LIVE A LIVE A LIVE in HACHIOJI
こんにちはおひさしぶりです。
先日ライブアライブのライブを聴きに行ってまいりましたので、余韻冷めやらぬうちに日記を綴りたいと思います。
先に書いておきますが、前半はかなり余談が多いためライブ自体の感想へ飛びたい方は下記の目次を活用いただければ。
前日譚(公演当日に至るまで)
このスペシャルなライブの開催が発表されたのは、昨年の出来事。リメイク版からドハマりしたクチのわたくしも大はしゃぎでした。昨年はそれだけでなく、周年記念の生放送だったりコラボカフェのイベントだったりとファンにとって盛りだくさんの年だったわけですが、ライブの開催が決定されて翌年の楽しみまで作ってくれるなんて…と、ただただライブアライブというコンテンツに感謝ばかりでしたね。
そんな中、めっちゃたいへん個人的な話ですが、今年3月に自身の妊娠が分かりました。
もちろん嬉しさもあり、またいろんな不安があったりもしましたが、真っ先に思い浮かんだのはやっぱり「ライブアライブのライブ、行けるかな…。」これでした。いやどんだけやねん………。でも、きっとこういう経験って私だけじゃないよね。なにしろつわりが死ぬほどつらくて、いや入院とかするレベルではなかったから甘いかもしれませんけど、ガチでホンマにつらくて。全身が何かに乗っ取られたかのようにひたすら気持ち悪いし、何を食べようとしてもにおいで吐きそうになるし、ひたすらベッドとトイレを行き来するだけの日々…。思い出すだけでしんどい。体重も7kgくらい落ちました。今まで足をガラスで怪我して針縫ったりコロナに苦しんだり盲腸になったり色々あったけど、間違いなくつわりが一番つらかった。
とまあこれは余談中の余談なんですが、そんな状態の中先行抽選受付がスタートし始めてしまって、まあ焦るのなんの。結論、先行は見送りました。そして、体調が少しずつ落ち着いてきたころにローチケ先行が始まったので、そこで意を決して申し込み、無事に当選(付き添いとして旦那の分も)。ただそのときも、公演当日の妊娠7ヶ月という時期の状態が自分でもまったく想像つかなくて、本当に悩みました。病院の先生に相談しようかとも思いましたが、行かなくてもいいならそりゃそのほうがいいに決まってるなんてことは分かり切っていたことだったので、ここは腹をくくりましたね。何やかんや言いつつも自分の中では「絶対行きたい!!!」という思いしかなかったし、あまりネガティブにならないようにしよう!という気持ちになれたのは良かったです。
あとこれまた余談中の余談中の余談ですが、昨年から私たち夫婦の連休にはことごとく厄災が降り掛かりまくってたんですよ。昨年のお盆休みは二人揃ってコロナになってしまい二次でやっと当選したカービィのコンサートに行けず(ライブ配信があって救われた…)、年末年始は私が盲腸になり、今年のGWはつわりのピーク…。一体今度のお盆は何が来るの!?って感じだったわけ。なので、今となっては何事もなく無事行けて本当によかったとホッとしております。
ライブアライブにハマって1年。
予想外の形ではありましたが、こうして念願の大きなライブイベントに参加することができました。長ったらしく書いてしまいすみません。あの興奮を忘れないうちに、しっかりレポートとして記録していこうと思います!
第一部
今回私が参加したのは昼公演。そう、なんと昼夜2公演という豪華仕様だったんです。夜公演は若干当日券が出ていたらしいので健康体だったらその場のノリで夜も参加していたかもしれません。それくらい、熱い最高のライブでした。
あらかじめ大まかなプログラムが決められており、当日に物販で購入したパンフレットや、会場で配られたミニパンフレット的なものに曲順が記載されていました。バンド編成のライブなのにまるでオーケストラコンサートのようだ…!とその時点でワクワク。私、実はゲームのコンサートって約8年前に行ったFFの「Distant Worlds」に参加したのが最初で最後だったんですよね。声優さんやアニメなんかのオタクイベントにはガンガン行っていたのにゲーム関連は意外と行ったことがなくて。なので、現場自体久しぶりではあったもののかなり新鮮な気持ちで臨んでおりました。(…と、ここまで書いておいてペルソナのP-SOUND BOMB!!!!2017にも参加していたことを思い出すわたくし。完全にゲームのライブじゃん。まあそんなことはいいんですよ。おわり!)
