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「おかえりモネ」についてつぶやいてたtweetがあれこれ繋がりはじめ循環しはじめてきたので、こちらに整理していきます。tweetする際「これがその背景なんですー」と説明するためにリンク貼りがちです。

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「おかえりモネ」についてつぶやいてたtweetがあれこれ繋がりはじめ循環しはじめてきたので、こちらに整理していきます。tweetする際「これがその背景なんですー」と説明するためにリンク貼りがちです。

マガジン

  • 「おかえりモネ」あれこれ読解

    「おかえりモネ」の読解&考察集です。最終回を終えて、結末がわかりましたが、 それぞれの考察時点の見解としては特に大きく読み違えてないと思ったので、そのまま残しておきます。

最近の記事

最終回を終えて〜私が思う「おかえりモネ」

個人的な吐き出し浄化目的なのでかなり冗長です。最後まで観終えてから言おうと思っていた事をツラツラ書いてます。さして内容ないです。あしからず。 総括「おかえり、モネ」と優しくタイトルを回収し、最後の主題歌とともに最大に被害を受けた及川家全員の思いを乗せた新たな船(ほぼ自腹)で出港した甲板で「行くぞーーーー!」と叫ぶ華やかな門出のシーンを飾った「及川亮」がやはり今作の朝ドラのヒロインだったなと思います。 あんな晴れ晴れとした華やかなシーンが最終回の記憶として焼きついているのに

    • 「おかえりモネ」は『心の復興』の物語。安達奈緒子による令和版手塚治虫『ブッダ』

      まず前提として、手塚治虫『ブッダ』は宗教書ではありません。お経の文は出てきません。 ーー内容は仏教を踏まえた手塚哲学・手塚イズムです。 火の鳥もブラックジャックも伝えているメッセージはほぼ同じです。 実際、手塚治虫はインタビューで『ブッダ』を「釈迦の大河ドラマを通して「人間が生きるということ」を描いた」と語っています。 ”仏教と人間が生きるということを結びつけて1つの大河ドラマ、ビルドゥングスロマン(主人公の内面的な人間形成の過程を描く作品)のようなものを描きたいと思

      • 「おかえりモネ」〜菅波光太朗の人物像考察

        「菅波光太朗」…モネと1話から登米で出会い並走している「菅波光太朗」。医者、サメ大好き、ホルン患者がトラウマ、右脳が弱い…特徴は多いですが、意外と与えられている情報が少なく人物像が漠然としています。ただ、どうみても「おかえりモネ」のキーパーソンです。 坂口健太郎が繊細に作り上げたキャラが素晴らしく愛らしく人間味を与えていて気になりにくいですが、彼の背景を読み解くことも「おかえりモネ」を理解するのに避けて通れないと考えたので、深掘りし、整理していきたいと思います。 菅波光太

        • 「おかえりモネ」〜菅波のカウントダウンを読み解いてみた

          トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)を行っています。(→詳しくはこちらのnote) 菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっていいると考察を重ねてきました。 その中で、ずっと気になっていたことがあります。 菅波はモネと東京で一緒に過ごす時間をカウントダウンしがちだということ。そして洗濯機の表示が妙に印象に残る

        • 最終回を終えて〜私が思う「おかえりモネ」

        • 「おかえりモネ」は『心の復興』の物語。安達奈緒子による令和版手塚治虫『ブッダ』

        • 「おかえりモネ」〜菅波光太朗の人物像考察

        • 「おかえりモネ」〜菅波のカウントダウンを読み解いてみた

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        • 「おかえりモネ」あれこれ読解
          17本

        記事

          「おかえりモネ」心の洗濯⑤〜菅波メール「洗濯」→「選択」は成長の順番

          トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)を行っています。(→詳しくはこちらのnote)  菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっています。ここではその「心の洗濯」につながる要素の中で「菅波先生の長文メールの打ち間違い」をピックアップして整理してみます。 菅波メール「洗濯」→「選択」は成長の順番 登米は洗濯機の

          「おかえりモネ」心の洗濯⑤〜菅波メール「洗濯」→「選択」は成長の順番

          「おかえりモネ」心の洗濯②〜『コップの実験』は溢れ出した心の傷

          トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)を行っています。(→詳しくはこちらのnote)  菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっています。ここではその『コップの実験』シーンをピックアップして整理していきたいと思います。 「心の洗濯」=「トラウマ回復」≒「心の復興」 です。 『飽和水蒸気量』は抱えられる心の容

          「おかえりモネ」心の洗濯②〜『コップの実験』は溢れ出した心の傷

          「おかえりモネ」心の洗濯③〜『手当て』は心の治療『熱伝導』は効果効能

          トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)を行っています。(→詳しくはこちらのnote)  菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっています。ここではその「心の洗濯」につながる要素の中で「手当て・熱伝導」をピックアップして整理してみます。 『手当て』は治療の基本〜からだの痛みに対して東京編から、物語の登場人物によ

          「おかえりモネ」心の洗濯③〜『手当て』は心の治療『熱伝導』は効果効能

          「おかえりモネ」心の洗濯①〜『五常訓』は心のバランスが大事!との教え

          トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)を行っています。(→詳しくはこちらのnote)  菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっています。ここではその「心の洗濯」につながる要素から『五常訓』をピックアップして整理していきたいと思います。 『五常訓』はバランスが大事!との教え まずは、1話からサヤカと毎朝唱えて

