若者が無理をしてまで服を買うのは馬鹿(実体験)
こんにちは。
インコ虐待していたやつの腕をもいで体をガスバーナーで焼いてやりたい気持ちに駆られているなう、な ひきちです。
そんな今回は実体験を踏まえつつ、今ファッションに凝っていて(ハイブランドや高額なヴィンテージなど)それに身を削って過剰な投資をし続けている若者に向けて話していきたいと思っています。
結論から言いますと、
そんな布切れに大金を払う前に今、自分がするべき事にがむしゃらになれ。
という事です。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですよね。。
それに今の若者がどれぐらいファッションに対して無理をしているのかは分かりませんし、そんな人がいるのかさえ分かりませんが、ここではそういう若者が一定数いるという前提で話します。
僕が考えるにその結論に対する理由が大きく2つありますので1つずつ話していきますね。
先ず、最も重要な1つ目は、
その若い、自由な時間は、永遠に返ってこないという事です。
あなたがその高い服を無理して買って、それによってアルバイトや労働をして時間を浪費しているその時間は、本当にかけがえのないものです。
その同じ時間で他の優れた若者は自分で考え、したいこと、なりたいもの為に努力を重ねています。そして、その差を後から埋める事は本当に難しいです。
ここから少し自分の実体験をお話します。
僕は学生時代、服飾の学校に通っていてデザイナーを目指していました。
高3ぐらいからでしょうか、地元のセレクトショップに通い初めてファッション、服というものにどっぷりハマっていた頃から漠然と抱いていた夢です。当時はUNDERCOVERの高橋盾や、GANRYU(当時)の丸龍文人さんのようになりたいなと夢想していました。笑
その当時、本当になりたいと思っていたかは今では分からないですが、強い気持ちだったのは覚えています。
そして上京して、服飾の専門学校、文化服装学院という学校に入学
入学当初はギリギリで受験していたので家を決める時間がなく寮に入りました。
その同じ寮に多分ですが男は6.7人程だったかと思います。
そして、やはりみんなそれぞれが夢を持って上京してきていました。デザイナーや、バイヤーなど様々です。
ですが今、寮を共にした人が今何をしているのか明確に分かるのはたった一人しかいません。
そして、その彼は東京コレクションに出ている若手デザイナーです。
僕は、彼が常に作業を寮内でしていたのを覚えています。(僕は3ヶ月程で寮は抜けてしまったのですが、、)そこに僕はたまに参加しながら話をしたり作る服について語ったりしていました。
彼は寡黙にやるべき事をしていましたが、それでいて好きなことをしたり遊んでいて、また単純にオシャレでしたし良い人物でした。
そんな彼を見ながら自分は彼との実力、というか実行力の差を少しづつ感じるようになり自然と距離を置いていったのを覚えてます。
彼は、"積み重ねという行動"を強い気持ちを持ってひたむきに続けていたんだと思います。
そしてその反面、僕はその最も注力すべき所を蔑ろにして、その後の学生時代、アルチザン系と呼ばれる類の服を買い漁って大量の借金を抱えていくわけですが、、笑(この話は後々)
高い服を買うのが悪いという事ではないのですが、それが行動の理由になってはいけません。
芯が別にあって服を買うのは何も悪くないですが、高額な服を買うことによって謎の優越感や特別感に浸る"只人"になるのだけは本当に避けた方が良いです。
先ずは未来を考える時間を、そしてするべきことを見つけましょう。
1つ目にかなりの時間を割いてしまいましたが、2つ目にいきます。
2つ目は、その高い服を買った代償としての借金に後々本当に苦しめられるということです。
高額な服を買うこと、欲しいものを手に入れることで得られる充足感というのは本当に他にない感覚ですよね。
僕自身もそれをすごい当時感じていましたし、ある種の義務感のようなものを持ってさえいました笑
そのお店の為に買っているんだ、そのブランドの為に買っているんだ、的な感じで
今思えば本当に馬鹿馬鹿しいですね。。泣
アパレル販売に限らずモノを売る人は、悪い言い方をすれば詐欺師です。大抵のアパレルの場合、買った値段の約倍でモノを売る訳ですから。
あの手、この手で煽ってきますし、若かった当時の僕は本当に良いカモだった事でしょう🦆
店はそれを売って利益を上げれば正直それでもうOK。その後の買った人の事なんて知る由もありません。買った人がお金に苦しもうがどうでも良いんです。買ってさえくれれば良いんです。
そしてそれによって若いうちに抱えた借金は本当に返すのが困難な上に、その後に本当にしたい事を金銭的理由で断念するという大惨事を巻き起こします。
しかも返済をしている時にはその当時買った服も、借金を支払う為に大抵は売ってしまい手元には残りません。そして買った事実なんていうのは正直なんの経験にもなりません。
服は"モノ"であって大抵の方には、"経験"にまでにはなり得ません。
ごく稀にそれによって感覚が磨かれ今でも素敵に服を着こなしている方は居ますが、大抵はダサくなります。。僕はそういう人を沢山見てます。
今、服に夢中になって借金を抱えている人はこの事実に一刻も早く気付いて、健全な金銭感覚を取り戻して欲しいですね。
今現在、そんな僕と言いますと販売をする傍らデザイン業にも携わっておりようやく昔したかったことの5%位は出来始めたかな、という感じです。
そして漸くカメラも買いましたので、時代に乗り遅れた感は否めませんがyoutuberデビューを近いうちにする予定です。笑
僕は今現在25歳なのですが、もっと若い頃から先を見据えてやっていればなという気持ちがやっぱりあるので、若い人達にはいち早く気づいてほしくて書いてみました。
アパレルを生業にしているのにかなり矛盾のある内容になってしまったことに書き終わる寸前に気づきました。笑
要はハマっても良いけど、程々に。
そしてその熱量を将来のために向けてみては如何でしょうか?
勿論ハマりまくって究極を目指すのも良しですが、但し辛い道ですので強い気持ちを持ち続けられる方限定ですね。笑