そうそう、スクエニ公式さんが今回のライブのセトリを各音楽配信サービスでプレイリストにしてくださってるんです。有能スギィ!
参加したライブのセトリを見返したりプレイリストにしたりするの大好きワイ将、歓喜の舞。今日はこちらを参考にしつつ、特に印象に残った部分などはこのYouTubeのリンクを抜粋しながら振り返りたいと思います。
LIVE・A・LIVE
最初はやっぱりこの曲から。ライブアライブのタイトル画面、オープニング曲ともテーマ曲とも言える「LIVE・A・LIVE」。好きすぎてもうずっと聴いていたい。曲が終わったとき、思わず「みじかっ!」と声に出そうになったくらいあっという間でした。この曲はタイトル画面だけでなく、中世編の開幕や最終編の通常戦闘など割とあらゆる場面で使用されていたのもあって一番聴きなじみがあるので、その分テンションも上がりますね。また今回のライブで何よりうれしいのは、バンド編成の楽器隊に加えてストリングス(弦楽器)部隊がいらっしゃるところ。オリジナル版とリメイク版、どちらのサントラも聴き込みましたが、やっぱり私がハマるきっかけになったリメイク版での「LIVE・A・LIVE」の豪華なオーケストラアレンジが更に豪華になった生演奏仕様(?)として聴けたのが感無量すぎて…。ちょっと自分で何言ってるか分からなくなってきた。
MCについて
1発目の演奏が終わった後、お次の演目「西部編」に移る前に、早速プロデューサーの時田氏とコンポーザーの下村氏が登場。「ゲスト」と書いてあったような気がしたけど…完全に司会者ポジションで草。親しみやすさ全開なノリで出てきたので笑っちゃいました。しかし生放送などでも必ずこのコンビで登場してくれるので、安心感が凄まじいですね。ライブアライブと言ったらこの2人、みたいな。もうなんかコンビ名とか決めたらいいと思う。
ちなみに私の中での時田氏について簡単に語らせていただくと、まずFF4にハマった数年前からその名を認知し始めました。そして好きなVTuberが実況していたライブアライブが時田氏の作品であると知り、うっすらと興味を持ち始めていたところニンダイでリメイクの発表。あの瞬間の感動は忘れられません。アルトニアのコラボカフェでは時田氏一日店長のイベントに当選し、お話やツーショットにサインまでいただけて、一生の記念になりました。自分でもここまで時田ワールドに足を踏み入れることになるとは…って感じです。改めて、ライブアライブとの出会いに感謝。
下村女史については小さい頃からプレイしていたキングダムハーツで大変お世話になっておりました。まさかライブアライブの作曲者があの下村さんだったなんて、しかもスクウェアに入った当時のデビュー作品だったなんて…。お恥ずかしながら全く存じ上げませんでした。お陰様でより作品に没頭できてしまい、今でも毎日のようにサントラを聴きまくっています。
西部編
MCパートで時田氏・下村氏のトークにひとしきり笑い終えたら西部編の始まりです。ゲストには口笛奏者のYOKO氏が登場。彼女、なんと口笛世界王者なんだそうで、実際に生で聴けてめちゃくちゃ感動しました。
ていうか西部編から始まるの渋すぎない?
