「自分とは」を言葉にすると
私は最近、HSPという言葉を知りました。
HSPとは「Highly sensitive person」=「人一倍繊細な人」のことらしい。
病気ではなく、人のもつ性質のことです。
5人に1人はいるとのことで、結構あるあるなのですね。
このサイトの説明、もう本当に私が書いたんじゃないかってくらい笑
とてもしっくりきました。
たとえば
・深く考えすぎてうまく返そうとして言葉に詰まる
・自信がない
・常に罪悪感を抱きやすい
・自分の近くで他人が怒られていると、体調が悪くなる
(結構気持ち悪さがでます)
・刺激を感じやすく、大きな音や眩しい場所、人混みが苦手
(これも同様に結構気持ち悪くなります。朝の通勤は絶対に降りたホームで少し休んで目的地に向かいます)
などなど。
最近はテレワークが多かったり、電車も混んでいなかったりするので
とても助かっています。
数年前ですが、新卒で入った会社(販売)で、年の離れた上司とうまくいっていないとき。コミュニケーションをとりたいのに、どんな雑談をすればいいかわからなかったとき。
同期から「そういう時は天気の話でもいいんだよ!」
とアドバイスをもらっても、
「でも上司もそう思ってるだろうから、天気の話なんかしたら
話すことが無いのに無理に話しかけてることを見透かされそうで
こわい、できない」
とぐるぐる考え、結果、うまくいきませんでした。笑
(今は年齢と共に少しマシになりました)
こんな心の動きをすることがたくさんあって、話したいけど話せなかった人も多くいます。本当に。
ただ、私はこのHSPという気質のラベリングがあることを知って、とても安心しました。
パズルのピースがハマった感覚。
些細なものごとに不安や恐れを抱いた時にも、
「そういう性質だからしょうがない」
と思えて、他の方向から考えたりがんばってみたり、諦めたりできるようになりました。
私が授業をもっている子の中だけでも、本当に様々な子どもたちがいます。
子どもたちは、周りの人を助けたり助けられたりしながら、段階を踏んで成長していく途中です。だから、自分がどういう性質をもつのかあまり意識していなかったり、言語化できなかったりします。そもそも「自分とは」の問いが難しい。
でも言語化できたら、「もうちょっと頑張ってみよう」とか、「割り切ってやめてみよう」とか、「違う角度から考えてみようかな」とか、
より善くより深く思考し、行動することができると思います。
大人ももちろんそうですが、子どもも、自分と向き合わなければいけないタイミングがやってきます。進学とか、就職とか。
だから、日々向き合う中で少しずつその子の「自分とは」を見つけ言語化していく手助けをすることが、その子の未来を助けるものになり得そうだな、と、
HSPという気質を知って、ぼんやり考えています。
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