三浦芳聖伝 27、相沢中佐事件公判闘争(№147)
🟡はじめに
戦前、皇国維新運動に邁進していた三浦芳聖を理解するには、相沢中佐事件公判闘争は避けては通れない重要項目です。
芳聖は、この相沢中佐事件の公判闘争について「永い過去の維新運動中この時ほど精魂を傾けた時は無いでしょう。名実共に不眠不休全身全霊を挙げて活躍致しました。」と述べています。
この事件の処理いかんによっては、我が国の命運を決定づけた、二・二六事件も無謀な支那事変も大東亜戦争も起きなかったと言われています。
今を去ること85年前の事件ですが、現在の我が国が置かれている状況と密接に関連している事件ですので、是非お付き合いください。
1、相沢中佐事件とは
先ずは『ウィキペディア』相沢事件より引用します。
【参照】皇道派(統制派)の主な比較
皇道的精神主義(覇道的物量主義・天皇機関説)国体主義(全体主義・ナチス主義)平和主義・侵略反対(高度国防国家体制・総力戦体制構築)軍略主義(政略主義)満州事変終息(満州事変、支那事変、蒋介石を相手にせず、日支全面戦争)対ソ連策優先(南進政策)大義名分あり一国で戦い得る戦争主義(覇権主義、多国間同盟主義)。
【参照】青山 第1師団司令部・師団軍法会議と相沢中佐(2・26事件)
2、相沢中佐事件の公判闘争
相沢中佐事件は皇道派と統制派の思想的対立の中から起きたものだったので、昭和11年(1936年)1月8日、相沢事件の第一回公判が始まるや、皇道派の人達は、公判闘争で統制派を追い詰め、昭和維新を断行し、粛軍はもとより、真の国政改革への道を開こうと考えていました。
公判闘争で相沢中佐を弁護することは、なぜ相沢中佐が永田軍務局長を斬殺しなければならなかったかを明らかにし、統制派幕僚が陸軍省・参謀本部を蹂躙していたかを明らかにする事だと考えたからです。
芳聖は、「国家総力戦を戦い抜くため、統制経済による高度国防国家への国家改造を目指す統制派」を、ここで粛清できなければ、大日本帝国滅亡の危機だと直感していました。
この事件の弁護人となった菅原裕氏は、下記のように述べています。
この相沢中佐事件の公判闘争は、大日本帝国浮沈の分水嶺であったように思います。
我が国の将来を心底から心配していた芳聖には、それが明瞭に見えていたのではないかと思います。
芳聖の考えや、実践が良く分かると思いますので、芳聖の当時の軌跡を追ってみたいと思います。以下、芳聖の著書からの引用です。
この公判闘争の指導思想は、昭和9年(1934年)1月15日、第三師管在郷軍人大会で提出された「昭和維新断行の緊急動議」と同一基調のものであり、当時芳聖が発行した「非常時在郷軍人の使命」なるパンフレット(発禁処分となる)には極めて大胆にこの予言がしてありました。
日本の将来を的確に見通した、これらの卓越した見識は、日本と日本国民を心底から愛し、皇国の将来を案じていた三浦芳聖だから洞察できた事ではなかったかと思います。
3、真の敵はイルミナティーだった
誠に残念ながら、相沢中佐事件公判闘争中の昭和11年(1936年)2月26日、芳聖ら皇道派の人々が危惧していた通り「二・二六事件」が勃発してしまいました。
この相沢中佐事件や、相沢中佐事件の公判闘争は、表面的には皇道派と統制派の争いでしたが、その後の先哲の努力により、実は統制派の背後には、イルミナティーとかカバールとか呼ばれる「欧米金融財閥」が隠れていたことが明らかになっています。コミンテルンもその背後は同じです。
この事は、無謀な戦争に誘導され、敗戦後、米国の属国(欧米金融財閥の金融奴隷)となっている今日の我が国の状況と密接に関連しています。
下記の動画資料をご視聴されますと、真の敵の姿が明瞭に浮かび上がって参ります。この世の真実を知るためには、避けては通れない資料です。
日本の真相(DVD鬼塚英昭)必聴情報。歴史観を変えなければいけない。
明治憲法に天皇不可侵を盛り込んだ伊藤博文の意図がわかる。
昭和天皇はイルミナティ世界権力の道具だった!(太田龍)必聴情報。
(我が国に天皇は、いらっしゃるんでしょうか!)
昭和天皇ヒロヒト&財界の為の戦争 アヘン事業 侵略ビジネス
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🟡バックナンバー(総合)
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串呂哲学研究会 鈴木超世志
ブ ロ グ 串呂哲学研究会
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