静まり返ったホールに鳴り響く口笛とアコギの音、良すぎる…。楽器ひとつひとつの音色がしっかり身体に染み渡って、癒される時間でした。続けて街の曲、戦闘曲と来て、個人的に好きだったのがこちら。
作中でも大好きなこの曲、ライブアレンジのオシャレさとYOKO氏の口笛が追加されたことによって大変心地良すぎました。クリスタルサルーンの風景や愉快なキャラクターたちの色んなシーンが目に浮かんできて、まさにお酒でも飲みながら立ち上がってユラユラ聴いていたいような素敵なアレンジでした。リメイク版がPS5でも発売されたときにコレクターズエディションを予約購入したわたくし、2周目の西部編では罠仕掛けをカンペキにこなすことを目標としていたので、ライブ前に西部編をじっくりプレイしていて良かったなと。ああ…西部編、良いねぇ…。
原始編
続いては原始編。「NATIVE LIFE」からゆるっと始まります。さっきまで荒野にいたのに森の中にワープしたんか?という感覚で、会場は一気に涼しげな雰囲気に。「いいお天気でしょ!」も原始編の象徴ともいえる平和でのどかな楽曲。原始の世界に入り込み、言語とか常識とかそういう余計なものを忘れ、野心に還る。そんな心からルンルンになれるアレンジでした。
様子がおかしくなってきたのはこの楽曲が始まってから。
リメイク版ではより力強い太鼓を打ち鳴らして大の大人たちがウホウホ言っていた「生贄の宴」。あれ?この曲、こんなにカッコよかったっけ?なんて考えながら聴いていた次の瞬間。
綺麗に「Kiss of Jealousy」へと繋がりました。うおおおお!これこれ、これだよこれ!!ライブアレンジの醍醐味がここに集結している!!カッコよすぎる繋ぎに大興奮。元バンドマン夫婦、ふたりしてテンション上がったのがお互いに分かった瞬間です。早く円盤でもう一度見たい…。
もともとこの曲はどんな風になるのかすごく楽しみにしていました。というのも、オリジナル版とリメイク版で毛色がかなり違うんですよ。オリジナル版ではブラスバンド風のイントロから始まり、その明るいテンポのまま軽快なサンバのような曲調が続くのに対して、リメイク版ではしっとりピアノから始まり、ジャズのようなベースにギター1本の旋律が乗っかるという洒落たアレンジに変化していたんです。さてライブアレンジではどっちに転ぶのかな?なんて思っていたら、双方の良いとこ取りをして最高にリズミカルかつオシャレなアレンジに…!本当に大大大感動でした。うまく言葉に出来ていない気がしますが原始編には言葉なんてものは存在しないのでもはや一言で表すしかありません。あいぃ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!でした。(完)
現代編
現代編はとにかく盛り上がりましたね!今までの雰囲気とはまた打って変わって、その名の通り我々の現代に降り立った感。照明も派手になり、まるでステージがリングのように見えてきます。
あまり格ゲーを通ってこなかった私でも、作中でのこの「Versus!」からの「KNOCK YOU DOWN!」は毎回えりゃぁぁぁ!!と思いながらプレイしていたので、ライブでこの流れを完全再現してくれて感極まりました。会場では最速先行のチケットを購入した方のみが持つペンライトが私たちの2階から見える1階席の景色に広がっていて、よりライブ感を高めてくれました。
ちなみに周知の事実ではあると思いますが、下村女史はストリートファイターIIの作曲者としても有名ですので(私?もちろん知りませんでした。猛省)、彼女の得意分野でもあるってことなんですよね。そりゃこんだけカッコいい曲が出来るわけですわ。
