文化人としての高橋誠一郎先生

こんばんは! 
 今日はキリスト教における安息日なので、おやすみいたします…  
と言いたいですが、私は現時点で信者ではないので、書くことにします。

・本日の発見
 ◎高橋誠一郎先生(経済学者)

  美術史家として著名な高階秀爾先生が先月17日、急逝された。
一昨年、転倒され、杖をつかれての生活だったが、今年の8月ごろに会った方の文章を拝読する限り、お元気だったようだ。 改めてお悔やみ申しあげます。
 高階先生といえば、ルネサンスやバロック美術の著作がたいへん有名なのみならず、洋の東西を問わず、美術に関する博識をお持ちのお方だったという印象が極めて強い。
 しかしながら、先生はそれだけではなく、日本芸術院の院長を務めていらした。

 そこで、歴代の芸術院院長にはどんな人がいたのだろうと興味が湧き、調べてみた。
 森鴎外や黒田清輝が目にとどまる一方で、“高橋誠一郎”という名前が異彩を放って感じられた。
 
高橋誠一郎とは誰ぞ?

経済学者。 1908年慶應義塾大学政治科卒業後,母校で経済学原論,経済学史を講じ,特に重商主義の研究で知られる。

日本芸術院院長や、交詢社理事長、東京国立博物館長、文化財保護委員長をはじめ、列挙しきれないほどの顕職を歴任した文化芸術振興の支柱的存在であった。

「【福澤諭吉をめぐる人々】高橋誠一郎」
https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/around-yukichi-fukuzawa/202012-1.html

このように非常に多彩な経歴を持つ方だった。特に伝統文化への造詣が深かったようである。
 他にどのような顕職をされたのか非常に興味深いし、全集や日記があればぜひ読んでみたい。
 


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