新たなるチャレンジ 「ゴールド人財への道」~ZEROからの挑戦~ 第6回 5つの質問の中に隠されたゴールド人財になるためのエッセンス② 自分磨きをしよう!
由美子:ゴールド人財への道の5つの質問の2つ目は、自分磨きをしているかどうか?これを皆さんに問いかけました。
和男:50代の自分磨きっていうと、どうしても健康面、体力面が気になる年ごろだから、スポーツクラブに行ったり、ジョギングしたりする人も多いよね。確かに体力が少し衰えてきたな~と感じる年代だからね。
由美子:体力面の自分磨きも、もちろん大事なことだから続けてほしいし、私も在宅勤務と土日の朝はラジオ体操に行ってます。カズさんも毎朝の散歩は欠かさないですよね。
和男:体力が落ちてきているのは実感してるので、毎朝の散歩は継続していきたい。でも、皆さんに伝えたい自分磨きは、「自分の成長、進化のための能力磨き」が大事なポイントなんだよね。そして、もう一つ、お金と時間をかけているかどうか。
20代~30代の若手の時は昇格のためにも資格試験に色々と挑戦するんだけど、40代になると「もう勉強しても頭に入ってこない!」って言って、自分で自分に蓋をして自己啓発を諦めてしまう人が多いよね。
由美子:そんな中、カズさんは、50代後半でキャリアコンサルタントの試験にチャレンジしたんですよね。きっかけは何だったんですか?
和男:きっかけは人事部に異動したのちに、研修をお願いしたQueチームの植田さんから「人事部ならキャリアコンサルタントの資格持ってるの?」と言われ、そんな資格があることも知らなかったので「持ってません」って言ったら「人事部の普通免許だから」と返されて、『カチン』と来たのがきっかけだった。それで色々と調べてみたら、通信教育のほかに10回のスクーリングがあって数十万も費用が掛かるんだよね。最初は「こりゃないな」と思っていたんだけど、『資格に興味を持った人の無料講座説明会』って言うのがあって参加してみた。で、気づいたのが「何か俺、この資格が気になっている・・・」っていうことだった。そこで思い切って奥さんに「数十万掛かる資格取りたいんだけど」って言って受講することに決めたんだよね。
由美子:大きな決断でしたね。
和男:そうだよね。試験は筆記・論述・実技があって、1回目の受験の時は、筆記と論述は合格点だったんだけど、実技試験は緊張してしまって不合格だった。次の試験日程の時は入院していて受験できず、その次の回はコロナの影響で試験そのものが中止になってしまって、2回目の受験は1回目のちょうど1年後。やはり1年のブランクは大きかったのかな。またもや実技試験が後2点足らずに不合格だった。この時はもうやめようかなと、めげてたんだけど、周りからの応援もあって3回目の受験でやっと合格した。60歳になってたよ。
由美子:そうだったんですね。合格までに長い道のりがあったんですね。
和男:合格したことの喜びはもちろんだけど、「長かったなぁ。でも、あきらめずに頑張ってよかったぁ」って言う気持ちも大きかった。「3回目では絶対合格してやる!」って意地もあったしね。
由美子:何か資格を取ったことで変化はありましたか?
和男:会社ではちょうど副社長が交代した時期で「人事部は社員全員と面談しろ!」との号令がかかり、その面談要員にアサインされたことかな。メンバーはキャリコンや産業カウンセラーの資格を持った人が選ばれていて、資格を持っていて本当に良かった。正に実技試験と同じ様なことを100人近くの社員と行っているんだけど、キャリコンで勉強した面接技法とか役に立っているんじゃないかな。そして何と言っても、Queチームでは講師として堂々と登壇するが出来たことも大きな変化だった。
ゆみちゃんも50歳を過ぎてから、キャリコンやファイナンシャルプランナーの資格を取ったんだよね?
由美子:私はファイナンシャルプランナー(FP)に55歳の時にチャレンンジしました。きっかけは、FPの受験を勧める部門にいたにも関わらず、自分が資格を持っていなかった。受験してなかったんですね。
若手社員には必須の資格で、合格していないと昇格にも影響したんです。でも、私たち位の年齢になった人には、強制的に受験しなさいとは、会社は言わないですよ。でも、若手社員が当たり前に持っている資格を持っていない、チャレンジしていないっていうのは、ダメだなって思ったんですよ。
それと同時にFPは、これから定年を迎える人には必要な内容が沢山あったんです。年金、介護、保険・・・。自分のためにもなるので勉強しようというのも一つの理由でした。
和男:ゆみちゃん、頑張ったね。まさに「ゴールド人財コンサルタント」にぴったりの資格だね。きっかけは色々あるけど、何か少しでも興味があるとか、ちょっと、チャレンジしてみようかな~でも良いんだよね。まずはやり始めることが大事で一歩を踏み出してみることだよね。「もう勉強しても頭に入ってこない!」はサボるための言い訳。60代の記憶力はまだまだ捨てたもんじゃない、って思わない?
由美子:本当にそう思いますよ。もちろん、若い人にはかなわない。でも、まだまだいける~って思います。
覚えるのに時間はかかりますが、何より、試験に受かった時は本当に嬉しいんです。頑張ってよかった!自分はまだ、こんなに頑張れるんだって自信がつきました。それと「自分が知らなかったことを知る喜び」っていうのも湧いてくるんですよね。
そして、なんといっても勉強して資格を取ったことが役に立っていることが一番ですよね。ライフプラン、マネープランの研修が出来たことと、キャリアカウンセリングでは、具体的な老後や介護の相談には、単なる経験者ではなくプロフェッショナルとしてアドバイスができること。これが何より頑張って資格を取ってよかったことですね。
和男:50代の自分磨きは、「自分の成長、進化のための能力磨き」ということを多くの人に伝えていきたいよね。こうやって、自分で努力して自分磨きをしていく、自分が成長するための努力を惜しまない、そんな人には会社はずっと働いてほしいと年齢に関係なく思うよね。まさにエンプロイアビリティ、雇用される能力がある人だということだよね。
私たちのプログラム
・『心のエンジン ~「心のエンジン」を知ってゴールド人財として輝こう!~』
・『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」』
はこちらから受講できます。
●昌宅由美子・高久和男『心のエンジン』 ~「心のエンジン」を知ってゴールド人財として輝こう!~
50代、60代の皆さんは、今まで、自分の心に蓋をして、会社命と仕事のことばかり考えて、自分を後回しにしてきた人が多いのではないでしょうか?『心のエンジン』を知れば、日々の生活が楽しく彩りがでてくること確実です。
<日時 2021年10月27日(水)10:00~12:00>
●昌宅由美子・高久和男『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」』
キャリアの転換期を迎える50代後半から60代の方、既に定年退職を迎えて継続再雇用で働いている方を対象に、これからの生き方、働き方について考えるきっかけを作ります。
<日時 2021年12月10日(金)10:00~12:00>