SF編
またまたガラッと空気が変わり、演目は重く冷たいSF編の宇宙空間に。
SF編は基本的にほぼ無音であるため楽曲がほとんどありませんが、この唯一ともいえるテーマ楽曲もしっかりとアレンジで重苦しさが再現されていました。正直に申し上げると、私はキャプテンスクエアをやり込まなかったので、のちに演奏されるそれの2曲に対しての思い入れはあまり強くなかったんです。ファンとしては何ということでしょうかといった感じですけども。それでもSF編自体は一番と言っても良いくらい大好きなシナリオなので、「Unseen Syndrome」でSF編のシリアスな空気を存分に吸いつつ「CAPTAIN SQUARE」で杉田智和のボイスを脳内再生、「星屑のキャプテン」でライブ感も楽しむことが出来て、幸せな時間でした。
近未来編
待ってました、近未来編!リメイクではオープニングとして影山ヒロノブ氏が歌う「GO!GO!ブリキ大王!!」がドドンと使用されており、オリジナル版の当時から一番人気だったんだとか。今回のライブでは、まずは「Wait for Truth」からスタート。この近未来編(と功夫編)はザ・RPGという感じがより強くて本当に好きです。
戦闘曲であるこちらは現代編に続いてテンション爆上げなライブ向きのナンバー。会場の盛り上がりもここから一気にヒートアップしていましたね。未プレイの旦那もこの曲にすっかりハマったようで、終わった後もずっとこの曲をリピートしている様子。何ならライブアライブ自体も気に入ってくれて、リメイク版のCDを彼のスマホに取り込んであげたら喜んで毎日聴いてくれています。うれP。
そして、一度静まり返った会場にまさかのセリフが!
「なあ… そうだろ、松ッ!!!」
アキラを演じる赤羽根健治氏懇親のボイス!その後イントロが入り、影山のアニキが登場ッ!!!楽曲そのもののイメージ通り、いきなりドドンと登場して歌い始める姿がカッコよすぎた。実は昔何かのライブ(アニサマかな?)でJAM Projectを見たことがあって、何気に彼を拝見するのは初めてではなかったりします。パワーあふれるアニキの歌声、ただただ痺れました。旦那もアニソンには精通しているほうなので、一緒になってアニソンライブのような感覚で楽しめて最高でした。生歌唱の独特さが相まって歌詞が全然分からないと言っていたのが面白かった。
しかし、てっきり彼の登場はラスト付近かな?なんて思っていたので前半のトリとはちょっと意外でした。というのも完全に杞憂だったというのが後々分かるんですが。
第二部
さて、一旦ここで20分の休憩です。ということで筆も一旦休めて休憩時間のことでも。
とりあえず妊娠7ヶ月という腹デカで臨んだ私、とにかく頻尿であることが悩みのひとつだったので、どうトイレに出ようかと当日までずっと考えていました。しかしいざ始まってみると、ライブに興奮しすぎたのかあまり気にならず。休憩が20分あると分かった瞬間に「うおおおおトイレ!!!!!」という意識が一気に戻ってきて無事にトイレダッシュできました。座席もたまたま2階の一番後ろ、しかも出口に近い端の方だったので非常にありがたかったです。
戻った後の空いた時間は旦那と前半部分の感想会。まず一致したのは「原始編のアレンジがクソカッコよかった」そして「影山のアニキ、若くね?」。そんな話をフワフワとしていた気がします。旦那はもっとこう、松崎しげるさん的な姿を想像していたようで、驚きの白さにも感動していました。どういうことやねん。
あ!あと私が当日買ったグッズにもここで触れておきます。
