ひとことで言うと、野菜や果物が健康的な食物かどうかは、肥料や農薬でなく土壌の質による、という話。
有機農法による農産物は、食べた人の健康に資すると考えられていて、確かにそうではあるけれども、有機(化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない)なら何でも健康的な食物になるかといえば、そうでもないということらしい。
まず一般的なイメージとして、有機農法による農産物は栄養が豊富というイメージがあるが、有機栽培は化学的肥料や農薬を使用しないというもので、栄養が豊富である事を必ずしも保証はしないようだ。
とはいえ、有機農法が体に悪いということは無いし、細かいところを抜きにして大雑把に言えば、有機農法は健康に良いという結論で良さそう。
そして、いちばん言いたいことは、健康的な農産物を見分けるためには、「有機」にこだわるよりも「土壌」にこだわった方が良いよってことなんだろうなと思う。
なるほどなと思うが、「有機であれば健康!」というイメージは根強いし、「有機」みたいなキャッチーなキーワードに対抗するような気の利いたキーワードが今のところ土壌の質に関するものではまだ発見されていないので、しばらくは「有機」に関する神話のようなものは続くんだろうなと思う。