[創作] 時蕎麦 第1030幕
ここは 飯屋を営む 幽霊の お菊さんの店
毎日 大繁盛の日々・・・
お菊さん 今日の蕎麦 美味かったよ
ごっそさん お愛想!
いくらだい
九文よ
細かいので悪いなあ
一枚 二枚 三枚 四枚
ところで 今何時だい?
五つ時だけど
そうかい じゃあ 六枚 七枚 八枚 九枚と
また 寄らしてもらうよ・・・
毎度 おおきに
お客さんも いなくなったことだし そろそろ 店じまいでもしようかしら
今日も 忙しかったわね
今日の売り上げは? っと
一枚 二枚 三枚・・・八枚
一枚 二枚 三枚・・・八枚
一枚 二枚 三枚・・・八枚
一枚足りない・・・
うらめしや・・・
飯屋だけに?・・・🤣
え〜 ここで なぞかけを
お題は 『時蕎麦』で・・・
整いました
時蕎麦とかけて 幽霊の お菊さんと解く
その心は・・・
どちらも お足が足らないようで・・・🤣
(あとがき)
今回のお話は、いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけましたか?
クスって笑っていただければ幸いです。
今回の話、ご存知落語の『時蕎麦』と、怪談の『番長皿屋敷』のお菊さんをオマージュした作品となっております。
実は、朝の3時過ぎに突然頭の中に『時蕎麦』と『お菊さん』というワードが降りてきて、「ああ、そういえば、どちらも一枚、二枚・・・って数えるよなあ。一つに合体しちゃおう。なんか面白くなりそう」って思って、すぐに起きてパソコンに向かったわけです。
物語を書いているうちに、自然と『なぞかけ』も降りてきました。
作った私が、一番楽しんで、面白がって、腹を抱えて笑っていたようです。
俺って、天才?・・・自画自賛?🤣
笑う門には福来る!
いつもご覧頂きまして 有難う御座います。
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では また次のnoteで お会いしましょう。