まずはパンフレット。時田氏と下村女史の対談がとっても面白かった。対談系読むの本当に大好きなので、マジで買ってよかったです。一生大事にします。
そして見てくださいこれ。マグネットセットです。
超可愛くない?最初はパンフ以外買うつもりなかったんですが、隣から買っちゃえ買っちゃえという悪魔の囁きが聞こえてきたので…(責任転嫁)。毎日眺められるキッチンに飾ってニヤニヤと見とれてます。ちなみにこの絵柄は生島氏がアルトニアのコラボカフェにて書き下ろされていた色紙のものと一緒で、私もオルステッド×キューブの色紙を持っています。それも後で一緒に飾ろうかな。あ~ほんとかわいい。
まだまだ買いました。トートバッグとTシャツに、ランダムのワッペン。Tシャツは「記念に買っておいたら?」、トートバッグに関しては「買ったもの入れられる袋必要でしょ」…といった具合にまた悪魔が私の耳元で囁いてきたので、買っちゃいましたよもう…。ありがとう旦…悪魔!そういえば、会場ではコレクターズエディションの詫びT着てる人も多かったですね。私はちょっと着ていく勇気なかったですが(笑)詫びセリフが完全にネタになってるの本当好き。
ワッペンは旦那が2つ購入し、出たのはロゴと心山拳老師でした。ロゴを狙ってたみたいなのでテンション上がりました。写真を撮るのが面倒臭くて(素直~)、添付がなくてすみません。
そんなこんなで公演再開のアナウンスが入りましたので、引き続き後半も思い出しながらレポート再開です。
功夫編
超絶大好きな功夫編!いやいや後半くんさぁ、功夫編のこの曲から始まるってさぁ…。最高じゃよッ!!!これは本当にマジで死ぬほど聴きまくっている大大大好きな楽曲なので、心して聴き入りました。
功夫編のライブアレンジは全体的にサントラに忠実といったイメージで、あの切ない物語を脳内でプレイバックしながらも演奏がスッと心に響き渡るような、何とも言い難い良さがありました。ゲームコンサートではよくある"ゲーム中の映像を背景に映し出す"というような演出は今回ありませんでしたが、それでも演奏を聴いていると、不思議と勝手に脳内でゲームの映像が流れ始めるんですよね。私はレイを師範にしましたが、クライマックスで「お師匠さあああん…!!!」と涙するシーンは数多くの物語があるライブアライブの中でも群を抜いて泣ける場面だと思ってます。この楽曲を聴くと、それが思い出されてもういつでも泣けちゃうんですよねぇ…。すみません、功夫編はこの曲が好きすぎてこれ以上は文字数が限界突破してしまうのでここまでにしときます。クソ~~早く円盤見たい~~~!!!
幕末編
ついに来ました、こちらも大好きな幕末編。いや全部大好きやないかい!というツッコミは置いておいて、マジで本当に好きなんですよ幕末編。まず私がリメイク版で初めてプレイした思い入れの強い編というのもあるし、何より曲が最高にカッコいい。和楽器の音色が大好きなので、あの、本当に好きです(語彙力喪失)。
ここではMCが入り、ゲストのHIDE×HIDEさんが登場!初めてお目にかかりましたが、この方々も名の知れた和楽器奏者ということで、めちゃくちゃ楽しみにしてました。
演奏が始まると、早速三味線と尺八の和風な音色が会場に響きます。パーカッションのはたけやま氏が叩く太鼓の音もなんと気持ちの良いことか。なんつーか、ちょっとここら辺は私の語彙に限界があってうまく表現できないわ。一言で言うと「美しい」。それに尽きます。日本に生まれて良かった、そう思える和楽器の美しさを存分に堪能できました。この楽曲はベースの音も凄い好きで、和楽器の音色と綺麗にマッチしている感じがなんかもう、本当に好きなんですよ。ダメだ、足りない…私には言語が足りない。
