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15.土曜日のFX TradingViewとMT4の違い
今回はFXにおけるTradingViewとMetaTrader 4の主な違いについてのお話です。
1. プラットフォームのタイプ
TradingView:
ウェブベースのプラットフォームで、ブラウザを通じてアクセスできる。
クラウドベースなので、PCやモバイルからアクセス可能で、異なるデバイス間でデータを同期できる。
主にチャート分析ツールとして人気があり、SNSのようなトレーダー同士のコミュニティ機能も備えている。
MT4:
ダウンロード型のソフトウェアで、PCにインストールして使用。
主にトレードの実行に特化しており、取引自体や自動売買に強みを持っている。
プラットフォーム自体は、直接的なコミュニティ機能はないが、インジケーターやEA自動売買などを用いて高度なカスタマイズが可能。
2. ユーザーインターフェース
TradingView:
ユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースが特徴。初心者でも扱いやすく、視覚的に分かりやすいデザイン。
チャートのカスタマイズが豊富で、さまざまなインディケーターや描画ツールをドラッグ&ドロップで簡単に追加できる。
基本無料だがすべての機能を使うとしたら有料プランになる。
MT4:
インターフェースは比較的シンプル、初心者には操作に慣れが必要かもしれない。
豊富なインジケーターやEA自動売買を利用することで、高度な取引戦略を構築できる。
無料使用可。
3. 取引機能
TradingView:
取引自体を行うことはできない(※例外的に、TradingViewは一部の海外ブローカーと連携して取引が可能な場合もある)。
主にチャート分析とシグナルの発信に特化しており、リアルタイムでのマーケット分析やアイデアの共有がメイン。
MT4:
取引を直接実行できます。FX、株式、商品などの取引を行うための完全なプラットフォーム。
EA自動売買機能が強力で、プログラムによる取引の自動化やバックテストが可能。
4. カスタマイズ性
TradingView:
非常に豊富なインジケーターやツールが提供されていて、ユーザーによるカスタマイズが可能。
スクリプト言語「Pine Script」を使用して、独自のインジケーターやストラテジーを作成することもできる。
MT4:
自分のトレードスタイルに合わせたインジケーターやEA自動売買プログラムを作成するための「MQL4」言語がある。プログラミングの自由度が非常に高い。
EA自動売買のバックテストや最適化が非常に強力で、取引戦略を詳細に検証できる。
5. データの提供と品質
TradingView:
多くの金融市場(株式、仮想通貨、FXなど)のデータをリアルタイムで提供していますが、一部は無料プランでは遅延がある。
主に世界中の市場のデータをカバーしており、インターフェースが統一されていて視覚的に見やすい。
MT4:
主にFX市場向けに設計されており、ブローカーが提供するデータに基づいて動作。
データの品質や更新頻度はブローカーによって異なるが、リアルタイムの取引に必要なデータは通常非常に信頼性が高い
6. サポートされている取引所
TradingView:
さまざまな取引所に対応しているが、取引自体は基本的には他のプラットフォーム(例: MetaTrader系)で行う必要がある。
MT4:
多くのFXブローカーがMT4をサポートしており、直接取引が可能。
結論
TradingViewは、主に視覚的な分析と情報共有を重視しているため、チャート分析を行う際に非常に便利なツール。自動売買は行えませんが、初心者や中級者には非常に使いやすいインターフェースと機能を提供している。
MT4は、取引の実行に強みを持ち、特にEA自動売買や詳細な取引戦略の構築に向いている。多くのブローカーでサポートされており、直接取引を行うための最も広く使用されているプラットフォームの一つ。
ということでどちらのツールを選ぶかは、主に使用目的やトレードのスタイルによると言えます。
最近Tradingviewを使い始めましたが確かに分析などはMT4と比較してつかいやすかったです。あとは対応ブローカーが増えてくれればというところでしょうか。
みなさんはどちらで分析、取引してますか。
ではまた。