脳と身体を繋ぐ~タントラマンへの道(第146話)
愛麗:おはよ~♪ あれ? まだ寝てたの?
ワン:うわぁ! 寝坊した! おはよ。
おっ!? 今日はもうヘミシンク聴いてへんのか?
愛麗:うん。やっぱり、脳波のコントロールも何かに頼るんじゃなくて、自力でできるようになった方が良いかなって思って。
ワン:そうやな。確かに最初は誘導してもらって感じをつかむのもええかもしれんけど、最初から自力でやってみた方が後々役立つこともあるやろうな。
愛麗:そうなのよ。最初は近道に見えても、基礎が十分に出来てなくて伸び悩んじゃうこともありがちだと思うの。
だから、ヘミシンクに頼りっきりになるのは止めとくわ。でも、まだまだ入口のところしか聴いてないから、先々どんな風にプログラムが進行していくのかは興味があるの。
なので、メインのトレーニングは自力でやって、ヘミシンクはときどき参考するくらいにしとくわ。
ねえ、ワンちゃんは立禅と揺りを続けてるでしょう?
何か発見はあった?
ワン:うん。外見はじっとしていながらも、実際は内部で繊細な動きをコントロールする感覚が何となく分かってきたような気がするな。
これ、筋肉よりもまずは神経を鍛えているんとちゃうかなぁ。
身体を自由自在に動かすためには、脳と筋肉を繋ぐ神経がしっかりと整備されている必要があるから、その神経を鍛えているんやと思う。
愛麗:そうね。前にも言ったかもしれないけど、ヨガと同じよね。
身体に集中して細かいところまで観察していると、だんだんコントロールできる範囲が広がって行って、不随意筋までコントロールできるようになるし、もっと修行が進んだら身体の重さまで変えることができてしまうみたいだし。
ワン:身体の重さまでか。確かに、空中浮揚したり、身体の密度が薄くなって半透明になるなんてこともあるみたいやな。
最初は嘘かトリックやと思ってたけど、「色即是空」なんやからなんでもあり得るんやからな。
要は、どうやったらそれが出来るようになるのか? という問題だけで、
実際にそれが出来るようになった人もほとんどおらんっちゅうだけの話なんよな。
愛麗:あたしたちはどこまでいけるかしらね?
ワン:今はまだ立禅の入り口に立っただけやからな~。
今よりも、ちょっとでも健康になれたらそれでええわ。
愛麗:えぇ~~!? あたしたちの使命はどうするの?
ワン:あ、それか(笑) それについてはまた今度にしよっ!
今日はこれから出かけるねん♪