そしてこちらもめっちゃんこ大好きな曲で、HIDE×HIDEのお二人が奏でる音が心地良すぎて、もうひたすらに幸福感爆発してました。本当に早く映像が見たい…。この「忍音」という楽曲、おぼろ丸が命を受け尾手城に潜入してからひたすら聴き続けるメインBGMなんですが、やり込みが多くどうしてもプレイ時間の長くなる幕末編において、何と言いますか当たり前なんですけど「この曲以外ありえない」という気持ちで聴き続けられる本当に気持ちの良い楽曲なんです。なのでライブで聴いていても、純粋に「あっ終わり…!?もっと聴いてたい!」ってなりました(小並感)。
すみません、全曲分書きたいので、全曲分書きます。
戦闘曲の「殺陣!」、こちらもまたテンポアップしたカッコイイ和風ロック。尺八の音色がまた恐ろしく美しくて、感動しすぎて泣いてた気がします。この曲は主旋律の和音がとにかく綺麗すぎるんですけど、それがライブでも完全に再現されていて…泣きました。これ、たぶんキーボードがハモってた感じですよね?尺八に詳しくないので何とも言えないんですが流石に尺八が一人でハモってたとかではないですよね?キーボードの手元を見てたら旋律と同じ動きをしていたので、たぶん前者だと思うんですが本当に綺麗でひたすら感動的でした。マジでもう一度聴きたい。HIDE×HIDEさん、本当に素敵な演奏をありがとう…
中世編
さて、一通りの物語が終わり、いよいよ中世編です。中世編ときたらもうあとは最終編まで突っ走るのみ、みたいなところありますよね。ライブも実際そうなりまして、ここからは一気にラストまで駆け抜けるぜ!みたいな感じでした。
中世編で私がダントツ一番好きなのがこの戦闘曲。ストリングス部隊の音ばかりに耳を傾け続けていたらあっという間に終わっちゃいました。中世~ラストは今までよりさらに弦やピアノが映える楽曲が多いのですが、どうしてもバンドメインの編成なので若干そっち方面の音が埋もれがちに感じてしまって。もっとリラックスして全体の音を感じるべきだったなと反省しました。でも、カッコよかったなぁ。ストリングス主体と言いつつも途中から入るギターソロが死ぬほどカッコいいのよ。オルステッドの切ない物語にぴったりな盛り上がり方がめっちゃ良い。
「MEGALOMANIA」、超楽しみにしてた!!!のですが、こちらもちょっと拍子抜けしてしまったところがあり…どのくらいの人が同じことを思ったのかは分かりませんが、少なくとも私と旦那はすぐに「ん?」となってお互い顔を合わせてました(笑)。でも嘘偽りないレポートにするためにも本音はしっかり書いていきますよ。
してそれが何だったかというと、一番大事なメインの主旋律、キーボードの音。バンマスであるらしい上倉氏のキーボード、今までめちゃくちゃ最高な音と演奏技術で楽しませてくれていましたが、「MEGALOMANIA」ではテンションが上がりすぎていたのか音ズレ感と音自体の浮いた感じがどうしても拭えず、多少なりとも音楽を齧ってきた私たちにとってはちょっとだけ違和感が。もちろん、全体的な演奏としてはめっちゃ最高でしたよ!終わった後も「キーボードの人、あの瞬間だけ熱中症になってたのかも」なんて話をしたりして(笑)。夜公演ではどうだったか分かりませんが、これもライブ特有と言いますか、良き思い出です。そしてのちに別の理由で上倉氏が「詫び倉」と呼ばれていたのにも笑いました。上倉氏、笑ってばかりでごめんなさい~。キーボードもアレンジもクソカッコよかったです!
