUTAYAでレンタルしてきました。 淀川長治オリジナル解説映像付き(!)のこちらDVDには、チャールズ・チャップリンの映画初出演作である1914年公開の短編サイレント映画『成功争ひ』をはじめ、『ヴェニスの子供自動車競走』『メーベルの結婚生活』などの ザ・キーストン・ドタバタ・コメディ的作品が多数収録されています。 まず驚いたのが、一瞬でも目を離すとすぐに置いて行かれそうになるとんでもないスピード感。
9/30(月)~10/6(日)の記録です。 ようやく読み終わったぞ!! 国語の教科書をパラパラ捲っていたら見つけた学問のすゝめからの抜粋「国法の貴きを論ず」が非常に面白かったので、これは実物を拝見しなくては…と本屋に買いに行ったのがほぼ半年前。随分読むのに時間がかかってしまいましたが、ユーモアあふれる(時としてかなり辛辣な)語り口のおかげで最後まで全く飽きずに読むことができました。 ちなみに読み終わるころには「〇〇せざるべからざるなり」的な文語体特有の回りくどい強調表現
本屋で目に留まり、面白そうだからとあまり深く考えずに購入した本。正直に申し上げるとサングラスをかけた小粋なアシㇼパさんとその愉快な仲間たちのおかげで大体の内容の予想はついていたのですが、あえて目次などを確認することなく勢いで手に入れてしまいました。 …という言い訳はさておき、さっそく本題に入ります。 『アイヌ民譚集』の話 パナンペ説話はいわゆる「隣の爺型民話」と呼ばれる日本昔話にそっくりな形式を持つアイヌの昔話の一つで、アシㇼパさんの言葉をそのまま借りると「いつもパナン
世の中には三種類の人間がる。 積読する人間、積読しない人間、そして積読”できない”人間だ。 かくいう私は間違いなく三番目のタイプに当てはまるのですが、要は「躊躇せず気になる本に手を出し続けていった結果、自分の読書スピードでは対処しきれずに読みかけの本が大量発生する」というちょっと考えれば誰でもわかる結末から抜け出せないタイプの残念な読書好きなのです。読みかけの本はいくら積み上げたとしても所詮”読みかけの本”に変わりはないので、「入手した書籍を読むことなく自宅で積んだままにし
オタクなのでオタクらしく、オタクの友人を引き連れてオタクの聖地に行ってまいりました。 中野ブロードウェイ!! お盆明けというのもあってやはり人出は相当多い印象です。この辺りは外国人観光客の方も多いですしね。中野駅からブロードウェイを繋ぐ商店街の人だかりと熱気がすごくて途中逃げ入ったコンビニで買った伊右衛門がめちゃくちゃ美味かった。 無事ブロードウェイに到着し、見渡すと… …普段我々を真っ先に出迎えてくれるはずの等身大メーテルがなぜかいない。代わりにメーテル等身大パネルが
だいぶ前、とある動画の切り抜きでオタキング殿が「御禿曰くガンダムのアムロのモデルはルナールの『にんじん』」と言っていたのを見かけたので、早速読んでみました。フランス人小説家 ジュール・ルナールの『にんじん』。 主な登場人物は、ルピック夫妻、姉のエルネスチーヌ、兄のフェリックス、主人公の「にんじん」ことフランソワ・ルピック。にんじんの本名が作中であまりにも出てこないのですっかり忘れていました。フランソワフランソワフランソワフランソワ… あらすじにもあるように「にんじん」は何
今日はこちらの本を紹介したいと思います。 『読書について』の話 一言で言えば、読書好きが、ニヤニヤヒヤヒヤしながら読む本です。 光文社古典新訳文庫のこの本には「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」の三篇が収録されており、いずれもドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーの『余録と補遺』から訳出されている。 特に二篇目の「著述と文体について」が分量的にも一番多く、本全体の半分以上を占めている上に際立って始終毒舌…積もり積もった怒りの感情むき出しで
この本はとある事情で数学に関する本を読めという謎のタスク(夏休み恒例強制イベ)が課された影響で、目の前にあった読みやすそうな一冊を選んで図書館から借りてきたもの。なのでぶっちゃけ読む喜びより読み終わった安心感の方が大きかったのですが、内容がとても面白かったので細かいことは気にせずいつも通り紹介をしたいと思います。 『超面白くて眠れなくなる数学』の話 どんな本でもレーベルチェックは必須!! なので早速裏表紙を見てみると、発行所:PHP エディターズ・グループと書いてありま
ずいぶん古い本を引っ張り出してきました。 旺文社文庫のロシア民話集『イワンの馬鹿』。 コーヒーにでも浸したのかというくらい全体的に茶色いので発行年を確認してみたら、1980年と書いてありました。納得の色合いです。 『イワンの馬鹿』は昔から好きで、太宰治と並んでよくポッケに入れて持ち歩いていた思い入れのある本の一つ。しばらく読んでいなかったので本棚の奥の方にありましたが、無事救出できたので今日はこの中からお気に入りの一作品『名づけ子』の紹介をしたいと思います。 (今では『洗
積読の是非って永遠のテーマですよね。 半分程読んだ状態で気付いたら数か月放置してしまっていた筑摩書房の『フロイト入門』が見るにいたたまれないので、今日はフロイト心理学に関連して『オイディプス王』の話をしたいと思います。罪滅ぼしとして成立するのか若干微妙なところではありますが、細かいところには目を瞑っていただけるとありがたい。 まずは言い訳 ギリシャ神話の最高傑作と名高いソポクレスの『オイディプス王』。かの有名な哲学者アリストテレスは著作『詩学(創作論)』の中で、優れた作
最近本の話ばかりだったので唐突ですが、ちょっとばかり漏れの好きなガンダムの話をさせてください(唐突) 宇宙世紀ガンダムを全作観ようと意気込んではや一年、今だZガンダムの途中まで視聴という大変不届き者の私ですが、現時点でどうしても物申したい事が一つだけあるのです。許せサスケ。 ガンダムMk‐Ⅱのバルカン砲が!RX-78-2では頭部バルカンとして大活躍していたアイツが!外装式になっている!! Zを観始めて最初の頃は「何かバルカン砲撃つ時の動きに違和感あるな…」ぐらいにしか思