2024年ジャパンカップ3
最終的にはプラダリアが回避し14頭になった今年のジャパンカップ。注目のチェルヴィニアの枠ですが、同枠になったのはドゥレッツァでした。チェルヴィニア自身が来る可能性はもちろんあると思いますが、勝てている3歳秋華賞馬はシンザン記念を勝った牝馬三冠馬である事、昨年のリバティアイランドが牝馬限定戦のみで2着だった事を考えても2着までと思います。
ではドゥレッツァが来る可能性はないのでしょうか?枠順を見て同枠馬がドゥレッツァなのを見た時はちょっと違うのかな?とも思いましたが、春季二冠未出走の明け4歳の菊花賞馬として考えてみれば、オウケンブルースリであり、キセキではないか?という可能性に気付きました。詳細は下記に書きますがちょっと冒険して、ドゥレッツァを軸に(2着かな?)参加してみようと思います。
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ドゥレッツァの可能性
ドゥレッツァについては、オウケンブルースリであり、キセキではないか?という点については上に書いた通りですが、それは春季二冠未出走という点の他に、菊花賞後の戦歴にもポイントがあると思います。
オウケンブルースリとキセキ、ドゥレッツァの違いがあるとすると、それは3歳時のジャパンカップに出走歴です。キセキとドゥレッツァは3歳時はジャパンカップ未出走。ただ、この3歳ジャパンカップ出走
の意味を考えるとキセキもドゥレッツァも同じだという見方が出来ます。それは何か?というと、菊花賞後に外国馬と走るという点です。
キセキは3歳時の香港ヴァーズに出走(9着)、ドゥレッツァは今年のインターナショナルステークス(5着)と、それぞれ海外G1で外国馬と走っています。ここでふと何かに思い当たるのですが、菊花賞後に外国馬とG1で走った菊花賞馬のルーツはどの馬になるのか?という点です。言うまでもなくそれはシンボリルドルフです。
1984年に外国馬と走れるG1競走はジャパンカップしか選択肢がなかった訳ですが、シンボリルドルフの3歳時のジャパンカップ出走がオウケンブルースリやキセキに繋がっているのではないのか?と。春季二冠未出走=春季二冠を負けていない菊花賞馬という事ですので、勝ったか負けたかで言えば三冠馬と同じ。シンボリルドルフの3歳ジャパンカップ出走を「ダービー馬」として見てるとわからないのですが、「菊花賞馬」として見ればオウケンブルースリやキセキがくっきり見えるような気がします。
他にも同様の菊花賞馬では、デルタブルースが3歳時にジャパンカップ3着をしていますが4歳時は未出走、ソングオブウインドは3歳時に香港ヴァーズ4着のまま引退、フィエールマンは4歳時に凱旋門賞12着後にジャパンカップ未出走となっています。なかなか4歳時のジャパンカップにたどり着けていません。
ドゥレッツァが外国馬と走ったのが4歳になってからという点は違いとしてありますが、それよりは天皇賞(春)を負けている方が傷になっている可能性はあるかも知れません。難しい所です。
外国馬と走るという点についてはジャパンカップを勝ったり2着になっている菊花賞馬(その殆どが三冠馬)も同様にジャパンカップか海外G1を走っています。三冠馬でない所ではエピファネイアがクイーンエリザベス2世カップを走ってたりするのが特徴的です。ゴールドシップの天皇賞(春)のようにジャパンカップ以外の国内G1はカウントされなさそうです。
唯一例外的なのがキタサンブラックでしょうか。ちょっと規格外。違いはキタサンブラックだけはダービーの掲示板外敗退馬の菊花賞馬として4歳時に出走しています。その他の4歳時に出走している菊花賞馬はジャパンカップを連対してるか否かに関わらずダービー馬、ダービー2着馬、ダービー掲示板敗退馬、ダービー未出走馬です。3歳の東京芝2400mG1で言い訳なしに負けている(ただし京都大賞典で芝2400mを勝ち直している点は注目)のがキタサンブラックという点は今後の4歳菊花賞馬(今年のアーバンシックなど)の取捨に関係しそうな点です。
○ドゥレッツァ