2023年11月29日に開催された第10回 半導体・デジタル産業戦略検討会議の開催資料が公開されています。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/semicon_digital/0010/0010.html
「資料3」は189頁もあるので要旨のみ書き出してみました。
以降はそれぞれの項目の詳細な現況報告や分析、今後の方針が続きます。
どの産業分野においても国際競争が激化する中で、日本がいかにして重要な立ち位置を占めるかと言う事につきますが、これまでの「国プロ」と比べると予算規模が桁違いに大きく、各項目についてどういう狙いがあるのか、あるいは既に動き出している物を示唆しているのだろうな、などと想像でき、期待できるのではないかと感じられるものです。
一方、国家としての産業全体の振興策としては連携が取れているのか、例えば成長が期待される生成AIや次世代高速通信等が停滞した場合でもどれかは成果が出るだろうという打算的な印象が拭えませんでした。
各産業を担うプロフェッショナルな人材の持続的な育成も重要ですし、世界の最先端分野で渡り合い、世界各国から優秀な人材が集まるような業界をリードする魅力的な研究機関が必要なように思われました。
世界的に重要度が増す半導体に注目が集まる中、日本に対する期待高まって来ている昨今、この機運を逃さず、成果に結びつけて欲しいと思います。