スピリチュアルに『パーソナリティを科学する』を読む(前編)
人間のパーソナリティはどのようにあるのか。心理学者たちはパーソナリティを知るための基準をいくつも提案しています。しかし、それらの提案は、いまや、ビッグファイブ理論に集約されつつあるようです。
ビッグファイブ理論は、パーソナリティ(社会的個性)を五つの次元で構成します。その五つは、形容詞の使い方を総合的に分析することで抽出できた特性ですが、その影響は一生涯つづく、遺伝的な特性です。
五つの特性は、誰もが生まれた時から持っているのですが、特性それぞれの発現度が個人ごとに異なり、固定されています。そういう遺伝的パーソナリティが、個人差のおよそ半分に影響を与えているようです。
これを踏まえて、著者は、次の問いと答えを最終章で示しています。
それもそうだが、待ってください。
たとえば、『プレアデス+かく語りき』p.86にこうあります。
スピリチュアルな見解にも心を開いて学びつづける私としては、次のように考えが及びます。その気質的特性も自分で選んだのだと……。
なら、スピリチュアリストの責任は、自由は、どうあらしめようか!?
以上、言語学的制約から自由になるために。
次の記事「スピリチュアルに『パーソナリティを科学する』を読む(後編)」へつづきます。