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春咲き一年草の引退と余生
5月が終わる。
近畿地方は2日前に梅雨に入ってしまったらしい。短い平穏な季節はすでに終わり、すぐにやってくる炎暑の日々へのつなぎ期間=高温多湿の我慢大会が始まったところだ。うん。つらい。
季節の変わり目。庭や公共の花壇では植物の植え替えが行われる頃だ。
植え替えのタイミングにいつも悩む。なぜならまだ春咲きの一年草が元気に咲いているから。
去年9月に種まきをして育てたビオラ。2月から少しずつ開花して、長期間きれいに咲き続けている。
咲いているからといって植え替えをしなければ、いつまでも夏の庭を作れない。夏の植物も早めに定植しないと生長が遅くなる。古い人が引退しないと新しい人は活躍できないっていう人間社会と同様に。
それで結局どうするかと言えば、花壇のビオラは根からまるごと抜いて、状態の良い苗は鉢に植え直す。なんやそれ植え替えちゃうやん、て事ですね。そうです。なかなか花を捨てられない。育てている人はみんなそうだと思うけど。
そのうち茎が間延びしてだらりんとなって(徒長という症状)花も小さくなっていく。そうなる限界までは鑑賞していたい。
毎年そんな感じで、年に2回は植え替えと植え直しをして、くたびれる。
ビオラの跡地には、まだ小さなコキア(ホウキ草)を植え込んだ。庭仕事は続く。そして6月がやってくる。