「映える」どう読みますか
ばえる…… じゃないわよね
私はYouTubeでゲーム実況を見るのが好きです。
「あつまれどうぶつの森」のゲームで、実況者が森を作っていました。
「周りが緑ばかりなのでカラフルな花が映えますね」
私がチャット欄にコメントしたら、実況者(30代男性)が、「映えますね」を「ばえますね」と読んだのです。
読み間違えたと思ったのですが、おもしろい読み間違えなのでこれはnoteに書こうと、「映える」を検索してみました。
まず驚いたのは1番上に、
「映える(はえる・ばえる)」……とあったことです。
ばえるも正解なの?と思いました。
小学生の読みのテストで「映える」の読みを「ばえる」と書いたら、〇がもらえるのでしょうか。
まさか。
いや、〇でいいのかもしれない。
いやいやいや、だめでしょう。
私はスマホを再び開きました。
もとは「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたあたりから、その「映え」がひとり歩きし始めたようです。
「映えスポット」とか「映えスイーツ」とか、そんな言葉が出てきました。
その場合は「ばえスポット」「ばえスイーツ」でしょうね、それは分かります。
そのうちに単独で「映え(ばえ)」になったということでしょうか。
国語辞典を出版する三省堂が選ぶ「今年の新語」というのがあって、2018年の1位が「映える(ばえる)」でした。この場合はもちろん「はえる」ではありません。「新語」ですから。
(三省堂は高校生向けの「三省堂現代新語辞典」第6版(2018年発売)に、「草」(笑うの意味)「沼」(のめり込む)などが収録されたそうです。でも、「映える」(ばえる)のことは何も書いていないので辞書にはまだ載らないということのようです)
ということで、「映える」についてびっくりしたことを書きました。
小学校のテストで、「映える」の読みを「ばえる」と書いたら〇になるのかはまだ不明です。
だめだとは思うのですが。
あ、それからひとつ、調べていくうちにおもしろいことをみつけました。
「インスタ映え」という言葉がもう「死語になった」か「なりつつある」か、そんな記事でした。
では「映え」(ばえ)は「インスタ映え」から独立して生き残るのでしょうか。
言葉は生き物なので、そのへんとても興味深く見守っていこうと思います。
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