TRIO パリ•東京•大阪モダンアート•コレクション

大阪中之島美術館で開催中のTRIO展。
一つのテーマ(お題)に対して3つの美術館からそれぞれの所蔵品を選んで並べて展示するという面白い試み。
同じテーマでも全然違う感じのもあれば、どこか共通するところがあったり。3つの美術館の方が「どれにする？あれがいいんじゃない？」「決まった？」「じゃあ、せーので出すよ？」「じゃん！おぉー、そう来たかぁ」みたいなことをやって楽しんでる企画かな、と勝手に想像しながら楽しく鑑賞。

ただ、これを書いているのが見てから2週間以上経ってて記憶が薄れているのと、塩田千春さんで胸がいっぱい、でもお腹は空いてて気も漫ろ（←胸いっぱいならお腹もいっぱいになればいいのに…）だったので、好きだった作品だけを紹介することにします！

佐伯祐三の郵便配達夫。なんでこんなカッコいいんだろう。

道頓堀。今と全然イメージが違う。水面が綺麗。

『エッフェル塔のペンキ塗り』
え、バランス取るためのこの体勢？それとも楽しんでる？？

『鑑賞』見てるつもりが見られてる。狙われてる？？

『オルレアン駅のメトロ』日本の地下鉄とはイメージが違う。

「空想の庭」のテーマから『果実棚』。
ありそうなんだけど何かがおかしい不思議空間。

『ベレル通り2番地2の出会い』
ルソーが住んでいたところに引っ越したことを機に、ルソーの『蛇使いの女』にオリジナルキャラ「コングロメロス」を描き加えたもの。これが見たくて来ました。

シャガールの『夢』。うさぎ？ん？人間の足がある？あ、背中に人を乗せてるのね。馬かしら。ん？背景の天地が逆？
よく見れば見るほど謎が深まる作品。

マリー・ローランサンの『プリンセス達』。あぁもう可愛い。この色白で輪郭がなくて淡い色遣いの女の子たち。
可愛くて仕方がない。

倉保史朗『ミス・ブランチ』。ミュージアムショップにこの作品のスマホスタンドが売っていて買おうか悩んだ。

奈良美智『in the Box』。奈良さんの絵は写真ではうまく写らないけど、実物を見るとたくさんの色を重ねてすごく繊細に描かれてて、ずっと見ていられる。

その他にも様々な切り口で選ばれた作品がたくさんあって、自分から触れることのない作品やテーマも多くてとても楽しかったです。素敵な展覧会でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