          「おかえりモネ」心の洗濯①〜『五常訓』は心のバランスが大事!との教え

          「おかえりモネ」〜モネにとっての太陽

          おかえりモネは「水の循環」のお話です。 龍己「その山の葉っぱさんたちが、海の栄養になんのさ。山は海とつながってるんだ。なんも関係ねえように見えるもんが、何かの役に立つっていうことは、世の中にいっぱいあるんだよ」百音「じゃあみんな誰かの役に立てんの?」 何度も何度も繰り返される「水の循環」を説明するセリフから、「そこにいるだけでみんな誰かの役に立っている」ことが、この物語で最も伝えたいことのひとつだと感じています。 その「水の循環」で、大切な役割を担っているのが「太陽」で

          「おかえりモネ」〜モネにとっての太陽

          「おかえりモネ」〜黄色・ロゴ・主題歌…散りばめられた「そこにいるだけでいい」とのメッセージ

          おかえりモネは「水の循環」の物語です。 龍己「その山の葉っぱさんたちが、海の栄養になんのさ。山は海とつながってるんだ。なんも関係ねえように見えるもんが、何かの役に立つっていうことは、世の中にいっぱいあるんだよ」百音「じゃあみんな誰かの役に立てんの?」 何度も何度も繰り返される「水の循環」を説明するセリフから、 「そこにいるだけでみんな誰かの役に立っている」ことが、この物語で最も伝えたいことのひとつだと感じています。 そのメッセージを伝えるために「おかえりモネ」全話通して

          「おかえりモネ」〜黄色・ロゴ・主題歌…散りばめられた「そこにいるだけでいい」とのメッセージ

          「おかえりモネ」〜亮と未知の優しい関係

          亮と未知の関係を読み解くにあたり、菅波と百音も同様の関係を築いていることが前提となります。 登米で同時期に出会った「菅波とモネ」は偶然にも2人で「自助グループ(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)」が成り立ち、トラウマ回復のニコイチとして「心の洗濯」をしていました。(→「菅波とモネ」はこちらのnoteにまとめています) これまでの話を辿ると、亮と未知もまた同じようにニコイチでトラウマ回復の自助グループ活動をしているように受け取れ

          「おかえりモネ」〜亮と未知の優しい関係

          「おかえりモネ」〜「誰かの役に立つ」ということ 「何もできなかった」ということ

          何度も何度も出てくる「誰かの役に立つ」という言葉。「あなたのおかげ」「あなたがいてよかった」と表現を変えて至るところに出てきます。 この物語での「誰かの役に立つ」ということ。その「誰かの役に立つ」と対になって出てくる「何もできなかった」という思いについて整理していきたいと思います。 「誰かの役に立つ」ということまず、2話から何度も回想で登場する「水の循環」の説明セリフ。 この回想シーンで「誰かの役に立つこと」がざっくりと説明されています。 龍己「その山の葉っぱさんたちが、

          「おかえりモネ」〜「誰かの役に立つ」ということ 「何もできなかった」ということ

          「おかえりモネ」〜「心の洗濯」の場面

          2014年。トラウマを抱えて登米に来たモネと菅波は偶然が重なり「トラウマ回復のニコイチ」として自助グループ活動(同じような傷を負う者がグループとなり、感情を共有しながら心の傷を癒していく治療)をはじめていると読み取れました。(→詳しくはこちらのnote) 菅波とモネは2人で過ごす時間そのものが、2人の「心の洗濯」になっているようです。 ここではその「心の洗濯」につながる要素をピックアップして整理していきたいと思います。 「心の洗濯」①〜『五常訓』はバランスが大事!との教

          「おかえりモネ」〜「心の洗濯」の場面

          「おかえりモネ」〜菅波とモネの優しい関係とは〜登米編

          登米でのモネは次の2軸で動いています。 ①「心の復興」を進める ②「気象予報士の資格試験取得まで」 このnoteでは【①「心の復興」を進める】ことについて、整理していきたいと思います。 整理していくと、菅波とモネは「心が復興」するまでの間お互いが欠かせない存在であり、それは運命的な優しい関係といえます。 モネはどんな子か?亮との関係を壊した「水」をモネは受け入れられないでいることが、別noteのインデックス「モネのトラウマは「水害」で整理し、見えてきました。 とにか

          「おかえりモネ」〜菅波とモネの優しい関係とは〜登米編

          「おかえりモネ」〜モネからりょーちんへの気持ちが読み取れる場面〜登米編

          上noteを受けて、モネから亮への想いが読み取れる場面をまとめていきます。モネは「何もできなかった」と自分を閉ざしており、気仙沼編に入っても本人は亮への気持ちを自覚しません(病的なほどに)。ここでまとめるのは潜在的に根底に敷かれているモネ→亮への想い〈愛〉です。 まずは登米編。 登米でのモネは2軸で動いています。 ①「心の復興」を進める ②「気象予報士の資格試験取得まで」 ①は主に菅波先生と共に歩んでいます。(別途noteにまとめてます) ②の学習サポートも菅波先生です

          「おかえりモネ」〜モネからりょーちんへの気持ちが読み取れる場面〜登米編

          おかえりモネは「水の循環」の物語〜その根底に流れるものは運命の2人の愛

          「おかえりモネ」は「水の循環」がストーリー骨子だ、「心の復興」がコンセプトだとtweetしてきました。その基本的な話しの流れは次の通りだと思っています。 水は 太陽エネルギーによって蒸発し、 雨となり、 森林で浄化し育まれ養分を含んだ後、 川で磨かれ、 海に帰ります。 栄養をたっぷり含んで帰った水は、海に潤いを与える。 そして、読み解くとたどり着くのは 根底に粛々と流れている、 ーー「震災で引き裂かれた運命の2人の物語」 要するに『「亮と百音」の愛の物語』です。 そ

          おかえりモネは「水の循環」の物語〜その根底に流れるものは運命の2人の愛