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チャールズ・F・ハアネル『ザ・マスターキー』にて(原因と結果の法則)

今回の記事は、過去の記事「チャールズ・F・ハアネル『ザ・マスターキー』にて」の追記です。言葉の使い方に触れるところを取り出しました。

この書物は、『原因と結果の法則』を継承しており、『思考は現実化する』や『ザ・シークレット』、『引き寄せの法則』とも共鳴しています。

さて、最も大事な見方は、スピリチュアルな「原因と結果の法則」です。

35 人類の大半は、外の世界を生きている。内なる世界の存在に気づいている人はほとんどいないが、外の世界をつくっているのは、内なる世界だ。要するに、内なる世界には創造力があり、外の世界で目にするものはすべて、あなたが内なる世界で創造したものなのだ。
 
36 外の世界と内なる世界の関係を理解すれば、パワーを手に入れられる、と気づくだろう。内なる世界は原因であり、外の世界は結果なのだ。結果を変えたいなら、原因を変えなくてはならない。

――pp.26-27「1週目のレッスン すでに持っている力」

一般的な「原因と結果の法則」は、原因も結果と同じ次元にあります。たとえば、「風が吹けば桶屋が儲かる」の風や、「バタフライ効果」の蝶の羽ばたきも、自分の外側にあるのです。しかし、その法則は、ハアネルに言わせれば「結果と結果の相互作用」にすぎません。

37 これはまったく新しく、毛色の違う考え方だ、とすぐにわかるだろう。大多数の人は、結果を変えようと、結果に働きかけている。これでは、悩みの形が変わるだけだとわかっていないのだ。不調和を取り除くには、その原因を取り除かなくてはならないが、原因は内なる世界でしか見つからない。
 
38 すべての成長は、内側から生まれる。これは、自然を見れば明らかなことだ。どんな植物も動物も人間も、この偉大なる法則を体現している。長年にわたる間違いは、強さやパワーを外の世界に求めてきたことにある。

――p.27「1週目のレッスン すでに持っている力」

ところで、一般的な「結果と結果の相互作用」とスピリチュアルな「原因と結果の法則」との違いに気づき得るChatGPTが近頃話題です。

実のところ、人工知能(AI)による言語化は「結果と結果の相互作用」を計算したものです。確率と統計による判断に自由と責任はありません。

一方、人間による言語化は、内側から外側への表現です。だからこそ、自由と責任があります。決断する人間が文章に反映するのです。

以上、言語学的制約から自由になるために。