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『自分らしくいこう』 第10回  ★一人旅でアップデートされた『自分で決めて歩いて行ける』という人生観  ~心についた「思考の癖」からの解放~

 師走に突入。いよいよ令和6年も大詰めです。今年1年の振り返りをしたり、来年からの自分への決意を固めたりを、毎年恒例ではありますが、自分自身に思いをはせる時期になりました。私は2024年の始めに、「今年は一人旅をする」という目標を立てました。仕事や親しい友人以外の時間の使い方として、「チーム家族」から外れた一人だけの時間を作ることなく20年以上過ごしてきました。「チーム家族」は、私にとって安心・安全のコンフォートゾーンですが、私はそこを出て「一人旅」をしてみようと決意したのです。といっても、勝手に家族の心理を心配して(逆を返せば「必要とされている」と思いたい私の心についた思考の癖で)、わずか1泊2日の一人旅をすることを、ギリギリまで気にしていました。しかし、この旅は、私にとっては人生観が進む大きな一歩になりました。

◎ 自分自身がリフレッシュすることは、素晴らしいこと

家族や友人と何回か訪れた旅先でしたが、今まで歩かなかった道を、自分の歩きたいように、自分のスピードで歩いてみよう。前日は、遠足の前の小学生のようにワクワクして、早めの就寝をしたものの2時間おきに目覚める始末。行き先の金沢は2日間とも雨の天気予報。「晴れろ・晴れろ」と念じながら11:00前に到着。「過去に行ったことない店でランチ」と決めて歩き出すと、「不安」どころか「わくわく」が大きくて、自分の気持ちを大事にして動くことは「楽しいこと」なんだと気づきました。大満足のランチの店を出ると空には「晴れ間」も出て、自分のペースで進んだり、立ち止まって写真を撮ったりしながら、楽しい散策時間。兼六園は、想像を超えた紅葉の美しさで、自分の観たいように時間をかけて紅葉を観賞し、心がウキウキする時間を過ごせました。2日目は、雨が降り続く中で観光もしましたが、「カフェでゆっくりする」を決行。一人で珈琲をのみながら読書にふける時間・・・。日常の中でなかなかできない事(=自分を優先すること)をたくさんできて、大満足で心がリフレッシュした「一人旅」になりました。

◎    旅することを通して気づいた仕事観とエンプロイアビリティの重要性

実は1年前に、定年退職になった私を気遣って、旅に誘ってくれた人生の先輩がいました。その時に、「あなたが行きたいところに行こう」「あなたが食べたいものを食べよう」と私中心に考えてくれたのですが、「あなはどうしたい」を聞かれて内心困ってしまい、「私がない」ことに気づいたのです。長年、私自身は、どうでも合わせるので、家族はどうしたいかを探り探りの「旅」をしていました。まるで、会社の仕事のやり方と一緒でした。上司がどうしたいのかを探り探りで、その範囲で自分のやりたいことを進めていく。自分の満足は二の次・・・。この時の2人旅は、私のこれまでのそのような思考の概念を超えていく旅で、気づきとリフレッシュがたくさん詰まっていました。その私にとって、「一人旅」をする事は、「冒険」でもあり、更なる「人生観」のアップデートだったのです。

100年キャリアと言われる時代、いつかは組織を卒業して、自分で決めて自分一人で歩く時が来ます。歩いた先に新しい仲間を見つけて、そこでチームを形成するかもしれませんし、一人で歩いて行くかもしれません。どちらだとしても、「自分できめて、自分のスピードで歩きたいように歩いていける」それは、そうなる前からの「人生観」と「スキル」の準備が必要なのだと感じています。それこそがエンプロイアビリティ(雇用される能力)と言えるのではないでしょうか。
皆さんは、その「時」に向かって、どんな準備をしていますか?
さぁ、私は来年も一人旅をしよう!
                            薄井 昌子

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