失恋した時のやつ
これね、ちょうど一年前なんですが、彼女に振られた時の殴り書きを見つけたんですが、ちょうど恋に悩める男って感じで面白かったので、あげてみることにしようと思いました。そう言うのもいいよね。なんか心臓がちぢこまる感じ。こう言うのは、どこにも出さずに墓場まで持っていくものだとは思うんですよ。失恋はエンタメなんかじゃない気がしなくもないと言うか。若気の至り(何をいまさら、もう若くねぇぞ)と言うことで試しにやってみよう。なんか嫌になったら消す。
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なぁんか疲れた。
それでなんとなく思い出して、うみべのストーブという漫画を読んでた。そしたら、男女の話が出てきて、言葉足らずで、気持ちがわからないといって出ていった、女性の側の意見に共感して、少し泣きそうになる。
そうか、どんどんすり減っていったのは私のほうなのか。1と1を足して2かそれ以上になりたかった。けれど、私とあなたとでは1どころか、どんどんすり減っていって0になってしまうんだって、書いてある。相手がどのようなことを考えていたのか、わからないけれど、私はあの子が自分の保身のために精いっぱいで、付け入るスキがないということを心のどこかに感じていたのかなと思い返す。友人と話していて、私はそういうやるせない気持ちというか、興が覚める瞬間をたまに忘れようとする癖があることに気づく、それは考えてみれば、私が周りの人間とうまく取り合うための、生存戦略的な意味合いがあるなと思い返しつつ、それでは自分が単に疲れていってしまうものだなと思う。気を許すと口が減らない性だから、少しでも愚痴っぽいものを減らそうとしていただけ。
自分のことが大事すぎて私のことなんか最近みてくれなくて、というかきっと頼りない人間だなって見限られたのか、相手の発する言葉も足りなくて、つらい毎日だったと思う。例えば、虚空に言葉を投げかけるような。依存しきれなくて使えないと思っていたのか。よくわからない。ただただ悲しい。
求めすぎていたのかな。けれど、けれどね、そこまで踏み込んでいかなきゃ、この先つらいだけだってわかりきっているから、嫌われようと思って踏み込んだら、拒絶された。っていうのかな。あまり言葉がはっきりしない。
すごく悔しいよ。彼女だからそういう風に接してもいいってそういうことじゃあないのかな。違う?私もただのラブドールを求めているように見える?求めすぎかな?もうわかんないよ。いいじゃんそれで。
それでも、それでも貴女には好きだよって言い続けたよ。そうしないと、嫌な、変な言葉を吐き捨てて話し合いの場から立ち去ることができてしまうから。そんなこと誰にでもできる。逃げるなんて簡単だよね。しかもさ、そんなことを言ってうれしい奴はいないよ。私もそう。そんなことを平気で言える人間にはなりたくない。けれど、普段の姿勢から威勢が強いなんて言われたら、それこそうまくいかなくて、変になっちゃうよ。
キャリアって何だろう、仕事ってなんだろう、ってこの時すごく考えちゃった。すごく嫌悪感をあおる言葉のように見えて、君さえいなければなって思っちゃうよな。自尊心?お金が入らない?不安?キャリアってなんだよ。
あと忙しいって何だろう、言葉も消えるくらい、精神をすり減らしてまで。
会いたくないってことだけがはっきりして、その先が見えないのがすごく気持ち悪い言葉になった。私は忙しいって言わないようにしよう。忙しいっていえば、その先が踏み込んでいけなくなる魔法の言葉だと勘違いしないように。
ごめんっていえばそれでいいと思ってるのかな。いや、思い入れがもうないからごめんだけ言うんだよね。
外面に恋していたのならもうそれは役者にでも恋してればいいんじゃないかな。勝手に恋するなよ。ああ汚い言葉が出てくる。言わないようにしていたことが漏れ出てきて恥ずかしい。
ただの生暖かいぬいぐるみにされていたんかなってやっぱり思う。そのほうが疲れたあなたにとって一番都合がいいものね。言葉も話さず、ただ頭を撫でてくれて、大変だったねーっていうだけのロボットみたいなやつ。
あーもういいや。忘れたほうがいいかも。