Consulting skills are necessary, consulting firms are not.

今まで何度か様々な切り口で書いたフツーのコンサルが淘汰される論、とうとう資本や高度専門性の無い所から数値に現れはじめたか。

コンサルティングとかシンクタンクとか呼ばれる業界に新卒から居て、内側からチャラチャラして渡り歩いてる輩も専門性のあるコンサルタントも見た上で、今の市場を踏まえて現状を最近ようやく言語化できたのが、ビルゲイツの「banking is necessary, bank is not」を真似た今回のタイトルかな、と。
現状を平たく言うと以下なんだけど

組織を大きくするのに傾倒し、効率的に稼ぐことだけを考えると、能力の無い人でも大量に採用して彼らにできる仕事をさせる。その結果「高級派遣業」「高級タイプライター」などと揶揄される状態か、とにかく金を取れるシステム案件につなげるだけが目的の薄っぺらいサービスになるか、その両方か。
外コンとガチ提案勝負したことも、当時の親会社の都合で横並びで仕事したこともあるけど、MBBなららいざ知らずbig4程度だと酷い人材は数知れず。ac社はうまくやってる方。他の日系コンサルも良い方向に行ってるとは言い難い。

どんな仕事もいつかは時代の発展とともに消える、世の中に必要であっても同じ形でい続けることはない。元マッキンゼーだって下手なコンサル雇うよりLLM使うし、どこまで本当か知らないがコンサルがLLMになってるしww
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但し、売上・利益ばかりを求めて本来のコンサルティングが出来なくなっているファームはともかく、コンサルタントのスキルは生成AI時代には今以上に必要になると思っている。
どのような事業会社でも生産性を挙げるために生成AIをはじめとしたツールがどんどん導入されていく中で、それらが活きるように業務プロセスはどうあるべきか、どこでデータをどのように集めておくべきか、みたいなことのを考えるのは、コンサルタント職に限らず、マネージャー・リーダー層以上の業務の一環になるはず。

データサイエンティストがブームになる前に手を出していた中ではビジネスアーキテクトの支援ツールiGrafxとかいろいろ面白かったなー

後はこんな発想や知識も。上っ面のコンサルタント(や事業会社の間接部門に逃げたような元コンサルタント)だとはき違えてることが多いので。

ちなみにプログラミング側でも新たな時代の始まりという記事がある。AI時代は「コードを書く人」から「AIを活用し業務設計する人」へとプログラマは役割が変化する、と。まだAIは完璧なプログラムは書けないので補完する役割は当面担いつつも、AIができないメタ認知、いわば仕様の背景になる業務プロセスに関与してくことになると。これは僕が個人facebookに昔書いたこととも近い。

少なくともココまでおバカなことを言ってるJTCなSIerはちょっとねー苦笑

せめてこのくらいまともに考えてほしいな、社員が可哀そう~~

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