見出し画像

LINE公式アカウントとは? - できることや料金体系、活用事例を紹介!

LINE公式アカウントは、日本の約70%にあたる9,700万人が利用するLINEで企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとれるサービスです。
現在、国内で39万を超えるLINE公式アカウントが開設されています。(認証済のアクティブアカウント数)
今回は、なぜ多くの企業がLINE公式アカウントを解説しているのか?その魅力とどんな事ができるのか?利用料金などをLINE公式アカウントの開設を検討している方向けに解説していきます。

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINE上で顧客と直接コミュニケーションをとるためのツールです。メッセージ配信、クーポン発行、チャット機能などを使い、顧客との関係を強化することができます。特に、LINEを使ったキャンペーンや情報提供が簡単に行えるため、企業にとって効果的なマーケティング手段です。
料金プランも、無料から始められるのも魅力の1つです。

LINE公式アカウントの料金プラン

LINE公式アカウントには3つのプランが用意されており、いずれも初期費用無料で即日開設することができます。プランの違いは、1ヶ月に送信できる「無料メッセージ通数」の上限です。スタンダードプランでは、無料分を超えたメッセージは1通あたり最大3円の追加料金が発生します。
最初は無料で利用できるコミュニケーションプランから始めるのが良い選択です。

  • コミュニケーションプラン: 月額0円、無料で200通までメッセージを送信可能。初めての導入におすすめ。

  • ライトプラン: 月額5,000円で、5,000通までメッセージが送信可能。追加メッセージ送信は不可。

  • スタンダードプラン: 月額15,000円で30,000通まで送信可能。追加メッセージは1通あたり最大3円。

LINE公式アカウントの料金プランは、月ごとに変更可能です。そのため、メッセージ配信量が多い月は「スタンダードプラン」を利用し、少ない月には「ライトプラン」に切り替えるなど、予算やニーズに合わせて柔軟に運用することができます。この方法により、必要に応じて効率的にコストを抑えながら運用できます。
なお月中でのプランアップグレードに関しては、アップグレードした日から適用し、差分の通数が付した次月から適用となります。
※料金は2024年9月現在の情報となります。最新の情報はこちらのページをご確認ください。

メッセージ送信通数とは

LINE公式アカウントのメッセージ送信通数は1通ごとにカウントされます。1人の友だちに1メッセージを送ると、1通とみなされます。例えば、同じメッセージを100人の友だちに送信すると、100通分としてカウントされます。月間の送信通数がプランの上限を超えた場合、追加料金が発生するか、プラン変更が必要となります。

LINE公式アカウントの種類

どの種類でも無料から運用でき、メッセージ配信やチャットなどの基本的な機能は利用できますが、認証済アカウントやプレミアムアカウントには、審査を通過することで、アカウントバッジが付与され、LINEアプリ内での検索結果にも露出されるようになり、一部の機能や決済手段などが拡張されます。

  • 未認証アカウント:灰色のバッジが付与され、誰でも取得できます。

  • 認証済アカウント:青色のバッジが付与され、LINEヤフー社の審査に通過したアカウントです。

  • プレミアムアカウント:緑色のバッジが付与され、LINEヤフー社が独自に審査を行っているアカウントです。申請方法などが公開されていません。

LINE公式アカウントを活用するメリット

  • 使い慣れたLINEでの接点
    }顧客が日常的に利用しているLINEアプリを通じて、簡単に顧客とコネクションを築くことができます。

  • 高い開封率
    メールマガジンと比較して、LINEのメッセージは開封率が高いため、顧客により効果的に情報を届けられます。

  • リピート集客
    クーポンやキャンペーン機能を活用することで、顧客を効果的に再来店させる強力なツールとして利用できます。

LINE公式アカウントの主な機能

LINE公式アカウントでは以下のような機能が提供されます。これらを活用することでLINE公式アカウントを通じて様々なマーケティング活動が可能になります。

  1. メッセージ配信
    LINE公式アカウントの友だち全員、または条件に合った友だちに一斉にメッセージを送信できます。

  2. LINEチャット
    1対1でリアルタイムに顧客とやり取りし、問い合わせや予約に対応できます。

  3. LINEコール
    無料の音声通話やビデオ通話を通じて、直接顧客対応を行えます。

  4. 応答メッセージ
    あらかじめ設定したキーワードに対して、自動応答で簡易対応が可能です。

  5. リッチメッセージ
    視覚的に訴求力のある画像付きメッセージを配信できます。

  6. リッチメニュー
    トーク画面に固定表示されるメニューから、クーポンや外部サイトへ誘導できます。

  7. カードタイプメッセージ
    複数の画像をスライド形式で表示し、複数の情報を効果的に伝えられます。

  8. LINE VOOM
    タイムラインに投稿し、フォロワー以外のユーザーにも情報を拡散できます。

  9. ショップカード
    デジタルポイントカードを発行し、顧客にポイントを貯めてもらえます。

  10. クーポン
    LINE上でクーポンを配布し、来店や購買を促進できます。

  11. 友だち追加広告
    広告機能を使って、新規の友だちを増やせます。

  12. プロフィール
    企業の基本情報やクーポンをプロフィール画面に表示できます。

  13. ステップ配信
    指定した条件に基づいて、自動的にメッセージを段階的に配信できます。

  14. メンバーシップ
    簡単にサブスクリプションサービスを行うことができます。

  15. リサーチ
    投票形式やアンケート形式でユーザーの嗜好や意見を集められます。

各機能の詳しい詳細はLINEヤフー社の「LINE公式アカウント」ページをご覧ください。

LINE公式アカウントの作り方

LINE公式アカウントは5〜10分程度で開設可能です。
STEP1 : LINE公式アカウント開設ページにアクセス
STEP2 : LINEビジネスIDの登録
STEP3 : アカウント開設の必要項目を入力
STEP4 : 管理画面にログイン、アカウントの作成完了。

