2024年宝塚記念考察
今年前半最後のG1宝塚記念になりました。週中に一度更新しようと思っていたのですが、タイミング悪く仕事でエネルギー使ってしまい、文章を書く余力がありませんでした。
宝塚記念に関しては、早い段階から決めていたのがプラダリア。要するにナリタセンチュリーなのでは?という事で、京都の宝塚記念に向けて大阪杯も期待通り負けてくれました。
2006年 第47回宝塚記念 5枠07番 ナリタセンチュリー
2024年 第65回宝塚記念 5枠07番 プラダリア
枠順を見てちょっと出来過ぎかなと思わなくもないですが、ここは素直に受け取ろうと思います。とはいっても2着になるという想定。
本命はドウデュース。ダービー馬が古馬になって京都競馬場のG1を勝つというのは結構難しいようで、グレード制以降、数えるほどしかいません。
1985年 天皇賞(春) シンボリルドルフ
1999年 天皇賞(春) スペシャルウィーク
2006年 天皇賞(春) ディープインパクト
2006年 宝塚記念 ディープインパクト
2007年 天皇賞(春) メイショウサムソン
最後に京都競馬場のG1を勝ったのが2007年のメイショウサムソンですが、それより当たり前と言えば当たり前ですが、勝っているのは基本的に天皇賞(春)。唯一天皇賞(春)以外を勝っているのがディープインパクト。なので、基本的には天皇賞(春)を勝つべきだと思います。
ただし、シンボリルドルフ以外の3頭に共通するのが「有馬記念を勝っていない」という点です。有馬記念を勝たない状態で天皇賞(春)を勝つという事をスペシャルウィーク以下3頭がやっているのですが、有馬記念を先に勝ってしまった場合どうなるのか?
1996年 天皇賞(春) 02着 ナリタブライアン
2011年 天皇賞(春) 11着 オルフェーヴル
先に有馬記念を勝った状態で京都の天皇賞(春)に出走した2頭は、2着、11着と勝てていません。有馬記念を勝った、それも3歳でというルドルフになった状態では古馬の京都G1は勝てないという事かなと思います。
その点、ドウデュースは4歳で有馬記念を勝ち、出走する古馬の京都G1も天皇賞(春)ではなく宝塚記念記念というのが非常に上手いのでは?と感じる部分です。阪神競馬場の改修があり、今年の宝塚記念が京都になるという番組が昨年6月にわかっていた時点で、ドウデュースは有馬記念を勝ち、翌年の宝塚記念を見据えていたと言ってもいいのではないでしょうか。
2歳、3歳、4歳、そして5歳でG1を勝つというのはメジロドーベル、ウオッカ、ブエナビスタと全て牝馬。牡馬ではこれをやった馬はいませんが、牝馬の3頭は全て阪神ジュベナイルフィリーズ馬。要するに阪神の2歳マイルG1馬だという点です。ドウデュースは阪神の2歳マイルG1の朝日杯フューチュリティステークス馬だからこどこれを達成出来るのではないかと思います。
阪神のG1大阪杯馬として京都G1を勝つというキタサンブラックと同じ事をベラジオオペラがやる可能性、ディープインパクト同様に京都の天皇賞(春)馬が京都の宝塚記念を勝つ可能性も考えなくはないですが、ドウデュースを本命にしたいと思います。
相手に付け足すとするなら牝馬ルージュエヴァイユ。有馬記念同様に同世代牝馬を相手にするという決着はありかなとふと思ったので追加してみます。
◎ドウデュース
〇プラダリア、ルージュエヴァイユ