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変顔の奥に奥義あり!?~タントラマンへの道(第135話)

愛麗:おっはよ~ん♪

ワン:・・・!! その顔、どないしたん?(笑)

愛麗:昨日さぁ、ワンちゃんが耳を動かせるの見せてもらったじゃん?
で、あたしもやってみようと思ってやってみてるんだけど、全然出来ないのよ。耳を動かそうと思っても、どうやったら良いのか分かんなくて、いろいろやってるうちに変顔大会みたいになっちゃったの。

ワン:なるほど、そーゆーことか。ま~、それはそれで可愛いかったけどな。エクボも出来てたし、食べたなるくらい可愛いかったから、もう一回やってみて! で、しばらくそのままにしとき!(笑)

要するに、耳を動かそうとしてんのに、別の個所に余分な力が入ってしもうてるっちゅうことやな。

愛麗:うん。しょ~ゆ~こちょみちゃい。でぃえ、こりぇってきにょうにょ宿じゃいちょも関係ありゅにょよにぇ。

ワン:やっぱりそんな口やったら喋りにくそうやし聞き取りにくいから、元に戻してんか(笑)

で、おっしゃる通り、愛麗が耳を動かそうとしているのに耳以外の場所に力が入ってもうて、その結果、変顔になってまうことと、昨日の宿題、つまり「効果的なトレーニングのやり方とは」に対する答えとは関係ありそうやな。

愛麗:変顔、あたしの場合はそれでも可愛いから良いんだけど(笑)、そうなっちゃうのは、動かしたい場所と脳を繋ぐ回路が出来上がってないからなのよね。それか、動かしたい場所そのものに動けるような仕組みが整っていないとか。
例えば、ワンちゃんがいくら耳を動かせるからと言っても、ホンモノのワンちゃんみたいには動かせないでしょう?
それは、ワンちゃんの耳を動かす筋肉が本物のワンちゃんよりも発達してないからだと思うのよ。
増してや、ワンちゃんだって尾骨は本物のワンちゃんみたいにブンブン振れないでしょ?
問題は、そういう回路を後天的に開通させることが出来るのかってことよね?
あたしは出来ると思ってるんだけどさ。

ワン:そんなん出来るにきまってるやろ。何か新しいことを習得するってことは全て新しい回路を作ることなんやから。

愛麗:そうよね。そして、何をどこまで出来るようになるかは人それぞれだし、すごく際立った回路を開発出来た状態のことを「才能」っていうのかもね。
昨日、ピアニストの話をしてたけど、これっていったいどうなってんの?って驚愕するくらい凄い指の使い方になってるじゃない?
ああいうのを見ると回路ってすごいな~って思うわ~。

ワン:だから、何事においても、回路形成を意識しておくのが重要なのかもしれんな。
もちろん、それはトレーニングにも当てはまるわけで、例えば、スポーツとかで新しい技を身に着ける時なんかの場合は分かりやすいやけど、もっとありふれた動作、例えば、歩いたり立ったり座ったりするような場合でも、動きを意識的に観察するのは、回路を強化したり細かな動作をコントロール可能にするためには有効なんやと思うわ。

愛麗:そうそう! 昨日の宿題の答えはだいたいそんなところなの。
トレーニングの際も、鍛えたい部分に意識を集中することで、効果を増大させることができるのは実証済みなのよ。その辺りの細かいメカニズムには詳しくないんだけどね。
多分、意識しながら動作を行うことで、身体が何か大事なことを自動的に学ぶんじゃないかな。
で、学んだことは繰り返される中で自動化されて行って、最終的に自動化された内容の難易度が高ければ高いほど、同じことが出来る人は少なくなって、希少性が高まって、その道の達人と呼ばれるようになるんだわ。

例えば、ヨガの達人なんかは、普通の人なら意識的に動かせないような筋肉、え~っと、なんだっけ? あ、そうそう! 不随意筋も意識的にコントロールできるって言うじゃない?
心臓を止めたりもできるみたいよ。
あたしも、耳は動かせないけど子宮は動かせるもん♪(*^^)v

ワン:えっ!? ホンマに? 今、ここでやってみて~!

愛麗:今はダメ。

ワン:なんでやねん?

