ただ進めば至る(89) 2年ぶりの復帰戦なのにみんなに言い出せなかったわけ


2013年11月19日 復帰戦なのに。。


2年前の忘れ物、神戸マラソンの完走メダルを頂いてきました。高位脛骨骨切り術という手術と約1か月半の入院生活、そしてリハビリ。今年の春からはマラソン復帰の為に月に1kmずつ走距離を伸ばすトレーニング。実に2年という月日をかけて、またスタートラインに立ちました。

痛くて痛くて、一歩も走れない状態からここまで回復しました。この足でまたマラソン大会のスタートラインに立てることが夢のようです。安芸タートルでマラソン復帰するぞ!と決意したあとに巡ってきた神戸マラソン参戦のチャンス。チャレンジしてみるかと声をかけて頂いたとき、2年前のDNFのことがあったしホンマに嬉しかったです。感謝しています。ありがとうございます。
しかし直前まで「大丈夫だ!走れる!」と確信を持って言えるほどの自信はありませんでした。考えたのは、「神戸マラソンに参加します!マラソン復帰します!」って公表すると完走を応援してくれる人がたくさんいるのがよくわかるし、そんな声援の中で、もし万が一足が痛くなったときに自分はリタイアする勇気があるのか?ってことでした。もし痛みが出たとしても、きっと走り切ってしまう。。。
10キロという距離が自分のいまの足にとってどんな距離なのか?その答えが出ませんでした。
結局、みんなには参加することをよう言いませんでした。

そして、大会終わって打ち上げの時に仲間に言いました。自信がなかったので、みんなによう言わんかったことが申し訳なくって気になってしょうがないと。2年ぶりの大会復帰やのに。。。

友達が言うてくれました。

「なんで?完走できたで!ってそのまま言うたらええやん!頑張ってマラソン復帰して、そして完走できたんやから言うたらええやん!」その言葉が嬉しかったです。足、もしまた痛くなったら…というプレッシャーに負けて言えんかった自分が辛かったです。そう言うてくれたから帰ってからすぐFBで報告しようとしましたが、書こうとするたびに込み上げてくる気持ちがあって…文章にならんかったです。

スタートライン再び

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ある市民ランナーがある日突然医師から「もう走れない」と最後通告を受けました。それはあまりに突然で衝撃的で愕然としました。暗黒の日々からふた…

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