LINE公式アカウントの活用事例

飲食店の活用事例

LINE公式アカウントを活用している飲食店では、クーポン配信やスタンプカード機能を活用し、顧客のリピート率を向上させています。例えば、来店時にLINEでクーポンを提示させることで、リピーターを増やし、さらにスタンプがたまると特典がもらえる仕組みを導入することで、顧客満足度が高まります。メッセージ配信によるキャンペーン告知も効果的で、店舗への集客や売上の向上につながっています。

美容サロンの活用事例

美容サロンでは、LINE公式アカウントを使って予約確認やリマインダーの自動送信を行い、顧客の予約忘れを防ぐことで予約キャンセル率を減少させています。さらに、キャンペーン情報や新サービスの告知を行うことで、リピーターを増やし、顧客との関係を強化しています。顧客に個別のメッセージを送信できるため、パーソナライズされた対応が可能になり、顧客満足度が向上します。

小売業の活用事例

小売業では、LINE公式アカウントを通じて新商品の情報をタイムリーに配信し、特典付きのメッセージで顧客の購買意欲を高めています。リッチメッセージやクーポン機能を活用して、視覚的に訴求力のある情報を提供し、特定のセグメントに向けたターゲット配信で効果的なマーケティングを実施。これにより、来店促進や売上の向上につながる結果を出しています。

LINE公式アカウントの開設後にやるべきこと

LINE公式アカウントは簡単に開設できますが、メッセージを送信するためには、開設したLINE公式アカウントの友だちを増やさなければ意味がありません。そのため、LINE公式アカウント開設後は下記のようなことを行うとよいでしょう。

LINE公式アカウントを知ってもらう

まずは「LINE公式アカウントを開設している」ことを知ってもらうことが大切です。 知ってもらうためには下記のような打ち手が考えられます。

  • 店頭にPOPを置く、ポスターを貼る

  • チラシを配る

  • 店員からLINE公式アカウント登録を促す声かけをする

  • ホームページで紹介する

  • SNSで紹介する

LINE公式アカウントと友だちになりたいと思ってもらう

LINE公式アカウントを知ってもらっても、顧客が「友だち追加」をするための動機がなければ、友だちになってもらえません。そのため、友だちになることで得られる特典やメリットを提供し、顧客にLINE公式アカウントを登録する理由をしっかりと示すことが大切です。
例えば、下記のような打ち手が考えられます。

  • 友だち追加クーポンをプレゼントする

  • 友だち限定のセール情報を配信する

  • ショップカードを取り入れる

友だちに対して有益な情報を発信する

友だちが増えたら、彼らにとって価値のある情報を提供することが重要です。どんな人が友だちになっているかをリサーチし、そのニーズに応じたメッセージを配信しましょう。
テキストだけでなく、スタンプや画像など、さまざまなコンテンツを組み合わせて、新鮮で魅力的な配信を心掛けることも大切です。1つのメッセージで最大3つの吹き出しが使用できるので、効果的に情報を伝えましょう。
定期的にクーポンなどのも活用することで価値提供することも大切です。

LINE公式アカウントの運用で気をつけること

ブロックに気をつける

LINE公式アカウントは手軽に友だち追加ができる反面、メッセージの受信を簡単に「ブロック」されてしまうリスクもあります。そのため、送る情報の内容やタイミング、頻度を慎重に見極める必要があります。頻度が過剰だったり、配信内容がユーザーにとって価値がないと感じられると、ブロックの原因になるため、適切な間隔で有益な情報を提供することが重要です。

配信人数に気をつける

LINE公式アカウントの料金は、1ヶ月に配信するメッセージ数によって異なります。友だちが増えてきた際には、月に送信するメッセージの量を考慮し、料金がどれくらいかかるか計算することが大切です。
コミュニケーションプラン、ライトプランでは無料メッセージ通数の上限に達した場合はその月にメッセージを送ることができなくなってしまいます。
また、スタンダードプランでは、配信上限設定をしない場合、無制限にメッセージを送信することができてしまうので、大量にメッセージを送信した場合、かなりの料金が発生してしまいます。
例えば、スタンダードプランで「100,000通」を追加配信する場合、約300,000円のコストが発生します。

まとめ

LINE公式アカウントは、顧客との直接的なコミュニケーションを強化し、ターゲティングや自動化機能を活用した効果的なマーケティング活動を始めることができる効果的なサービスです。
視覚的に魅力的なコンテンツの作成やメッセージ配信、インタラクティブな顧客体験を提供することで、リピート率の向上や継続的な顧客との接点創出などを行うことができます。企業の規模や業種を問わず、LINE公式アカウントを活用することで、より強力な顧客エンゲージメントを実現し、売上アップを目指すことができると考えられます。
無料から始められるサービスなので、未開設の企業や店舗はまずは始めてみてはいかがでしょうか?


弊社では、LINE公式アカウントと連携した「デジタル会員証」「独自ポイント制度」「会員向けマイページ」など、顧客サービスを充実させるマーケティングツールを提供しています。これにより、アンケートを活用してより詳細な顧客情報を収集でき、顧客の嗜好に合わせた情報発信が可能です。これにより、反応率や売上が向上し、効率的な運用が可能となり、企業の負担を軽減します。顧客満足度向上とマーケティング効果の向上を実現します。

QQURUについて詳しい情報はこちら