Realme X50 Pro 5Gのrootを取る話
Realme/OPPOのシリーズは、公式(?)でBootloaderをUnlock出来るアプリが存在していて、比較的簡単にBootloaderのunlockが出来ます。
また、root取得についてもSTOCK Romが比較的手に入りやすいので、Magisk Managerからのboot.imgへのパッチ適用>fastbootから焼き焼きするのも簡単です。
健忘録的にメモを残しておきます。
■Magiskでboot.imgをPatch化する方法
1.公式サイトのapkを使ってunlockする
https://c.realme.com/in/post-details/1110804709561597952
2.必要なバージョンのStockROMを手に入れる
今動いているROMのバージョンを探します。
EU版(RMX2075)は、RMX2076EU が対応するFirmware名になります。
ちなみに、RMX2076PUはインド版、RMX2071は中華版となります。
(RMX2071も焼いて動かすことは可能です)
・RMX2075EUのリリース一覧 https://realmeupdater.com/downloads/latest/RMX2076EU/
※インストール済みのROMが見当たらない場合は、手に入るバージョンを一旦TWRPで焼いて「2.」以降の手順を実施することになります。
3.OZIPをDecryptしてZIPファイルを手に入れる。
Linux環境・Python環境が必要です。
https://github.com/bkerler/oppo_ozip_decrypt
にて、oppo_ozip_decryptを手に入れます。
pip3で必要なモジュールを入れた後に、
「./ozipdecrypt.py xxxx.xxxxx.ozip」の実行で。
4.ozipから変換したzipファイルからboot.imgを取り出す
5.取り出したboot.imgを、スマホにコピー
6.Magiskでコピーしたboot.imgにパッチを適用する
(Magisk Managerを起動して、インストール>「パッチするファイルの選択」)
今回は、Magisk-v20.4.zipにて行いました。
7.Patchedなboot.imgをPCへ取り出して、FastbootモードからFlashする
adb reboot bootloader
fastboot flash boot magisk_patched.img
このままでは、おそらく起動時にエラーが出て起動できないので、
「3.」のZipファイルからvbmeta.imgを取り出し、fastbootでFlashする。
vbmeta.imgはfirmware-updateフォルダの中にあると思います。
fastbootは以下コマンドで。
fastboot --disable-verity --disable-verification flash vbmeta vbmeta.img
恐らくこれで以上です。
再起動して何も問題なければ、rootedなOSとして起動するはずです。
■TWRPでのROM焼きについて
https://unofficialtwrp.com/twrp-3-4-1-root-realme-x50-pro-5g/
ここに、アンオフィシャルなTWRPがあります。
このTWRPはro.product.deviceが、RMX2071のカーネルになっているため、そのままでは、RMX2076EUのROMは焼けません。
もしEU版のozipファイルをTWRPで焼きたい場合は、一旦ZipファイルにDecryptした後「META-INF\com\google\android\updater-script」の内容を書き換えてください。(大体1行目にデバイス判定が入っているのでこれを削除します)
この状態で、ROM焼きすれば焼けると思います。
(firmware-updateの中身が正しく焼けない時は、unlock_criticalしたfastbootから焼く必要があるかもしれません)
■おまけ(STOCKのイメージファイルです)
RMX2076EU_11_OTA_0360_all_fi4GjEO5K87w の boot.img ファイル(Zipを解凍するとboot.imgファイルが出てきます。
RMX2076EU_11_OTA_0340_all_9OA7Ie7Rs6gg_972dccc327240bd.zip
から抜き出したboot.imgとvbmeta.imgはこちら。
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