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第22回 FXにおけるトレンドの把握はどのようにしたらいいか

さて今回はFXのトレンド把握についてのお話。
稼いでる皆様は当然と思われるでしょうが、最近自身のトレードを見直す機会を作るという事で今回noteに書いてみました。


1. チャート分析(テクニカル分析)

テクニカル分析は、過去の価格の動きを元に未来の市場の動向を予測する手法。トレンドを把握するために使える主要なテクニカル指標やツールは以下の通り。

  • 移動平均線(MA)
    最も一般的な指標の一つ。移動平均線は、一定期間の平均価格を示すラインです。上昇トレンドは短期の移動平均線(例えば、10日移動平均)が長期の移動平均線(例えば、50日移動平均)を上回るときに示唆される。逆に、下降トレンドは短期移動平均線が長期移動平均線を下回る場合に見られる。

  • MACD
    MACDは、異なる期間の移動平均線の差を基にトレンドの強さや転換点を把握する指標。MACDラインがシグナルラインを上回ると上昇トレンド、下回ると下降トレンドを示す。

  • RSI
    RSIは市場が買われすぎか売られすぎかを示す指標。RSIが70以上だと買われすぎ、30以下だと売られすぎとされ、トレンドの強さを測る手がかりになる。逆張りを狙う際に有効。

  • ボリンジャーバンド
    ボリンジャーバンドは価格の変動範囲を示し、価格がバンドの上限または下限に達した場合、トレンドの変化の兆しと見ることがでる。

2. トレンドラインを引く

チャート上で価格の高値や安値をつなぐことでトレンドラインを描く。上昇トレンドは安値が切り上がる(上昇する)ライン、下降トレンドは高値が切り下がるライン。これにより、現在のトレンドが続いているか、反転する可能性があるかを視覚的に判断できる。

3. プライスアクション

プライスアクションは、価格の動きそのものを重視する手法。具体的には、ローソク足のパターン(ピンバーなど)を使って、トレンドの転換を予測する。

4. フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチ・リトレースメントは、トレンドが進行中に一時的に逆行した場合に、その戻り幅を予測するためのツール。トレンドが一時的に反転した後に再び元の方向に戻る可能性がある価格帯(23.6%、38.2%、50%、61.8%など)を特定できる。

5. ADX

ADXは、トレンドの強さを測定する。ADXが25以上であれば強いトレンド、25未満であればトレンドが弱いとされている。

6. ファンダメンタル分析

テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル分析もトレンドを理解するために重要。経済指標(GDP、失業率、金利、インフレ率など)や中央銀行の政策、地政学的なリスクなどが為替市場に影響を与えるため、それらを理解することがトレンドの方向性を掴む手助けになる。

7. 時間軸を変える

異なる時間軸でのトレンドを確認することも重要。例えば、日足(1日の終値を示すチャート)でのトレンドと、1時間足(1時間ごとの終値)でのトレンドが異なることがある。長期的なトレンドに従って短期的な取引を行うと、より成功率が高くなることが多い。

まとめ

トレンドを把握するためには、テクニカル分析やファンダメンタル分析を駆使し、複数の手法を組み合わせて判断することが大切です。単一の指標や方法に頼らず、トレンドの方向を明確にするために、異なる分析ツールを併用することが成功に繋がります。

ということで簡単にまとめてみましたが再確認する部分も多く、またトレードに使う指標が何がいいかの組み合わせも思いつきました。
皆さんはいかがでしょうか。

ではまた。


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