Hidetaka Sera @ 弁護士のためのAIワークスペース「llamadrive」

福岡県出身。エクセター大学院国際経営学修士(イギリス)。株式会社パソナ、および米国支店で法人営業。WeWork Japan インサイドセールス & マーケティング。フリーランス転身後、AIを活用した法律事務所・弁護士向けサービス「llamadrive」を開発・提供。

Hidetaka Sera @ 弁護士のためのAIワークスペース「llamadrive」

福岡県出身。エクセター大学院国際経営学修士(イギリス)。株式会社パソナ、および米国支店で法人営業。WeWork Japan インサイドセールス & マーケティング。フリーランス転身後、AIを活用した法律事務所・弁護士向けサービス「llamadrive」を開発・提供。

最近の記事

生成AIサービスのコストの話

AIサービスの利用者として、何に費用が発生しているのかを把握しておくこと損はないだろうと思い、今回のブログでは生成AIのコストに関して書いています。AIベンダーは多くの場合、そのサービスの裏側にGPTなどLLM(大規模言語モデル)を使用して、機能を実装しています。 皆さんは、生成AIサービスで「使用回数に制限がある」ものを見たことはありませんか?GPTを利用したサービスの場合、最大で1回のユーザー質問への回答に約100円($0.68)かかります。下の画像のように、モデルによっ

    • ChatGPTのおさらい、その2

      さて、前回のブログでは、ChatGPTの回答が「必ずしも正確ではない」という話で終わっていました。今回は以下のことに触れていきます。 意図した嘘? 先のChatGPTの解答例で起こったことは、ハルシネーションと呼ばれています。「AIは根の葉もない嘘をつく」と非常にネガティブな意見を耳にすることがありますが、このハルシネーションと呼ばれる現象を誇張したものです。LLM(大規模言語モデル)は言語パターンを学習しているだけで、物事の関係性を真に理解しているわけではないことを、も

      • ChatGPTのおさらい

        はじめに前職では B2B のインサイドセールスとマーケティング職を経て、コロナ禍頃にフリーランスになりました。2022年11月に ChatGPT が登場した際、皆さんと同じように衝撃を受け、その年末年始、各所に営業をかけ、今でいう RAG を使った組織専用ボットを提案していました。世間のブームもあり PoC には進んだものの、実際に使ってもらう中で「あったらいいよね」の域を出られず、そこからしばらく四苦八苦する日々が続きます。SaaSが溢れる昨今、必須ツールとなるには業務フロ

        • 海外人材採用に使える就労許可自動判断のプロンプトを使って、コツを説明

          こんにちは。今回の記事では、ChatGPTを使って業務に役立てる方法についてお伝えします。特に、「ChatGPTを業務で使う際のポイント(複雑なプログラミングは不要、プロンプトのみで実現可能)」に焦点を当てます。 早速ですが、表題の件で、以下のようなプロンプトを作ってみました。長いのでまずはざっと目を通してみてください。 #ゴール 海外からの人材を採用しようとする雇用主(ユーザー)に対して、募集職種に応じて就労が許可されるかどうかを迅速に答える。 #ステップ * 雇用主

          ウェブサイトのどこを、どう修正すれば...

          こんにちは。 今日は、↑のような時にChatGPTに助けてもらえるやり方をご紹介します。 早速具体的なPromptはこちらのリンクで共有します。 解説自己流なのですが、ChatGPTにそのまま改善点を聞いても、思ってたような改善案が出てこないこと(私のPrompt力にも依存してしまう)がネックだったので、以下のYoutubeで話されていることを見習うことにしました。 米国のY Combinatorがスタートアップ向けに出している非常に具体的なアドバイスが含まれているので

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          生成AIを組み込んだプロダクトを作りながら感じたこと

          こんにちはこんにちは。AIを活用して、組織の知識管理をアップデートするスタートアップをやっています。これまでは大体、営業、マーケ畑の人間ですが、生成AIを触っている中で感じていた違和感を、この記事がうまく言語化してくれていたので、考察とともにご紹介します。 記事の内容内容は、過去数年間の生成AIの流れを「Wave 1 (GenAI)」、これから主流になるであろう流れを「Wave 2 (SynthAI)」と区別することで、我々が昨年末から今年に経験したのは単なる第一波でしか

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