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[詩] 棚から牡丹餅 第49幕
神棚に 牡丹餅を お供えする
手を 離そうとした その瞬間
神棚から 牡丹餅が 皿ごと 落っこちた
慌てて 両手で 牡丹餅を 皿ごと受け取める
危うく 落とすところだったと 胸を撫で下ろす
仏壇に 牡丹餅を お供えする
手を 離そうとした その瞬間
まともや 牡丹餅が 皿ごと 滑り落ちそうになる
慌てて 手で 皿を 押さえる
なんたること
今日は 棚から牡丹餅 2連発
なんたるシンクロ なんたる奇跡
きっと今頃 親父と お袋は 仏壇の中で
口とホッペに 小豆を付けながら
牡丹餅を 美味しそうに 食べているだろう
そんな 光景が 目に浮かぶ
私も 美味しく 牡丹餅を 食べる
会社に行けば 出張帰りの 部長からのお土産 これは 奇跡 棚から牡丹餅
用事を思い出し 電話をかけようと 手を伸ばした その途端
目の前に 相手が ひょっこり 顔を出す これも 奇跡 棚から牡丹餅
車に乗れば どこまで行っても 青信号 これも 奇跡 棚から牡丹餅
家に帰れば カミさんが笑っている その笑顔も 奇跡 棚から牡丹餅
なんと 夕飯のおかずが 一品増えている これも 奇跡 棚から牡丹餅
毎日の 何気ない事柄に 小さな奇跡を 探していく
明日は もっと 大きな奇跡が 起こるだろう
生きているだけで 毎日が 奇跡 きっと これも 棚から牡丹餅
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