【レノバ】株価好調の理由
こんにちは、MAKOです。
最近レノバの株価が好調です。
直近のレノバ株価推移を以下にまとめます。
2021年9月 :6390円(最高値)
→グリーンバブル2021年12月:1271円(新安値)
→洋上風力入札失注(由利本荘)122年9月 :3700円(新高値)
→最高値の6割まで戻した(理由は↓)
私は2017年〜2021年の4年半レノバホルダーでしたので、正直現在の復活は正直嬉しいですね。
今回はなぜレノバの株価が好調なのかについて書いていきたいと思います。
要因①:円安
この半年だけでドル円は115円から142円まで円安になり、円の価値は23%が下がりました。
海外の投資家からすると日本株は間違いなく割安に映るため、買いが入っている可能性があります。
要因②:利上げ
超低金利によるハイパーグロース株が評価された時代は終わり、現在は利上げによりバリュー株へ資金が移動しつつあります。
昨年末の由利本荘失注により、洋上風力への足がかりが途絶えたことで、将来の成長が不透明になりました。
しかし、下記ツイートにもある通り、元々レノバは高収益再エネ発電所を複数所有していることから、レノバがバリュー株として再評価された可能性があります。
現在レノバは建設中を含めて1GW程度の発電所を保有しています。
利上げ局面では夢より現実が評価されるということで、これら資産価値が評価された可能性があります。
要因③:グリーンバブル
今回の上昇はレノバだけでなく他の再エネ銘柄にも当てはまります。
2021年に発生したグリーンバブルは2021年12月の原油価格上昇などによるエネルギー不安により一旦崩壊しました。
しかし、原油価格もリセッション懸念により下落に転じてきており(以下図)、電力需要減少も予測されることから、グリーンバブルによる資金流入が再開している可能性があります。
要因④:原発再稼働
原発再稼働は再エネ銘柄にとってプラスとマイナスの2つの要因があります。
原発のグリーン認定(マイナス)
ロシアからの天然ガス供給停止により、EUは深刻なエネルギー不足に陥っています。
それもあり、原発をグリーン認定して原発新設&再稼働してエネルギー自給率を高めようというわけです。
原発がグリーン認定されると、再エネ電源の最有力候補となり、太陽光や風力などの稼働率が低く不安定な電源は淘汰されてしまう可能性があります。
電力逼迫改善(プラス)
電力が不足している状態ではベースロード電源になれない再エネは電力供給を不安定にするだけであまり役に立ちません。
よって原発が稼働すれば電力不足は解消するため、再エネが活躍する余地が出てきます。
要因⑤:洋上風力公募ルール見直し
昨年末の洋上風力入札にて、三菱商事が破格の値段で総取りしたことを受けて、日本の洋上風力は一気にレッドオーシャンになってしまいました。
日本の洋上風力産業はまだまだ始まったばかりであり、産業育成という観点から今後以下のようなルール変更が行われることになりました。
早期稼働を評価する項目追加
複数公募時の落札制限(1社総取り禁止)
どちらもレノバにとって有利な変更です。このルールであれば由利本荘はレノバが受注していたでしょう。
ただし、日本の洋上風力産業が当初より稼げなくなったのは事実であり、成長産業としてはなかなか微妙になってしまいましたが‥
要因⑥:為替予約&金利固定
下記ツイートでも書いた通り、以下対策によりレノバは為替と金利の影響を受けません。
バイオマス燃料の為替予約済
→おそらく100円/$前後
・プロジェクトファナンス金利固定済
→金利スワップで低金利を維持
為替予約のおかげで資産が160億円も増加しており、これら要因も株価上昇に寄与していると思われます。
まとめ
レノバの株価上昇要因を①〜⑥に分けて解説しました。
個人的には「③グリーンバブル」の影響が大きいと思っていて、今後半年〜1年程度かけて、去年の高値6390円を目指す動きになるのではないかと予想しています。
ただし、説明した通り、さまざまな要因が絡んでおり、今後の株価については本当に読みづらいです。
もしあなたが初心者で「何買っていいか分からない」「短期ではなく長期目線で買いたい」ということであればレノバはおすすめです。
私も昔徹底的に調べましたが、経営者が優れている印象です。
P.S.
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