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ハワイに住んで幸せだなあと思うこと・3つ:③子どもたちに混じってフラを習う

海外在住クリエイターの共同マガジン VACILANDO のリレー企画のバトンが、フランス在住のアリアリさんから回ってきた。お題は「ハワイに住んで幸せだなあと思うこと・3つ」。
 
お題をいただいた時はサッと書けると思ったが、書き始めたら一つの記事に収まらなくて、結局3つの記事を書くことになった。本当のリレーだったらフライングで失格になるところだ。これが最後の記事となるのでやっとバトンも渡せそうで書く方もホッとしているが、Vacilandoの仲間たちが一番ホッとしているだろう。

幸せな瞬間がたくさんあって3つに絞ることができず、ある日(一昨日)幸せに感じた瞬間について書いてきた。

最後は同日受けたフラのクラスで感じた幸せだ。
 
ハワイに来たらフラダンスかウクレレか、ハワイ語を学ぼうと決めていた。本当は全部学びたいところだが予定を詰め込む悪い癖を自覚しているので、この3つの中で最初にクラスを見つけたものからまず始めてみようと自分に約束していた。
 
1月のある日、夫が家の近くでフラのクラスが開催されていることを見つけてきてくれた。それで先生に全くの初心者であるがクラスに興味がある旨のメールを送ると、すぐに「2月から新しいクラスが始まるのでそれに来てください。初めはkeikiのクラスに入ってください」という返事が返ってきた。
 
「keiki?」、聞いたことはある言葉だが意味は分からない。調べてみると子どもという意味だそうだ。クラス募集の案内を見てみると、keikiのクラスは5歳からと書いてある。
 
5歳児に混じってフラを習うという可能性にワクワクした。子どもたちは覚えが早いから、5歳のクラスメートから「リリコイ、間違っているよ」と注意される図を思い浮かべニヤニヤしてしまった。楽しそうだ。
 
実は半年ほど前にこんな記事を書いている。

元々、優等生気質の私が、「子どもになったら何したい?」と自分に問うてみることで、自由で遊び心あふれる生き方を見つけられるかもしれないという記事だ。子供に混じってフラを学ぶなんて優等生の殻を脱いでみる絶好の機会ではないか!
 
さて2月の最初の金曜日、覚えの早い子どもたちに取り残されるのではという一抹の不安とたくさんのワクワクを胸にクラスに向かった。
 
クラスには5歳から12歳くらいの女の子10人くらいと、大人が私も含めて3人来ていた。私よりずっと若いがそれでも大人の生徒がいてホッとする。
 
クラスが始まってみて意外なことに気づいた。いくら運動の苦手な大人でも(私のこと)、やはり子どもたちよりもモーターコーディネーションが発達しているのか先生の動きを真似するのが上手いのだ。それに子どもたちはすぐに気が散るが大人たちは真剣だからすごく集中している。なるほど、これが年の功というのだろう。
 
それにしても先生とアシスタントの動きは伸びやかでいて繊細で、滑らかでいながら力強さもあり、ボーッと見惚れてしまった。いつかあんな風に踊ってみたいと心から思った。
 
あ、また気づくとダラダラと書いているのでクラスの様子は端折って、一昨日のクラスに飛ぶ。ちょうど4回目のレッスンなので少しは慣れてきた。最初に習った振り付けはかなり自然にできるようになって、音楽に乗って踊っていたら体の底から喜びが湧いてきた。
 
「楽しい!幸せだ!」
 
ニコニコして踊り終わったら、先生が私たちに聞いてきた。
 
「練習してきた人は手をあげて。」
 
最年長の私は覚えが一番悪いはずだと思って、クラスの後に必死に振りを思い出して少しだけ練習している。だから小さく手を上げた。
 
すると先生が
 
「リリコイだけね。練習してきたのは見ていても分かるわ。みんなもリリコイみたいに練習してきてね。」
 
うーん、優等生であることからはなかなか自由になれないようだ。


フラのクラスについてはもっと書きたいことがあるが、私があまり長くバトンを握っていてもリレーが滞るので、この辺りで次の方にお渡ししたい。
 
次はドイツでシステム屋(システムエンジニア?)をされているぐっちーさんにバトンを渡します。
 
ぐっちーさんのこの記事とても面白かったです。

もっとこの話を伺いたいです。その後、発見した「ドイツ人と日本人は似てるとは思わへんで」を教えてください。


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