宮崎山(虎洞山)伝正院
1、宮崎山(虎洞山)伝正院
愛知県岡崎市明見町字田代130にある浄土宗西山深草派の宮崎山(虎洞山)伝正院は、尊良天皇の第二皇子「基良親王」(良玄法親王)が開基したお寺で、聖徳太子をお祀りしたという太子堂は地元ではかなり有名ですが、実は父・尊良親王(実は天皇と判明)を隠祀したものだということを知る人は少ないようです。
基良親王(太政大臣二條良基の猶子となり藤原基良、落飾後は良玄法親王)は、南北朝時代に都から難を逃れて愛知県額田郡宮崎村に落ちて来られ、京都市左京区下鴨の下鴨神社の摂社・河合神社にゆかりがあった為、その河合神社の河合姓を名乗ったという。
(尊良親王の母・藤原為子の父は下鴨神社の斎王・藤原(二条)為世)。
愛知県額田郡宮崎村(岡崎市宮崎町)もおそらく河合神社の住所(京都市左京区下鴨宮崎町)と同じ地名をつけたものと思われます。
良玄法親王は、愛知県額田郡宮崎村大字明見字田代(岡崎市明見町宇田代)に宮崎山伝正院を開基され、尊良親王の宝筺印塔を建立し、また御尊姿を木像に刻んで「太子堂」に祀られました。
宮崎山伝正院は、正統の宮を伝えるという意味が込められているという。
尊良親王を聖徳太子として「太子堂」に陰祀した理由は、一つには、尊良親王の名前を表に出せなかったこと、二つには、尊良親王の在位期間が短く、後醍醐天皇から直接、尊良親王の第一皇子・守永親王に皇位が譲られたと思われていたので、太子という尊称でお祀りしたようだ。
2、興国天皇御陵
三浦芳聖によると、伝正院の裏山に神皇正統第97代興国天皇(守永)の御陵墓(猿田小高陵)が存在するという。宇津峰宮(うづみねのみや)は興国天皇(守永)の別称である。
興国天皇(守永)と良玄法親王は、共に尊良天皇の皇子で母は西園寺公顕の女・藤原清子(御匣殿・みくしげどの)であることから、興国天皇は、晩年弟宮である良玄法親王を頼って伝正院で最期を迎えたようだ。
3、宮崎山(虎洞山)伝正院の神風串呂
天子ヶ岳と興国天皇御陵の神風串呂(№55)
「⛩高千穂神社」-「猿田」-「牧平大門」-「興国天皇御陵・宮崎山伝正院」-「一色」-「天子ヶ岳」-「下加納」-「古高」-「猿田」
「八尺鏡野」と「興国天皇御陵」との神風串呂(№56)
「八尺鏡野」-「河合家」-「興国天皇御陵・宮崎山伝正院」-「守義」-「⛩小鷹神社」-「大日向」-「大日向」-「皇海山」-「太郎山」-「田代山」-「⛩隠津島神社」-「高松山」-「御幸山」-「⛩霊山神社」-「田代」
御在所山と興国天皇御陵の神風串呂(№61)
「高尾」-「上野」-「岩座神・日月の滝」-「竜王山」-「御在所山」-「興国天皇御陵・宮崎山伝正院」-「上野」-「一色」-「三原山」
金崎神宮と三浦芳聖の母の里河合家の神風串呂(『神風串呂131号17頁)
「⛩金崎神宮」(福井県敦賀市)-「聖心町」(愛知県豊田市)-「三浦芳聖の母の里河合家」(愛知県岡崎市明見町田代)
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この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖が解明した神風串呂や三浦芳聖伝の紹介記事のバックナンバーです。
三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。
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出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『串呂哲学第一輯』『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。
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