見出し画像

不安より夢を、栄養にしようよ 【月曜朝のプレイリスト】

「もうやめなよって、また言われた」
疲れた声で、友人が連絡してきた。

4歳と2歳の子供を抱えてるんだから
そんな無理しなくてもよくない?

子供はそのうち手を離れるんだから
それからでもいいじゃない。

体を壊したら、元も子もないよ。

子育てをしながらも
夢のために頑張る彼女を
「心配する」周りの人の「善意」。

正論だ。

でもそれが、彼女をどんどん弱らせる。


目の前のことを頑張る。
それだけで十分なのかもしれない。

でも、自分が自分らしくあるための
時間だって必要だ。

だってそれは
心に栄養をあげる時間。

なのに人はそれを「後にすれば」と言う。

でも。

それは
後回しにできるようなものなのか。

私も最初は後回しにした。
バカ正直に、自分を最後にした。

そして待った。
自分のやりたいことをやりたい場所で
思い切りできるようになる時。

でも、それが来る前に栄養が切れた。
そこで初めて
このままでは「自分」が消滅すると気づいた。

栄養がなければ、人は生きられない。
簡単なことだ。


忙しい中、必死にひねり出す一時間。
それがいかに貴重で
そこで生まれるものがいかに大切かが
周りの人にはわからない。

たかが「合間の一時間」でできた
些細なものだと取る。
だから「やめなよ」と平気で言う。

たとえ、その小さな一つ一つが
本当は未来のために蒔かれるべき
「種」だったとしても。

だからこそ。

そうした周りの声に
押しつぶされそうになりながらも
もがいてあがきながら
未来の種をつくっている人を応援したい。

髪を振り乱して頑張ったって
子供を抱えたまま走り回ったって
人に頭を下げて回ったって
顔も洗わずに寝落ちしたって
いいじゃない、と私は思う。

だって、やらなければ

まだ来ない未来への不安と
過ぎ去ってしまった時間への後悔で
大切なはずの今が
刻一刻と殺されてゆくから


でも、もし無事に種まきができたら

そこに必ず新しい世界が開け
人生を変える出会いと経験が待っているから


不安は栄養にならない。
夢を栄養にしよう。



今日は、私の周りで今話題のこの動画を。

先週、アラニス・モリセットが『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』に出演した時の映像だ。

Alanis Morissette 『Ablaze』


決して小さくはない娘を抱っこして会話までしながら、「あなたの目の中にあるその光をずっと輝かせるのが、私の使命」と歌うその姿。前から格好いいアラニスが、何倍も素敵に見える。

子供がいて、子育てをしている自分がいて、子育て以外のことをしている自分もいる。それが全部当たり前にOKだと言われる世界だったら、どんなに生きやすいだろう。

そんな日を夢見つつ、今日もまた一歩ずつ行こう。

よい一日になりますように。

けるぼん


追記:
この投稿の翌日、アラニスのオフィシャルMVが公開されました。

彼女の子供との関わりがもっとわかる、素晴らしい内容です。
よかったら、ぜひ、見てみてください。


🌱
ご質問、お問い合わせはこちらからどうぞ



いいなと思ったら応援しよう!

けるぼん/音楽療法士 -心と体は音楽でつくる-
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。いただいたサポートは、難民の妊産婦さんと子供達、そしてLGBTTQQIP2SAAの方々への音楽療法による支援に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。