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はやぶさ2が持ち帰った石ころって何なん?

 どうも、理科の星座授業について記憶がない空条浩です。天文学は小学生の時点で挫折しましたね。夏の大三角とか冬の大三角とかよくわかりません。
 そんな僕にも惑星についてイラスト付きでわかりやすく教えてくれる本がこちら。

 なんで太陽が光るの? とか惑星ってそもそもなに? という基本的なところも教えてくれるのでいい本です!

 さて「はやぶさ2が無事帰還した!」とはいうものの、それがどれくらいすごいのかってわからないじゃないですか。「小惑星リュウグウのかけらを持ってきた! すごい!」って……ついこの前の僕だったら「ただの石ころやん」と思っていたんですが実は違う。それではなぜ小惑星のかけらがただの石ころじゃないのか見ていきましょう。

1.小惑星は太陽系誕生の資料

 いきなりスケールでかい。でもそうなんです。地球などの惑星と小惑星の違い。それは"生まれてからあまり変わってない"ことなんです。

 惑星は重力が中心に向かってるためバランスを取るために丸くなる。さらに周りにいる星を重力で引き寄せたりするため、形が変わっていきます。

 一方小惑星は他の天体を引き寄せる力は無いし、丸くなるほど重力もない。つまり変化していない、保存状態のいい資料ということになります。太陽系が生まれてから変化しない小惑星には、何かヒントが隠されているはず。その点で資料としての価値が高いんですね。

2.小惑星は惑星の進化前?

 さて、話は2号から初代はやぶさに移ります。初代はやぶさと言えば調査したのは小惑星イトカワ。画像で見たとき、お菓子のかりんとうみたいだなあと思いました。細長いけど丸が2つくっついたような形で。あれ、もともと大きな天体だったのが他の小さい天体と衝突してバラバラになり、その破片同士が合体したんじゃないの? って言われてるみたいなんですよ。石なのに合体するんだ! すごい!

 他にももっとすごい星が火星と木星の間にある、準惑星ケレス。微惑星の時から衝突合体を繰り返して今では半径476km。リュウグウは870mなので、長い間相当下積みをしてきたんだなと、その苦労がうかがえます。もちろん惑星には木星みたいにガスで出来てるものや天王星みたいに氷で出来てるものなど様々なので一概には言えないかもしれませんが、小惑星は惑星の進化前っぽい? 惑星誕生のヒントが隠されていそうです。

3.なんで太陽系とか調べるの?

 じゃあなんで太陽系とか調べるの? ロマンチックだけどだから何? って思うじゃないですか。でも実は、他の星や惑星の成り立ちを知ることって結構重要だったりします。

 例えば、水星みたいに太陽に近過ぎる星があったり、木星みたいなガスの塊みたいな惑星があるからこそ、地球がどういう星かが見えてきたわけです。惑星の成り立ちを知って、それがどのように消えるのかを知ることができれば、これからどんな危機が予想されるのかわかりますよね?

 そう、他の星を調べるということは、どうすればこれからも安全な生活を送れるのか、ということにつながってくるんですね。そう考えると天文学とか宇宙とかって、生活からかなりかけ離れたものと捉えていましたが、その生活を支えていたものなんだなと、近くに感じませんか?

 とまあそんなこんなで、はやぶさ2は偉かったという話でした。おかえりはやぶさ2! 現場からは以上です!

お金が入っていないうちに前言撤回!! ごめん!! 考え中!!