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💟国家民族を救う道3-天照大御神とは(串呂哲学研究ノート第352)

🟡天照大御神とは

天照大御神については、三輪義熈みわよしひろ著「神皇記」(第一編 神皇之巻じんのうのまき  第二章 神祇じんぎ  第四節 豊阿始原世とよあしはらのよ 地神ちしん 五代  第一 天照大御神)に詳細に記録されています。

三輪義熈著「神皇記」(第一編 神皇之巻じんのうのまき  第二章 神祇じんぎ 
第四節 豊阿始原世とよあしはらのよ 地神ちしん 五代  第一 天照大御神)

(旧漢字を新漢字に、仮名遣いを現代仮名遣いに変換しました。)

天照大御神はいみなを初め大市毘女尊おおいちひめのみことといい、後大日留女尊おおひるめのみことという。伊弉諾いざなぎ伊弉冉いざなみ二柱ふたはしらみことの皇女にまします。二柱より天つ日嗣の大御位を受けさせ給い、四方よも惣大御洲そうおおみくに知食しろしめし給う。

これより先二柱の天つ日嗣を定めまさむとせらるるや、大市毘女尊・月峰命つきみねのみこと(一、作月見根命)互に義を立て相譲あいゆずりて、天つ日嗣に立たせ給わず。乃ち月峰命もうしたまわく、大市毘女尊は、二柱の初長子なり。故に尊を天つ日嗣となし、以て四方の惣大御洲をすべさせ給うべし。と言い残して、神都を去り、西古農原家司真かしまの里白玉池畔に、天つ御舎みあらかを造り、移り止まらせ給う。

即ち、大市毘女尊を立てて、天つ日嗣となし、諱を大日留女尊と改め賜う。ここに至りて、尊、天つ日嗣にかせ給い、国を豊阿始原瑞穂国とよあしはらのみずほのくにと名付け給いき。


🟡艮と坤に分れ住んだ日神と月神

下記は、加茂喜三著「日本の神朝時代」(平成6年11月16日/富士地方史料調査会)からの引用です。富士山を中心にした串呂のお話です。串呂図が無いので分かりにくいと思いますが、串呂の原典のような内容ですので、掲載しました。

天照大神は月夜見命が皇居から姿を消したことを知り、漸く決断して天つ日嗣に登極した。

天照大神は高天ノ原の一新を企てそれまでの世号「高天ノ原の世」を「豊阿始原ノ世」と改めその一代神皇を称した。建国の神々が富士山麓に入って王権の府を設けてより、早や五百七年が過ぎていた。天照大神は自ら日神と名乗り、そして天つ日嗣を譲り合って隠棲した月夜見命に父皇伊弉諾尊の遺命のごとく〝亜皇〟(神皇につぐ地位)の称を与え、月の世界を治めさせた。即ち月神である。

この時代、天地は日と月の回転によって運行しているとされていた。然かも月は日の導きによるという摂理を既に知っていた。そして日も月もともに並んで天地の二大根源だとし、これを尊敬し、この恩恵に浴すことが即ち生活であると心得ていたから、日を支配する者、月を支配する者こそ一天万乗の至尊であったわけである。

この天地の二大根源を司る日神と月神は、富士山を中心にして東北と西南に分れ住んだ。東北の地は皇居のあった阿太都山で、ここに日神の天照大神がいた。西南の地はその全く反対側の湧玉ノ池で、ここに月神の月夜見命がいた。その中心が富士山である。

試みに日神(天照大神)のいた阿太都山と月神(月夜見命)が隠棲したという湧玉ノ池を直線で結んでみると、その中央がちょうど高千火ノ峰といわれた富士山となる。富士山を起点として日の阿太都山は艮に当り、月の湧玉ノ池は坤に当り、ぴったり一直線上に連らなってくる。

阿太都山は陽宮といわれ、湧玉ノ池は陰宮といわれた。

また、陽宮と陰宮を結ぶ直線から富士山を基にして夫々直線を直角にひいてみると、乾の方向に財宝の集まる青木ケ原、巽の方向に子宝の集まる阿始ヶ岳(愛鷹山)が浮上してくる。これを四方といった。

古来、家相で乾の方向に宝物や食糧を蓄えるお蔵をつくると繁昌するといわれ、巽の方向に出入の門や玄関を設けると子孫が繫栄するといわれている。青木ケ原の伝承と愛鷹山の伝承がこれであり、方位学の原点にほかならない。

