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そろばん
毎年1月に商売繁盛のお願いに行く十日恵比寿、2018年・2019年は2年連続でそろばんでした。
木のそろばんで家に飾っていますが、そろばんを見ていると思い出すのは
「トニー谷」
昭和の喜劇人で、「おそ松くん」のイヤミのモデルでも有名ではないでしょうか?
芸風は毒々しく、そこはかとなく品があって、粋を感じます
へんてこりんな英語交じりの独特の話口で、どことなくインテリジェンス
少しの哀愁と切れの良さ。
持ちネタ?の「家庭の事情」は今も使いますよね、
トニー谷がそろばんをかき鳴らしながら、歌い踊る「さいざんすマンボ」
「ざんず、ざんず、そうざんす・あんたのおなまえ何アンてエの」
なんとテンポが良くてキレ味があるのか、たまらんセンス
あっ!の合いの手も粋です。
日本には日本のリズムがあって、とても美しいと思わせてくれます。
現役時代はかなり芸人仲間に嫌われていて、お茶の間にも嫌われたそうですが
芸と人柄は一緒にするべきではないと個人的には思うんですよね
作品が好きなら作った人はどうでもいいし、首から下の事に興味はないです
トニー谷の言葉でしびれるのが
「ゼニってものは、てめぇの覚えた技術なり芸なりで、汗をたらして稼いだものに価値がある」
かぁっこいい!
御託だけ立派で肝心の技術を怠ったり、自分の芸にリスペクトがないのは結局お金と時間を払ってくださるお客様を軽んじている事だと思うんです
稼ぐ手段を軽んじる事はつまり自分を軽んじる事、私に対する正当な対価のゼニだ!って誇れるように腕を磨いていかなければ!