自分を未来に連れて行く 【木曜朝のプレイリスト】
おはようございます。
今朝は、赤い公園の『絶対零度』。三月まで放映していたアニメ『空挺ドラゴンズ』のエンディング曲です。
今、見慣れた世界が、私たちの目の前で大きく形を変え始めています。未来は多分、思い描いていたものとは決定的に違ってしまうのだろう。後戻りできない。そんな緊張感が、少なくとも私にはあります。
だったら、自分も変わらなくては。何かが私の中で猛烈に焦っています。目の前にはやらなければならないことが山積みで、それだけでもう一日があっという間に過ぎてしまうというのに。自分を変える余裕など、正直どこにもないというのに。
だからこそ、こうも思います。どうせ未来が見通せないのなら、どうせ自分の時間を切り売りするのなら、自分がやりたいことを試したい。いつどんな理由で時間切れになってもおかしくないなら、今、この瞬間から、自分のやりたいことに集中したい。
でも、現実はなかなかに厳しい。先の見えないこの状況で、それでも変わるための一歩を踏み出すのは、やっぱり簡単じゃない。自分がやってきたこと、やり続けなければならないことと、これからやってみたいこととの間に深い谷間がある時は、特にキツい。アニメの主人公並みに、脚力と、度胸と、頭脳と、魔法と、開き直りと、頼もしい仲間にでも恵まれない限り、その谷の闇を見た時点で引き返してしまいそう。
「持っていない」ことを言い訳にするのは、だからとても都合がいい。あれがないからできない。しょうがない。自分も他人も簡単に納得させることができる。
そんな風に、その場足踏みを繰り替えしている時にこの歌を聴くと、一発ガツンとやられます。天と地をひっくり返すのにそんなアイテムいらないと、いきなり言われてしまうから。必要なものはもうあるでしょと、言われてしまうから。
では、何が私たちを未来に連れて行ってくれるのだろう。
聴いてみてください。
自分の中にずっとあるのに、蓋をしたままになっている宝箱に気づく。気づいて、それを開ける。開けて、その中のキラキラを取り出す。そのキラキラを、信じてみる。すると、世界が拓けてくる。そんなプロセスを、私は音楽療法の現場で見てきました。
それが自分にもできる、と信じなきゃいけないんだろうなあと思う、今日この頃です。
今日も皆さんの一日が、トキメキに満ちたものでありますように。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。いただいたサポートは、難民の妊産婦さんと子供達、そしてLGBTTQQIP2SAAの方々への音楽療法による支援に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。