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興味関心の多さゆえに転職に踏み切れなかったわたし

突然ですが、色々なことに関心を持てる人のことを「マルチポテンシャライト」(タイプ)というそうです。最近になるまで、そういうタイプだったのか、と気がつかなかった人間です。こういうといつも「飽き性」でくくられがちだったので、単にこの性質を欠点とでしか見てなかったともいえるでしょう。

私はグラフィックなどの制作や出版畑で仕事をやってきていて「これからもこれをやっていくんだ」とずっと思っていました。

けれど転職ともなれば仕事の軸と向き合わざるをえないときがきて、強制的にステップアップしていかざるをえない現実に直面します。

(せっかく)これをやってきたんだから。
自分を裏切りたくない。
頭をよぎったのは
「仕事って(一本で)そういうものだから」に集約される類の言葉です。

それをどこかで抑えつけつつも、わたしはいつも正解がほしくてたまらない環境で育ったので信じ続けていたりしますが

「いま」はどうなんでしょうか。
昨今は「副(複)業」と言われたり、パラレルワークも調べたことがありましたが腑に落ちないまま流れていくだけでした。そこまで知らずとも、えてしてその誓いはいまの自分の役に立っていたといえるんでしょうか。

キャリアコンサルを受けた

「キャリアコンサルティング」というサービスを見つけ、無料お試しを2カ所受けてみました。

そもそも4カ月弱過ぎて自分の知恵を絞りだしても限界があることを知ったからです。ならば第三者の知恵を借りようと、「人に相談する」方法をやってみた感じ。エージェントや情報量の問題ではないとは分かっていました。勇気のいることでしたけど、なんなら求人をみても疲れ切ってしまって何ひとつ変わらないことに嫌気がさしていた気持ちの方が大きかったです。

とくにひっかかっていたのが1つのところで同じ仕事をじっとやっていることが苦手、言い換えれば「興味が多すぎること」でした。

共通していわれたのが、「興味が多いことに蓋をする必要はない」ということ。他人を介して言われることで、わたしはあまりにも周りに相談しなさすぎていて自分だけで掘り下げていたから堂々巡りしていたのかなと思いました。

その興味の満たし方っていうのも、一概に転職するだけで解決するものなければ同時に転職の以外のやり方も考えていく必要がありました。少なくとも今立っているところからでは行き止まり感があったので、考えの「引っかかり」を誰かに聞いてもらうだけでもいい収穫だったと思いました。

身近な人でもいいと思いますが「否定しない」人を選ぶべきです。ただお金をはらってでもそういう人を選んで話をきいてもらうのもありかなーと。

気持ちを表に出すのが苦手な人ほど躊躇しがちですが、人に自分のことを考えてもらっている時間も悪くなかったです。

さいとうなおきさん(イラストレーター)の動画をみて思ったこと

これの数日前に、なんとなくyoutubeであがってきていた動画を見つけたんですね。リスナーから「イラストレーターになるにはどうしたらいいか」という質問で、先生は「イラストレーターを目指さない」って話していて。
(詳しくは動画をごらんください)


わたしはこの動画の話と今日の相談で合点がついたのです。なんならバラバラでもそこをまとめて一つにする必要はないんじゃないかと。食える、食えないという理由で一つにまとめることだけが完結することじゃないように思ったのです。

それも転職でいっぺんに解決したかったのです。「転職において条件を求めすぎない」と言われますが、そろって解決できること以外の優先順位はありませんでした。
家を出て暮らしを立てることも、両極端な性質や精神力、人生、仕事において大切したいこと、働き方を改善することも満たすできるだけ有効な企業を見つける、一つの拠点を決めればそれで賄えると思っていました。


キャリアの名目で話をしたものの、終わった後には努力の優先順位を冷静に考える必要がありました。
専門一本のプロってかっこいいけどわたしはそこに向かわなくてもいいのです。わたしはもっと、興味や関心を開かせたままの自分でやってみればよかったのです。

中途半端だと思われるかもしれませんが、色々手を出して探してみること他なりません。

「落ちているものを必ずしも拾わなくていい」と思えるか、どうかにかかっています。それは身になるならないとか回収しなくてもよいという許可です。

「とりあえず」ってことを嫌う人もいると思うのですが、私には「とりあえず」というニュアンスで物事はじめるのがよさそうです。

正直まだまだ自分探ししていていいのかとも思うけど、アドバイスをうけて社会復帰かねてできそうなものから、手をつけてみようかなと思います。