お酒とお酒とわたしと。
お酒は割と飲める方だと思う。
わたしはビール、ワイン、日本酒が好き。
詳しくないがおいしいー幸せー♡と楽しめる。
でも1人で家飲みするのと
誰かと楽しく飲むのとでは
どうしてあんなに味が変わるのだろう。
不思議で仕方ない。
早く楽しく乾杯したいよねぇ
うちの父方はみんなお酒を飲む。
幼い頃帰省すると、タバコの煙がもくもくする居間で親戚たちがひたすらにビールを空けていくのが恒例だった。
母方は九州で、親戚一同ザルである。
ケロッとした顔で一升瓶の芋焼酎とポットを両手に持っていた。
そんな人たちに囲まれた東京出身の祖父はお酒は一切だめだけれど、代わりに人にお酒をどんどん勧める才能はあったようで。一種の護身術か。
大人になってから知ったことだが、祖父母は昔からお招きしたお客さんにお酒をどんどん勧めては再起不能にしていたらしい。恐るべし。
というわけでわたしはお酒が飲める族と
お酒勧め上手族のハーフなわけで
大学時代、それはそれは飲みサーで大活躍。
時代もあってタバコの煙もくもくの飲み屋でしょっちゅう飲み会してた。授業終わって17時から居酒屋行って安っすいお酒飲んだりね。
どんなに酔っ払っても自力で、ちゃんと電車に乗って家に辿り着き、しっかりお風呂を済ませてからベッドで力尽きるという技も身につけた。
随分大人になったのでそんな激しい飲み方はもう久しくしていないけどあれはあれでとても青春だった。
そんなこんなで飲み会を楽しんだ20代だったので、私はお酒が好きなんだと思っていた。
でも30代になり少しずつ劣化を感じるように。
そしてこのコロナ禍。飲みになんか全然行けない。たまーに1人で家飲みするにも缶1本で充分すぎる。
お酒そのものが好きと言うよりも大好きな人たちと一緒に楽しむその場が好きだったのだと強く思い知らされた。
お酒はおまけ?ツール?おとも?
そんなことはどうでも良いか。
早く気軽に大好きな人たちに会いたい。