記事一覧
惑香(まどか)ってどんな子?
生まれつき、どういうわけか「周囲の人の目に女性的に映る」ことにより、シスヘテロ的なジェンダー・ロールを全うするに至らないせいで、社会的な生きづらさを抱えた、トランス願望のある男性です。
生物学的性と性自認が一致していて、異性にだけ性的指向がある、いわゆるシスジェンダー、ヘテロセクシャルな伝統的社会のありように馴染めない人間を、この社会は「性的マイノリティー」と呼び、ある種の不安定要素として、自分
ジェンダー・フルイディティ・レポート 番外編(マッチングアプリ)
ジェンダーに本質的な流動性があり、その状態を左右するのが外的な環境要因だけであるならば、意図的に環境を変えることによって望ましいジェンダー・ロールを全うすることができるようになる可能性がある。このような可能性を探るべく、私はマッチングアプリというものに登録してみることにした。
あなたの性別は、男性ですか?女性ですか?
これだけジェンダーの多様性というものが取り沙汰されながらも、私が利用した最大
ジェンダー・フルイディティ・レポート Ⅱ(裏アカ/VR/AI小説)
謝辞〜はじめに
前回の記事は、とてもアブノーマルな内容を含む叙述であったにもかかわらず、公開してから現在まで多くの読者に恵まれています。記事を読むのに貴重なお時間を割いてくださった読者の皆様と、このような記事をリジェクトせずに公開させてくれるプラットフォームに感謝いたします。
さて、今回は、(広義の)《ネット社会》においてのジェンダー・フルイディティー・レポートです。
Ⅳ:裏アカ
その場限
ジェンダー・フルイディティ・レポート(男湯/成人映画館/個室ビデオボックス)
ジェンダー論を構成している論理成分は、主観的で文脈依存的な対象の研究として嘗て色彩論が辿ったそれと多くの部分において共通している。したがって、もしあなたがジェンダー論を数多く紐解きながらも期待したような<きづき>に到達できないフラストレーションを抱えているならば、それらを脇において色彩論を学ぶことが存外手助けになるかもしれない。
ジェンダーと色彩の社会的処遇における決定的な差異は、ジェンダーの場