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キース•ヘリング展

松坂屋美術館で開催中のキース•ヘリング展にいってきました。

キース•ヘリングといえば、ラディアント・ベイビーに象徴されるような明るくてポップなイメージ!

ニューヨークの地下鉄構内で、使われていない広告板の黒い紙にチョークで絵を描くサブウェイ•ドローイングで注目を集めたこと、時代を牽引してきた彼がエイズで31歳で亡くなったとは初めて知りました。

サブウェイ•ドローイングの作品。ニューヨークの地下鉄の広告板っていう立地もあいまって、よりかっこいい!
バランスが悪くて揺れてる?それとも揺らして楽しんでる??全体的に感じたのは、人が好きだったということ。


この時代、アートが美術館から日常のものへ移っていきます。クラブが彼らアーティストの集まる場となっていたとか。
ご本人の写真は、クラブに集まる人々の中ではちょっと浮いてる感(真面目っぽくみえる)があったけど、彼の絵はクラブが似合うこと似合うこと。楽しそうだもんね😉

アンディ•ウォーホルとミッキーをモデルにしたウォーホルミッキー。バンクシー展でも思ったけど、ミッキーは資本主義の象徴でシニカルに使われやすいアイコンなのね。
母は偉大!


後半では、彼が発信し続けた様々なメッセージか紹介されていました。LGBTQ、エイズ予防、反戦。

広島で開かれた平和がいいに決まってる!!イベントのポスター。隣には原爆のキノコ雲を描いた作品もありました。
日本被団協がノーベル平和賞を受賞しましたが、
平和はまだまだ遠い……。

そして、未来ある子どもたちのために世界各国でワークショップを開催したそうです。彼の絵には「ラディアント・ベイビー」がよくでてきますが、赤ん坊は人間の完璧な姿で、社会に染まらず純粋無垢で未来への希望の象徴、と考えていたからなんだそうです。
東京にもポップアップショップをオープンするなど、日本にも縁があったようで、最後の展示室では原宿でのイベントの様子や、イラストの描き込まれた招き猫が展示されていました。

キース•ヘリングが亡くなったのは1990年。もう30年以上前ですが、世界は少しずつ良くなっているのだろうか。そんなことを考えました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊

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