「書いてしあわせになる!」第10期京都ライター塾レポートvol.5

「京都暮らしの編集室」主宰の江角悠子さんによる京都ライター塾。

第5回となる今回の講座は「インタビュー原稿の書き方2」。
オンライン講座の受講生の方が提出された課題「江角さんにインタビューして記事を書く」を、江角さんがフィードバックされるところからの学びをレポートします。

本気で困ってみよう!

はじめてインタビューをするときに
「何を聞いたらいいのかわからない」
「こんなことを聞いていいのかな」
と不安になることではないでしょうか?

江角さんいわく、「ここは失敗する場所」。
聞くべきことを聞かないとあとで絶対に自分が困る、という経験をされてきた江角さんだからこそ、ここでしっかり失敗して本気で困ってみてほしいという想いを伝えられるのだと思いました。
本気で困るからこそ、聞くべきことが見えてくるのだとも。
少々スパルタだけど、その練習がリアルに出来る講座は
今後、絶対に役に立つと感じました。

そして、ひとりずつ丁寧に原稿を添削される江角さん。
ド素人のわたしが読む分には、なんら問題ないように見えますが、それは単に読み方が浅いだけ。
真剣に文章と向き合うと、こんなにもいろんな気付きがあることに驚かされます。

読者に2回読ませたら負け!

この言葉はとても印象に残りました。
自分だけがわかっていることや、ちょっと分かりづらい言い回し。これをどこまで読者目線に持っていけるかが大切で、「ん?これどういう意味かな?」「これってつまり何が言いたかったのかな?」など 読み手に想像させることなく最後まで読み切れる原稿が「読みやすい原稿」なのだと感じました。

聞いたことをそのまま書かない!

ライターの仕事は「相手の言いたかったことを言語化する」こと。
インタビューされる人の中には 喋るのが苦手な人もいるはずです。
その人が言いたかったことを、いかに補って伝えられるかも、ライターとしての大事な仕事だと江角さんは言います。
確かに聞いたことをそのまま書く、で良いのなら 録音して文字起こしをすればいいのであって ライターは必要ない、ということになりますよね。
とても難しい作業だとも感じますが、「言えない気持ちを翻訳する」思いで エイヤッと飛び越えて書いたほうがいいのかな、と思いました。
それで相手の方に「違うよ」と言われれば直せばよいので、ここでも失敗しながらでも学んでいくことが必要だと感じました。

もう一つ大切なのは、インタビューを受けた人の言葉を
読者にポジティブな印象を与えられるように「翻訳する」こと。 例えば少し冷たく感じる言葉ならば、できるだけ柔らかい表現に変えてみることで よりスムーズに読者に伝わりやすくなる、ということのようです。
ここがライターという仕事の腕の見せ所だなあ!と感じました。

そして最後には「オチ」をつけること。
これは「最初にゴールをきめること」と同じ意味であり、何が言いたかったのか、伝えたかったのか、がわかることが大切だと教わりました。

発信することの大切さ

せっかく書いた記事はブログやnoteなどでどんどん発信しましょう!と江角さんは言います。
その理由は その記事が実績となり、そこから仕事の依頼へのチャンスがうまれるかもしれないからです。
その他、日々の暮らしの中でネタをストックし、
小さなことことでもメモする。
そこから毎日何かしら発信することを習慣にすること。
江角さんが毎日発信されているメルマガも まさにその習慣の賜物!
こちらから登録するとご覧になれます。
(これを読む楽しみも習慣のひとつになります!)

こうした積み重ねの大切さを、今回の講座でも教わりました。
なかなか発信が続かないわたしには耳の痛い話でもありましたが、同時に もっと毎日の出来事に敏感になって、すべてを[ネタ]だと思っていこう!と なんだかワクワクしてきました。

ゴールを見据えて コツコツと。
この講座から教わることは、文章を通して 人生にも繋がっていくと 毎回感じるのです。










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