三浦芳聖伝 44、姓名数理学で真人育成(串呂哲学研究ノート№166)
姓名数理学で真人育成
三浦芳聖が天照大御神の御神諭のまにまに、スメラミコトになり切る修行の傍ら、昭和21年(1946年)から始めた主な日本再建活動について、その概要を述べています。
今回は「姓名数理学で真人育成」です。
1、芳聖が改名した「大森曹玄」氏
三浦芳聖著『神界伝法ー姓名鑑定秘法』(自費出版1955年8月)の中に、三浦芳聖が改名を依頼されて命名した「大森曹玄」氏の話が出ています。
旧名は「大森一声」氏で、芳聖の皇国維新運動の同志でした。
戦後、大森氏は、京都の等持院で剃髪得度し、昭和21年(1946年)5月26日、丁度僧籍名に変える好機に、芳聖の「神界伝法の姓名数理学」の話を聞き、芳聖に改名を依頼したようです。
大森氏は、山岡鉄舟ゆかりの高歩院の住職を務め、鉄舟についての著書をはじめ著書多数。鉄舟会および青苔寺師家。昭和53年、花園大学学長に就任。平成6年帰幽。芳聖が改名した標本のような方でした。
2、姓名数理とは
名は体を表すと言うように、正しい姓名数理学で改名あるいは新生児の命名をすることで真人を育成するという思想です。
芳聖は姓名数理について次のように述べています。
世界を修理固成するには先ず以って人を作らねばなりません。それには姓名を正しく改めなければなりません。神界伝法の秘法によって授かった処の姓名を毎日毎日81回ずつ念書すれば自然と天運・地運が開け自分の志が変わって来ます。
なかなか初めのうちは魂を直すと云っても解らないから、「昔、桃太郎の一つ下さいお供します」と云うのと同様、運がよくなると云わないと今の者はついてこないから、そういう方便を用いて付いて来させる様にし、結局は魂を作る事、人間を作り直すこと、即ち改造することが必要である。
こう云う事で神様から御神示を与えられて、あの姓名鑑定秘法が出来上がったのであります。
無形の天津罪、国津罪、前生以来の罪、血統上の罪穢れを祓い清めると同時に、姓名を正して天運地運を正して人間を改造する。
それが先ず第一の世界を修理固成する処の根本要源であると云うことで、その年(昭和20年)の12月、8日間で名前を付けることをお授けになったのであります。
(三浦芳聖著『神風串呂』昭和41年/1966年3・4月号、読み易くする為、改行、句点を補う等、編集致しました事をお断りします。)
命名されるご縁がなければ霊示が降りないとのことでした。数少ない例ですが、霊示が降りない場合は、芳聖が人為的に命名しました。
3、姓名数理学による人類救済・真人養成
姓名数理学に基づく改名・命名は、神様に付けて頂いた「姓名」を毎日81回念書することによって、数理の霊導によって魂の改良・霊性の向上を図り真人を養成し人類救済に導くことが目的でした。(数理学暗示法です。)
多くの人々が芳聖による改名・命名で祝福されたばかりでなく、『神界伝法ー姓名鑑定秘法』の著書が機縁となって、芳聖に師事する門人もありました。
芳聖自身、三浦慶定から三浦芳聖に改名したので、早朝四時に起床すると洗面の後、先ず一番に姓名念書をするのが日課で、一日も欠かすことなく続けていました。
芳聖は、姓名数理による人類救済・真人養成について次のように述べていますので引用させて頂きます。
此処に神界よりの伝法に依れば、如何に神儒仏耶の正法を説くと雖も、姓名数理を大天地大自然の数理の法則に合致せしめねば、正法を聞きたる時は成程と一度は合点すれども、あたかも水に字を画ける如くで、少時を過ぎれば皆己の地金に帰りて再び迷蒙の雲に蔽われて了う。
故に何十年神儒仏耶の正法を説くと雖も人類は救済せられざるなり。又外部的、物質的に克服して創造し来りし近代科学文明も、その発達する所、遂に原子爆弾等を発明して人類を恐悸(きょうき)のドン底に追い遣るに至れり。
故に大天地大自然の法則に合致順応せざれば物質文明が発達すればする程人類の不安は増大するものなり。
故に真に人類を救済せんとするには、先づ以て大天地大自然に合致順応せる在るべき本来の日本を修理固成せざるべからず。
在るべき本来の日本を創成せんとする、即ち天業恢弘を為さんとするには、先づ以て大天地大自然に順応せる真の人を作らざるべからず。
先天的に其の使命を担える人物は神之を創る。後天的に此のミコトを自覚し得る人物を汝をして創らしめんが為めに、汝に大天地大自然に順応せる姓名数理の法則を伝法せんとす。汝如法(にょほう)に之を修法して出生児の命名並に有縁の衆生の改名を行いて、先ず以て神人を造る事を為すべし。
然れども世人は大部分の者は、転禍為福の為めと言わざれば首肯せざれば、需(もと)めに応じて懇切丁寧に吉凶禍福を説示して之を導き、命名改名の志を起さしめて善名を附し、以て大天地大自然に合致順応せる神人を造る事に精進すべし。
我が国肇国以来の神定憲法に準じて、先づ改名に当たりては天津金木・天津菅麻の幣帛を奉らしめて、旧名に依る天津罪、国津罪を抜除し、然る後に神授の命名を乞うべし。此の幣帛は家族の生活費に用いて差支えなし。但し飽く迄此の神業を行ずる事を厳守して決して名利に堕する事勿れ。
とあって伝法され、人々の凶を転じて吉と為し万人に安心立命をもたらす絶対唯一の正しい運命学が伝法されたのであります。
この姓名学(三浦家秘法の諺文学を以てすれば姓名学は生命学である)は、或る意味から云えば人生科学であり、或る意味から見れば運命哲学とも称(よ)ぶことができます。
人間の後天的運命を或いは幸福に導き、或いは不幸に導く(更に第一義諦を云えば事物を正しく見るのと曲がって見る等)姓名の暗示誘導力!此の偉(えら)き姓名の力は何処に秘(ひそ)んでいるのか、それは姓名の中に含まれている数の霊意の力であります。
(三浦芳聖著『神界伝法ー姓名鑑定秘法』20頁~21頁/1955年、読み易くする為、改行、句点を補う等、編集致しました事をお断りします。)
4、神界伝法ー姓名鑑定秘法
三浦芳聖に神界から「姓名数理学」が伝法された経緯については、下記を参照下さい。
【参照】三浦芳聖伝 41、スメラミコトの復活(№162)「2、神界伝法の姓名数理学」
【参照】伝法と萩村寓居との神風串呂(№163)
「神武天皇畝傍御陵」-「三浦芳聖の萩村寓居」-「無双連山」-「伝法」
串呂哲学研究ノートバックナンバー(総合)
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串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!
神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。
神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!
一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。
神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。
(出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。)
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