陽宮と陰宮、富貴と瑞祥の交差する中央が清浄な火を噴く「高千火ノ峰」の富士山であることを知るとき、富士山が如何に大きく意識されていたかがわかる。


🟡キーワードは「市」だった。

子供の頃の我が家には、仏壇と神棚が両方あり、神棚には地元の氏神と天照皇大神が祭ってあった。少年時代に大正生まれの母親に質問しても天照大御神がどのような神様なのかさっぱり要領を得ず、高校時代に「記紀」を読んでも神話として語られていて、高天原が一体どこにあるのかさえ分からなかったが、それなのに一番尊い神様であるとされていることに何か変だと感じていた。

今を去る半世紀以上前に、三浦芳聖師から富士古文献(宮下文書)の存在は教えて頂いていたが、読む機会がないまま推移していた。

昭和55年(1980年)頃、同門の大先輩から「加茂喜三先生」の著書を数冊プレゼントされ、「神皇記」などの富士古文献(宮下文書)の解説書に出会ったことから、天照大御神がどのような神様なのか、具体的な記録を読むことで理解することが出来ました。

今回、『天照大神- Wikipedia』を拝見したところ、相変わらず「記紀」中心の内容で、がっかりすると同時に、その理由は、「ここまで解った元伊勢伝承3」の「🟡崇神天皇の正体は異民族か!」で論じた「大和王朝=侵略王朝説」の反映だからだと自得しました。(日本のアカデミズムは、今でも富士王朝をタブー視しているということです。)

さて、「天照大御神の子育て 御子 三浦芳聖 の教導録」では、三浦芳聖師は天照大御神の最愛の御子であるとしているのですが、この件について述べてみます。

三浦芳聖師の串呂上の符号の一つに「市子」(いちこ、いちご)があります。その根拠は、三浦芳聖師の父の名が「三浦市次郎」であることから来ていて、その主な地文は、愛知県西尾市の市子町いちごちょう、滋賀県近江市の市子殿町いちことのちょうです。

今回、「神皇記」により、天照大御神の最初のいみなが大市毘女尊である事が判明しましたので、下記のように解読できるかと思います。

🟠三浦芳聖=市子・市子殿
🟢三浦芳聖の父・・・市次郎
🟣三浦芳聖の霊統の親神・・・大市毘女尊(天照大御神)

続く


🔴神風串呂を学びましょう!

串呂哲学研究会では、今日では入手不可能な三浦芳聖の著書を復刻するのに多くの時間と労力を掛け、採算を全く考慮せず、串呂図、表紙画像、系図、中扉などのCG画像作成のために多くの費用を掛けて参りました。

これは、我が日本国と日本民族の将来を案ずればこそであります。皇祖神・天照大御神が、私達日本民族のために、苦心惨憺、長期間を掛けて構築して下さった神風串呂を学びましょう!



💟串呂文庫

🔴三浦芳聖著「神皇正統家極秘伝 明治天王(睦仁)の神風串呂」復刻版
🟢三浦芳聖著「五皇一体之八幡大明神 三浦芳聖 降誕号」復刻版
🟠三浦芳聖 著「神風串呂神伝」
🟢三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』(デジタル復刻版)
🔴神風串呂入門-神皇正統家極秘伝(鈴木超世志)
🟡地文学への招待(鈴木超世志)
🟢南朝(神皇)正統皇位継承論(鈴木超世志)
🟣開鏡維新の神風串呂(鈴木超世志)
🟡明治天皇(睦仁)の神風串呂(鈴木超世志)
🟠皇祖神からの伝言-ここまで解った元伊勢伝承(鈴木超世志)
🟡串呂文庫 コピーサービスのお知らせ 串呂哲学研究会


🟣串呂哲学研究ノート バックナンバー

🔴情報拡散のお願い

この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖が解明した神風串呂や三浦芳聖伝の紹介記事のバックナンバーです。

三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。

串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!

2千年以上の長年月を掛け神風串呂を構築された、串呂主宰神・天照大御神様のご苦心と、生涯を掛けて神風串呂を解明された三浦芳聖師のご努力が、日本国と日本国民の皆様の幸せの為に生かされますよう願ってやみません。
神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。

神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!

一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。

神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。

出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『串呂哲学第一輯』『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。

🟡前号(№351)
国家民族を救う道2-神国日本の実相を知る
🟢次号(№353)
国家民族を救う道4-天照大御神の御活躍

🟠天照大御神の子育て-御子 三浦芳聖 の教導録 一覧
🟣国家民族を救う道2~一覧

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串呂哲学研究会 鈴木超世志
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