秋のお通じ
秋のお通じ。ちょっと思い当たるという方、いらっしゃいますか?
秋は金の気
陰陽五行の世界観では、地上に、火、水、木、金、土の五つの「気」があり、季節、色、臓腑、味、感情など、さまざまなものがこの五気に分類されます。
秋の気は「金」に分類されます。
同じく金の臓腑は、「肺(臓)」と「大腸(腑)」。
秋には、肺や大腸に季節の影響が出やすいということになります。
肺と便秘のかんけい
肺は金、天の気を吸い込み、胃腸で消化吸収された栄養分を合わせて、鐘を鳴らすように「気」を全身に響かせます。
肺は、全身の水液の管理もします。小腸で栄養吸収したあとの滓は、肺経と大腸経の働きで水分を吸収されて排泄されます。
肺の機能が低下し肺経の働きが鈍ると、水分調整がうまくいかず、便秘になることがあります。
水分不足を解消へみちびく
水分不足が原因で便秘がちになったときの、「経絡ヨガ的」提案は以下の通り。
①からだを動かす。できれば汗をかくくらい。→呼吸法で、肺のすみずみまで動かす深い呼吸をします
②寒邪が入りやすい場所(襟元、手首、足首、肩甲骨の間など)を冷やさないように→ヨガで全身の気のめぐりを整えます
③胃が熱をもつと便秘の原因になります。最近、味の濃い物、辛いもの、刺激物、間食が増えてないかチェック。→経絡体操で胃経などを流します
④お尻のコリをとる
あと、これは季節に関係ありませんが、午前中に何も食べず水分だけを摂取する18時間断食もおすすめです。
夕飯を早めに済ませ、何も食べない時間をできるだけ長く・・・なかなかその気になれないかもしれませんが、実際にやってみると、とても気持ちのよいものです。
また、わたしは甲田式食事療法を取り入れていますが、甲田式の脊椎矯正体操も、便秘に効果があると感じます。
大腸は心の詰まりをすぐに現します。なので、あまり神経質にならないことも大事なことのようです。多少のことは大目に見て、自分の身体とともに生きていたいですね。
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