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この本を読んで、つくづく自分は日本の教育に洗脳されていたんだなと思った話

Aiko(4歳)とAoi(3歳)のアラフィフパパQPちゃんです。

今日は本を読んで”ハッ”としたことと、外国人のお友達や幼稚園に来ている外国人の先生とお話しがリンクして、自分はつくづく日本の教育に洗脳されていたんだなと気づいたことについてお話しようと思います。

この本、東條さち子さんのエッセイ漫画

『主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周』

は、忙しい主婦業と育児から一旦離れ、自分自身の「やりたいこと」を追求するために世界一周旅行に出かけた漫画の作者:東條さんの実体験を描いた作品です。
旅の魅力や苦労、カルチャーショックを受けた体験談をユーモアたっぷりに描いた漫画なのですが、その中の一コマに以下のような場面がありました。

闘い続ける日本人

ユダヤ人:
「君はよく闘うっていうけど、そもそも人生を闘いに例える意味が分からないよ」

作者;さち子さん:
そうなのだ 日本人にはすべてを勝ち負けに例える文化がある
「ううん・・・でも私は受験戦争世代ど真ん中
闘って勝ち取れと言われて育ったからな」
一定のレール以外はすべて負けと言われ
結婚できないと負けとか
正社員にならないと負けとか言われる社会
「人生を闘いにしないでやっていく方法が分からない」

ユダヤ人:
「私は人生を闘いとしてやっていくほうが分からないよ、、、」

主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周!下(朝日コミックス)
出典:主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周!下(朝日コミックス)より

確かに、自分の人生を振り返っても、子どもの運動会やマラソン大会を観戦していても、

”競争なんだから1位を取りたい、子どもにも1位取って欲しいとか、上位に食い込まなくては、勝負に勝たなくてはという意識が無意識の中に完全に刷り込まれていたな”

と思い当たることだらけだな、と気づかされました。

そしてこれは日本で育っていれば、そんなの当たり前、競争や勝負は勝たなきゃ意味ないでしょってなるけど、外国人の感覚からするとそうでもないこともあるという場面に最近ちょくちょく出くわすことがありました。

直近で思い当たるのは子供たちの幼稚園の遠足で行われた親のレクリエーションのドッチボール大会です。
毎年、クラス対抗でドッチボールのトーナメント戦が行われるのですが、今年から一緒に来るようになったカナダ出身の先生にカナダでもドッチボールをするのか聞いたところ、

「ドッチボールはするけど、こんなにコンペティティブではないよ」

とのこと、
レクリエーションなのに各クラスの親たちがNo1になるため結構、本気モードの必死の形相でドッチボールをしている姿に若干引き気味な感じでした。

また、少し前にテレビで見た北欧の小学校の体育の授業では、

”体育の時間は、体を動かして心身の健康を保つためであり、スポーツを楽しむための時間なので、徒競走や勝ち負けを競うような競技は行わない”
とのこと。

競争させて「負ける」ことによってその子の自尊心であったり、やる気や楽しさが削がれてしまうようなことはしないのだと言っていたことを思い出してしまいました。

そしてまた、子どもの遠足の話に戻ってしまうのですが、こんなことがありました。
遠足で行った先の公園で園児たちはマラソン大会が実施されます。

うちのAikoは基本的に運動神経は悪くない方だし、普段、幼稚園や公園で遊んでいるときも他の子に比べて足はそれ程遅くない方なので、親としてはそれなりに上位で帰ってくるものだとゴールで期待して待っていました。

しかし、待てど暮らせどなかなか戻ってきません。
去年は病み上がりで走って遅い方だったけど今年は体調も悪くないし、どうしたことだろうと思っていたら、ほぼびりっけつの方でお友達と手を繋いで帰ってきました。

帰って聞いてみると、

「お友達の〇〇ちゃんが途中で辛そうだったから一緒に走ってきた。」

とのこと。
この時は、なんて競争心がなくてマイペースな娘なんだろう。
この先、色々乗り越えていけるのだろうか。
と心配していましたが、今回の

「人生を闘いとしてやっていくほうが分からないよ、、、」

を知って、仲の良いお友達が辛そうな時に一緒になって走ってあげられる、本人は順位なんて全く気にしていなく、友達と手を繋いで楽しく走り切ったっていうことが”それで全然いいんじゃないか”、”むしろその方が良いのではないか”と考えられるようになりました。

まとめ

日本では学校でも社会全般でも何にでも、順位をつけたがったり、就職や婚活についても”勝ち組”、”負け組”などとレッテルを貼ることが多いですが、よくよく思い返してみれば、そんなことで勝負したり、競争して順位つける必要ある?
というようなことも多々あるように思えます。

我々、親世代は親や先生から1位を取るように頑張りなさいとか、自分で闘って勝ち取りなさい、少しでも上を目指しなさいと教え込まれてきましたが、別に本人さえ納得し、幸せを感じられるのであれば人と比較したり、勝負する必要がある事なんて、ほとんどないのではないでしょうか。

必要ないところで比較したり、勝負して「負け」のレッテルを貼られることが、日本が世界の幸福度ランキング下位の常習になっている原因ではないでしょうか?

↑また、不要なランキングを気にしている日本人!

今回紹介した、主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周には上巻もあります。

「主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周!上」も楽しい話が盛りだくさんなので、興味をもっていただけたらぜひ読んでみてくださいね!

また、Kindle Unlimitedなら「主婦を休んで旅に出た よくばり世界一周!」上下巻の他にも、東條さち子先生の笑っちゃうような漫画他、多くの作品を読むことが出来るのでこの機会に登録してみてはいかがでしょうか?

それでは、今日はこの辺で!

それではまた!

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