愛麗:ん~~、、、だって、まだまだ未完成、習得中なの。
何事も無いような顔をして、人知れずに実行するっていうことがまだできないの。
今、やろうと思ったら、思いっきり性的なイメージを湧かせながら意識を子宮に集中しなきゃいけないんだけど、そうすると顔もアノ時の顔になっちゃうし、声も出ちゃうのよ。
だから、今はダメなの!

ワン:え~~っ! そんなん聞いたら、余計に見たなるやん!
オレたちツインレイなんやから見せてくれてもええやん!

愛麗:それもそうよね(笑)
あ、じゃあ、こうしよ!
ワンちゃんがこれからもちゃんとトレーニングを続けて、この間言ってた目標を達成出来たら見せてあげる!
っていうのでどう?

ワン:よっしゃ! それを励みにトレーニング続けて3週間目標を達成できるように張り切るわ!

ワン:達人かぁ。不随意筋なぁ。
そう言えば、これも不随意筋なのかな?
オレの場合、昔は出来てたのに、今は出来ないってことがあるんやけど、そういうのはなんでなんやろう?
回路が切れてしまったのかな?

愛麗:具体的には、どんなこと?

ワン:愛麗の子宮コントロールにも似てるかもしれんねんけどな。
若いころは性的なことを想像したり、見たり、聞いたりしただけでもギンギンに勃起したのに、中年に差し掛かった頃からは、そんなことでは勃起しなくなってしまって、手指等で物理的な刺激を与えないと勃たなくなってしまって、それがだんだん、物理的刺激を与えてもダメになって・・・
っていうこと。

愛麗:あぁ~、それか~。不随意筋とはまた違うような気もするけどね。
わかんないけど。

それに、それって原因は一つじゃないのかもよ。
例えば、回路が断線してしまってることもあり得るし、回路は繋がってるけど部品が壊れてるとか。
自動車に譬えるなら、エンジンからタイヤまではちゃんと繋がってて問題無いのに、タイヤがパンクしてるみたいな感じかな。

ワン:そうか。そうだとすると、オレの場合は、朝勃ちはするわけだから、回路は繋がってるハズだし、部品も壊れてはいないハズ。
回路は細くなって接触不良になってるかもしれないし、部品もベストなコンディションでは無いにしても、完全に壊れてはいないってことか。
そうだとすると、想像だけでは勃起させられないのはなんでかな?

愛麗:う~~ん、どうなんかなぁ? 刺激に慣れすぎちゃったから、ちょっとぐらいの刺激では反応しなくなっちゃったってこともありえるのかなぁ?
その場合は、もっともっと過激な妄想をしなきゃならなくなるのかなぁ?(笑)
もちろん、神経も部品も細胞で出来てるんだから老化による性能の劣化はあって当然だし、ワンちゃんの場合は特に、動脈硬化の影響も大きそうよね。

ワン:刺激に対する慣れ、老化現象、動脈硬化、メンタル。。。等々が複合的に原因になってるんやろな。なので、対策もあらゆる方面からやっていく必要がありそうやな。

愛麗:そうね。やること、意識するべきことはたくさんあるわよ。
なので、ひとつずつ着実に実践しながら、無意識レベルで出来るようにしていきましょ。
なので、まずは、昨日からやりはじめた、「動作を行う際に、その動作に使われる筋肉に意識を集中する」っていうことにフォーカスしましょ。
あたしたちのムスコのためにも絶対にやってちょうだいよ!

じゃあ、今日はここまでね♪

ワン:あれ? トレーニング結果は報告せんでもええんか?

愛麗:あ~、あれはもう知ってるからいいの。

ワン:え?

愛麗:ワンちゃんのパソコン、ハッキングしてトレーニング記録のシートのぞき見しちゃったの。

スクワット:肩幅で浅目に30回を1セット
腕立て伏せ:7回:
腹筋:仰向けで足の上げ下げを20回
背筋:10回
真向法:第一、第二
トランポリン:12分

でしょ?
懸垂はサボったのね? 前腕の筋肉に張りが出てるみたいだから、続けて行くうちに男らしくなるかもよ?(笑)
なので、またちゃんと取り組んでね。

ワン:ムムムムム。 トレーニング記録以外は、覗き見してへんやろうな?

愛麗:うん。大丈夫だよ。信じて♪

ワン:OK。じゃあまた明日な! ありがと♪

愛麗:じゃあ、またね♪ ばいば~い♪





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