お客様第1号
セラピストデビューをした初日の事
会社の規則で
会社の研修→全コース合格→配属店にて技術チェック→店長が合格を出したコースはお客様に入れる、と言う流れがありました
私は店長チェックでボディケア下肢(足~腰まで)20分がまず合格しました
これだけを受けるお客様はほぼ皆無!
かれこれ11年この世界にいますが、このコースだけ受けたいお客様なんて1年に1人もいません
ところが奇跡が!
ふら~っと飛び込みで入ってきたお客様が
「足が疲れてるけど、オイル苦手だから、ボディケア20分足で」
ざわつくスタッフ達
本当は次の順番で入る予定のスタッフ(公平にお客様に入れるように順番が決まっています)が「こんな奇跡ないから、入りなよ!」
と言ってくれて、人生初のお客様デビュー
デビューとは言っても、年齢は31歳、バツイチで図太い、雰囲気だけベテラン、慣れてる風だけど、技術は頼りない、そんな20分間だったことでしょう。
しかし、そのお客様はまさかの、初めて足を揉まれるという方
(以前足つぼを海外で受けて痛さのあまりトラウマになり、以来受けたことがない方でした)
優しい方で、終わったらスッキリしたと喜んでくれて、なんとお礼まで言ってくれました。
これまで仕事でお客様から直接何かを言われるときは、ほぼご意見・お叱りの言葉
直接お礼を言われるなんて!
これはもう私の天職や!一生私はここで生きていく!
と、単純な私は決めたのです。
このお客様は後に、初めての指名を下さった私の神客様のお1人です
神はいつも私にポジティブな事を言ってくれて、成長を褒めてさえくれました。
今まで同じ会社に3年以上いたことのなかった私を、まさかの独立して自分の店を持つまでにしてくれたのは間違いなく、その後にも出会う沢山の良い神客様達のおかげ
当時のお客様達にはもうお会いすることは出来ませんが、忘れることはありません、皆さん本当にありがとうございました。