2024年桜花賞考察2
前回の桜花賞の考察では、阪神ジュベナイルフィリーズ馬について書いてみましたが、阪神ジュベナイルフィリーズを負けて桜花賞馬になった馬についても考えてみたいと思います。該当馬は8頭。
2000年 チアズグレイス
2002年 (地)アローキャリー
2004年 ラインクラフト
2008年 レジネッタ
2013年 アユサン
2014年 ハープスター
2015年 レッツゴードンキ
2017年 レーヌミノル
この内、直前走重賞から阪神ジュベナイルフィリーズ出走したのが5頭(全て連対歴あり)、それ以外から阪神ジュベナイルフィリーズに出走したのが4頭(資料1参照)。
●直前走が重賞
2004年 ラインクラフト
2013年 アユサン
2014年 ハープスター
2015年 レッツゴードンキ
2017年 レーヌミノル
●直前走が重賞以外
2000年 チアズグレイス
2002年 (地)アローキャリー
2008年 レジネッタ
最終的に桜花賞トライアルを経由するのは共通していますので、今年で言えば阪神ジュベナイルフィリーズの2着ステレンボッシュ以下の馬は桜花賞馬になりたければ最低限トライアルを走るべきなのかなと思います。ちなみにステレンボッシュは直行だそうです。
今年、直前走が重賞だったグループで注目なのは京王杯2歳ステークス馬コラソンビートで、フィリーズレビューに出走予定です。同じ京王杯2歳ステークス2着からやって来たレーヌミノルがいますが、フィリーズレビュー前に別定戦のクイーンカップに出走。この別定戦出走歴はレーヌミノルだけが持っていて、コラソンビートも2歳時にダリア賞を走って勝っています。このダリア賞勝ちというのが必要なのかどうか。
一方、直前走が重賞以外だったグループは年明けにエルフィンステークスを通っている点。今年のエルムステークスには一頭だけ阪神ジュベナイルフィリーズ出走歴馬がいましたが、それが2着だったスウィープフィート。チアズグレイス、(地)アローキャリー、レジネッタと比較して着順、人気がどうなのかという判断はお任せするとして、来週のチューリップ賞で優先出走権を取れるかどうかは非常に興味があります(取れなければその時点で終わり)。チューリップ賞では武豊騎乗予定です。
阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬で桜花賞馬になれそうなのはコラソンビートかスウィープフィートかなと思います。