そしてそして何ということでしょう、ハルマゲドンエンドが発動してしまったではありませんか。詫び倉!?(違う)
まさかこれがライブで聴けるなんて思いませんでした。このエンド、めっちゃ好きなんですよ。絶望感が凄まじいし、予期せぬ感じで突然始まるエンディングなので心のどこかにポッカリ穴が開く感覚も最高。そして下村女史、見事にそれを再現しているなぁと思いながら聴いていた曲でした。
最終編
最終編のお気に入りはまずこちら!ラスボスである魔王オディオの第二形態、ピュアオディオ戦。「ILLUSION…」からの流れがマジで完璧です。ライブでもハチャメチャに緊迫感があって超カッコよかった。
そしてこの後、「GIGALOMANIA」に続くわけなんですが…あのイントロのピアノ。冒頭で語ったニンダイでのリメイク初発表時に使用されたあのピアノ!もはやこれを聴くために来たといっても過言ではないくらい大好きな部分だったので、生演奏で聴けてとびきりに幸せでした…。「リメイクに大きな追加要素はない」と断言していた時田氏の、昔からのファンにとっては特大ハッピーな裏切りである「GIGALOMANIA」。リメイク版サントラはサブスクにないのでここには載せられないのが残念ですが、この曲のためにサントラを購入すべきとゴリ押ししたいくらい、最高の一曲です。オルステッドがオディオと決別する姿、しっかりと脳裏によみがえりました。
ラストはもちろんこのエンディング!主人公たち全員を仲間にして終えると見れる、全員で迎えるハッピーエンドです。この曲の良いところは、各編のテーマメドレーになっているところ。FF6で見たあれですよ。ライブでもバッチリ再現されており、西部編や幕末編パートでは各ゲストも再登場。作中同様みんながひとつになってライブを作り上げていて、まさに集大成といったムードに大感動でした。
アンコール
演奏が終わると大きな拍手の嵐。アンコールあるのかな~?なんて話していたその矢先にアンコールの手拍子へと変わっていったので、まだ終わりじゃないのかあああうおおおおお!!!!という嬉しさと期待で胸がいっぱいに。
ただ、アンコールいうても「もうやれる曲ないやん…?」って感じだったんですが、MCでワクワクさせられた後にまさかのこの曲が!
伝説のボーナストラック「Battlissimo」でした!
ゲーム中では使われていないですが、サントラで聴きながらドチャクソカッコいいやんけと思っていたこのアレンジBGM、これがさらにライブ版となってアンコールで堂々登場したのでもうテンションブチ上がりまくりです。この楽曲も各編のテーマが詰め込まれていて、何ならちょっと残念に思っていた先程の「MEGALOMANIA」のフレーズもガッツリ使われている曲だったので、「ありがとう…本当にありがとう…」でしかありませんでした。
そして、会場のボルテージは最高潮のまま「GO!GO!ブリキ大王!!」が始まり、影山のアニキが再登場!!やっぱり最後はアニキだー!!!アンコールの特別アレンジバージョン、最高にカッコよかった…!Twitterで他の人も言ってましたが、「アニキの単独ライブだったっけな?」と錯覚するくらいに会場を盛り上げる力が強くて、マジでラストに相応しいラストといった感じでした。
おわりに
ということで、最初から最後まで熱くて切なくてオシャレで美しくて全てがカッコいいライブが無事に終演。私としての個人的な感想は、「本当に来れてよかった。」この一言以外にありません。いや、あるんだけどねめちゃくちゃ。一通り感想は書けたので良しとします。
それよりもすごく嬉しかったのが、旦那がとっても楽しんでくれていたこと。
ライブが終わってから帰り道ずっと「今日楽しかったねぇ」「ライブ良かったねぇ」「この曲がカッコよかったねぇ」と事あるごとに話してくれるのがまあ嬉しいのなんのって。ツイートの通りゲームも気付いたらめっちゃ進めてて、真エンドもSAD ENDもNEVER ENDも回収してました。しかも意図せずヘッドプラッカーを倒してたり、100回逃げるヒントを伝えたらそれも夜な夜なこなしてデスプロフェットをも倒してたりして、なんか…なんかもうこちとらすごい心境ですよ。さらには「俺もコラボカフェ一緒に行けば良かったなぁ」と言う始末。カフェは2回行きましたがどちらも私ひとりだったので、次があったら今度は一緒に行こうwと約束しました。
私の周りには気持ちいいほどにライブアライブのオタクがひとりもいないので、こうしてネット上でブツブツ独り言を書き連ねるしかなかったのですが、まさかこんな身近に同志ができるなんて…。ありがたい限りです。
さて、来年はライブアライブ30周年特別イヤーですね。何が起こるんだろう…!時田さん、イベント盛り沢山で頼みます!
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。