インド口吸事件とホテル王①
今からもう18年前(!)
QQ女30歳になった時ふと思った。
おいQQ女、お前は30になったからといってビビってるんじゃないだろうね。
何かね、守りに入ったのかね。つまんない奴だね。何か新しい事やりなさいよ。
と、心の妖怪ハメハズシが声をかけてきた。
おおQQ女よ、これではいけない。
(なにがいけないんだ笑)
そうだ久々に旅に出よう。
タイか?ベトナムか?
いや、
インドだろう。
そうだ、インド1人旅だ!
とQQ女の思考はなぜかこうなる。
何かを変えたい時にQQ女は旅に出るのかもしれない。
放浪のバックパッカーというものに憧れるけれど、そこまで自分の旅力というか、生きていく力や知識、いざという時の語学力に自信を持っていない。
20歳で無防備にNYへ留学に行った頃から全く学んでいないQQ女はまたもたいした下調べもせず、インドへ行くことにした。
スマホもまだ無い時代。
今度は地球の歩き方を読むくらいはしていかねば、と購入。
パラパラと読み、まあ後は現地で人に聞けばいいかくらいの平和国ジャパニーズの思考のままHISで航空券と提案数少ないホテルを2日間くらい予約してインド10日間の旅に行った。
はじめてのインド。
空港に着いたのは夜だったためタクシーでホテルへ。
客引きがすごいという情報で構えていたがが、夜だったからかあまり居なかったと思う。
着いたホテルは、え?ここ?というような所。
さっぱりとした作り、お湯の出ないシャワー、外はバイクと車のクラクションがビービー夜通しなっていて、さらにホテルの受付の電話がジリリリリと永遠に(朝まで)鳴っている謎。
えらいところに来ちまったな〜
とりあえずホテルの部屋にあったメニューでカレーを頼みご飯を済ませ冷たい水をチャチャっと浴びてベッドへ。
寝れない。寝れるわけがない。
ただでさえ緊張しているのに、外も中もうるさすぎる。
インド人は耳がたためるのだろうか?
あーやべーとこ来てしまった。
不安なインド1人旅がはじまった。
翌日朝いちでドアをノックする人。
なんじゃい。
開けるとなぜかツアー会社の人らしい。
いや、ツアーとかいらんし。
あまりにしつこいのでとりあえずわかったと言いついていくと、隣のビルの地下に降りて行く。
んー大丈夫か?
不安がよぎる。
地下に降りると奥にデスクがありボスらしき人が座っていてその周りの壁にもたれ4、5人ただ立ってじっと見ている人たちがいる。
ただ立っている人の1人がチャイを運んできた。
まて、地球の歩き方にチャイに睡眠薬が入っていて飲んだら眠って身ぐるみ剥がされたという話が載っていた。
やはり疑ってしまう。
信用できるのは自分の勘と過剰な疑いと慎重な行動だ!(もう地下の部屋まで来ちゃってるよ)
これはきっと飲まない方がいい。。
(彼らは全くそんなつもりはなかったかもしれないが)。
2、3回勧められたが結局飲まなかった。
ツアーをしつこく勧められたけど、
ここからは根気勝負。
結局ちょっと考えるからまた明日と言って店を出た。
ああ、疲れるなー
ぜんぜん楽しめない〜
インドに来た事をすでに後悔していた。
つづく
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