PBR(株価純資産倍率)
今回はPBRについて解説していきます。
まずPBRとは(Price Book Value Ratio)の略で株価純資産倍率となります。
PERと同じく株価が割安か割高かを判断するための指標となりますが、PERと違いこちらは1株当たりの純資産に対して株価が何倍になっているかの指標になります。
計算式は一株当たり純資産÷株価となります。
つまり、PBRが1倍以下の場合は会社の純資産よりも時価総額が低く、会社を解散して資産を株主に分配した方が手に入る金額が多いということになります。
この指標も業種ごとに平均的な数値も全然違いますし、一括りに評価できるものではないのですが色々な会社をチェックしているうちに大体の感触は掴めてくると思います。
資産を多く持たないサービス業の企業などは比較的PBRが高くなる傾向があるなどかなり企業ごとに変わってくるので私はあまり参考にしない場合もあります。
また、以前東京証券取引所がPBRが低迷する企業に対し改善するように異例の要請をしました。
日本の企業のPBRはアメリカ市場の企業などと比べかなり低くそれだけ投資家に評価されていないと言えますので、もっと評価されるように努力しろということなのでしょう。
配当を増やす、自社株買いなどの手段などもありますがそれだけでは会社自体が変わるわけではないのでやはり企業の成長戦略などの具体的な情報や姿勢をアピールしていくことが一番効果があるのかなと思います。
今回の解説は以上となります。
日本株に投資している身としてはこれからもっと日本市場が盛り上がることを願っています。